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Clubhouseは楽しいけど、たぶん僕には関係のないものになるんじゃないか

みなさんクラブハウスしてますか?
僕はめっちゃしてます。どれくらいしているかというと、5日で36時間ログインするほど。

連日雑談部屋を開いて楽しんだり、自分の生活を丸一日配信したりなど中々の廃っぷりです。

そんなクラ廃の僕が感じたことが、掲題の通りでございます。なぜここまでエンジョイしているのにそう思ったのか、クラブハウスの仕組みと今後の流れの予想を交えてメモっていきたいと思います。

楽しいのは今だけなんじゃ

クラブハウスには、今後スパチャ(投げ銭)など何かしらクリエイターに対する収益の仕組みが用意されるようです。(詳細非公開)
クリエイターという言葉は、クラブハウスが公式で使用しているもので、最初にこの呼び方を見た時に察しました。
(今でもそうですが)クラブハウスは、人気者(または人気者を目指す人)の為のツールになるんだなということを。

Clubhouseのモバイルアプリはセレブや政治家などをクリエイターとして引きつけることに驚異的な成果を挙げている。

人気者の為のツールという点は今でもそうなので割愛するとして、人気者を目指す人の為のツールについて解説します。
また、人気者を目指したりしなくても、ただ自然に楽しめればいいんじゃないの?という意見もあると思いますし、僕もそうありたいと思っていますが、これも中々難しいのかなと考えてるので後述します。

現状のクラブハウスで人気の部屋は
1.著名人による部屋
2.タイトルの超尖った部屋
の2パターンです。
インフルエンサーではない僕らが、クラブハウスでのしあがろうとすると、(2)の戦略を取ることになります。
しかし、、、、クラブハウス単体で人気になろうとすると、毎回尖った部屋を開催するのか、まだ世に知られてないはちゃめちゃな個性を持った方が定期的に面白い番組作りをするのか、をやっていかなければなりません。
これはYouTubeでも同じですね。
1でも無いし2も出来ない僕にはこの時点で、クラブハウスで人気者になる道が途絶えます。

また、クラブハウスで人気者になるメリットがそもそもありません。

課金がくれば一定の人にはメリットがあるのでこの場合、配信による課金を魅力的に感じる方であれば人気者になるメリットがあります。
メリットってなんやねん、そういうの抜きで楽しめればいいだろうと思った方、おっしゃる闘莉王です。おっしゃる闘莉王なのですが、Twitterでフォロワーが多い事に一定のメリットがあるように、ただ楽しいだけで本当に続けられるのか疑問です。おっしゃる闘莉王はおじさんギャグなのでわからない方はスルーで大丈夫です。

フォロワー増加について

現場では増やしてもあまり意味が無い印象です。増やすメリットとしては、配信開始時の通知ですが、クラブハウスの部屋を行ったり来たりする特性上、最初に人を集めてもあまり意味を感じませんし、そもそも通知オフが今後増えていくと思っているので。

大物著名人による配信について

これも、今だから楽しいのかなと感じています。普段気軽に考えを聞いたり出来ない大物著名人による配信、また著名人x著名人による配信は刺激的で、楽しんで見ています。
ただこれについては一言、、、いずれインフレする。と思ってます。
また、有名だからうまくいくとも限りません。コンテンツの世界では、有名人より人気者が勝ちます。芸能人YouTuberでも必ず伸びるわけではなく、人気者の素人の方が伸びるわけです。

人気者なんか目指さずにただ楽しめばいいんじゃ?

クラブハウスには現状4種類の楽しみ方があります。
1.スピーカーとして楽しむ
2.リスナーとして楽しむ
3.両方を楽しむ
4.身内で楽しむ
スピーカーとして楽しめるかどうかには、一定、部屋のリスナーの人数に依存します。
今後人気者が多数流れてきてリスナーを奪われればその楽しみは減るでしょう。そうすると3の両方を楽しむということもままならないわけです。
1と3がなくなると、2はリスナーとしてだけ楽しむということになりますが、リスナーとしてだけ楽み続けられる人は、一体どれくらいいるのでしょう。
Twitterでは1,000フォロワーを超える人は上位数%であるようにほぼ情報収集やエンジョイ勢です。ですので聞き専も相当数になるのかなとも思っていますが、人口爆発が起こってみないとわからないですね。

4で言うところの身内にはTwitterでのFFも含まれます。個人的にはこれが一番楽しい。ソーシャル上では見かけたことがあるけど、絡みはあまりないとかですね。

また、SNSをそんなにやってなくてもリアルが凄い人が可視化され始めています。SNSでの発信が目立たないので普段見つけられないのですが、たまたま作った部屋に某有名テーマパークのエンジニアがいたり、D2Cのガチエキスパートがいたりなど、この辺はめちゃくちゃ楽しいです。この楽しさが損なわれないかどうかが今後の分水嶺になると思いますが、タイトルで「関係ないものになりそう」と言っているからにはここが少し悲観的なのです。理由は次に続きます。

今後のアルゴについて

現在はルームの検索ができないなど、まだ若干の不便さがあるものの、この辺はスピーディに解決されていくように思います。
そうすればフォローしている人、知り合い、急上昇、閲覧数順など、興味のある部屋が優先的に表示されたりなど、この辺の開発が進めば一部の人気者の為だけのツールにはならない気もしています。
行きたい部屋がない、探している時間、はUXを著しく下げます。クラブハウスが提供する体験価値とは大きく乖離するのでこの辺は早めに改善されるだろうなと希望を持っています。

参考までにYouTubeでは、「視聴維持率」といって、閲覧ユーザーが平均で動画の何パーセントを視聴したかが重要視されています。

つまり、再生数が多くても、閲覧時間が短いと評価されにくくなる仕組みです。
もしかしたらクラブハウスも平均滞在時間や視聴人数などの複雑な掛け合わせでルームの評価が決まるかもしれません。

検索やレコメンドが進化すれば、周りにが人気者の配信者だらけでもあまり気にならないかもしれないですね、ここには期待したいです。
クラブハウスをやってて楽しいのは、単純に他者との会話だと思ってます。個人的には聞き専よりも参加したいです。
一般素人による開催のハードルが高くならなければ楽しめるかなあと。

ビジネスユース

ファンイベントなどは楽しくやれそうですね。Voicyさんとか既に好例です。

ユーザー交流会や討論会をあえてオープンな場所でやるのは楽しそうですね。
ただ、ユーザーリードがとれたり、何か仕事にら繋がったりなどは稀なケースだと思います。
URLやテキスト、添付ファイルが出来ないので。代わりに、やり始めるとTwitterのフォロワーが増えていくので、メインで活動しているプラットフォームがある人には一定の価値があるかもしれません。

今後についてわかる時
やはり課金です。おそらく最初はクラブハウス側から個別に声がかかるのではと予想しています。課金を一律解禁すると、情報商材屋のような方が出てきたり、無法地帯になるのを防ぐべく、恐らくは公式が選んだ人に解禁になるはずです。
そしてその人が、クラブハウスの定義する理想の人気者、ペルソナです。

その人が誰なのかによって、クラブハウスのメッセージが読み解けるはずです。

ちなみにYouTube LIVE配信の超大御所、コレコレさんは一度の配信の同時接続が15万人とかいきます。
ライブ配信者って、マジで凄いんですよ。
クラブハウスからすると一部のネット強者ではなく、エンタメ、タレント性のある人を選んだ方が合理的です。

そうしてエンタメ色が強くなり、一般大衆化していくと必然的に部屋も爆増し、友達やネット上の知ってる人達と楽しむっていうこととは、遠くなってくるんじゃないかなぁ、と思ったのが、「僕には関係のないもの」になるじゃ無いかという考えの正体です。

長々書きましたが、今は色んな出会いを楽しんでいます。この楽しめ方が続きますように、、、と祈ってます。

追伸

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