yukichariko

メーカーのプロダクトデザイナーです。アイディア未満のなにげない気づきをメモしていきたい…

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メーカーのプロダクトデザイナーです。アイディア未満のなにげない気づきをメモしていきたいとおもいます。

最近の記事

自粛の日々を振り返って気づいた、自分の思いがけない「強者」ぶり

長い長いStay Home期間、皆様いかがお過ごしでしたか。無事健康に乗り越えられましたでしょうか。 私は幸いなことにPC仕事だったのでリモートワークができるようになって、1ヶ月強ほど家でフルリモートで過ごしてまいりました。 もうすぐ関東の緊急事態宣言も解除されて、前とは少し違った新しい日常が始まっていくのでしょう。 この暮らしもそう長く続かないかなーと思い、振り返りを書き留めようとこの2ヶ月ほどを思い出してみました。 あんな事こんな事…たくさんの出来事や気付きがあったはず

    • 【タイプ別】今見たいマット・ディモン映画!

      「Stay Home」が世界の合言葉となっている今、家で映画を見る機会が増えた方も多いかと思われます。 そんな中、何を見ようかな〜と迷っている貴方へ、この1ヶ月程を過ごしてきてどう感じていますか?というまさに今に対応したタイプ別診断に基づいて、オススメのマット・ディモン映画をご紹介してみようと思います!! タイプ1・辛い時こそ前向きでいたい貴方へ 「オデッセイ」(2015) 開始10分で火星に一人置き去りというとんでもない逆境に置かれてしまうワトニー。彼はどうこの逆境

      • お昼ごはんにブリトー🌯はいかが?

        突然の食べ物ネタですが、私、メキシコ料理のブリトーが大好きです。 コンビニのハムとチーズのやつ…も美味しいけど、もっと具材が詰まった丸々した専門店のブリトー、めちゃくちゃ美味しいうえに、お昼ご飯として最適解すぎるパーフェクトフードなのです。 働き方も揺れる昨今、美味しくてヘルシーなニューランチを取り入れてみるのはいかがでしょうか? なぜブリトーはお昼ごはんの最適解なのか🌯・具材のバランスがすごい! この丸々ブリトー、中にトマトサルサと生野菜、お米、肉類、豆、チーズ等々…がた

        • 動けばお前を守れない 動かなければお前に触れられない

          互いに手を伸ばしたら届く距離を、僕たちは手放さなくてはいけない時だから。 (エモいことを書いてみたくなって、つい…) 新型コロナウィルスの影響で、世の中の移動全般が鈍化しています。 オフピーク通勤やリモートワークを呼びかける機運が高まっており、満員電車も心なしかやや緩和されているような。 また、海外旅行客の激減や不要不急の外出の自粛要請を受けて、ホテルや観光地、飲食店のお客さんもかなーり減っているとのこと。 お店がピンチです!きてきて!という悲痛な叫びに応えたい気持ちと

        自粛の日々を振り返って気づいた、自分の思いがけない「強者」ぶり

          だからその手を離して

          こんなタイトルだけど、モノづくり人の「こだわり握力」のお話です。 ※歌詞じゃないよ わたくし、わりとモノづくりど真ん中業界にいるわけですが、いやはや、デザイナーに限らずモノづくりの人の持つこだわりってホント強烈です。こだわりへのグリップ力が強すぎて、私も何度も何度も締め殺されかけてきました。(これはマジ) この握力はどこから来ているのかな〜??と考えるに、やっぱり「モノ」の持つ、生産された瞬間=ゴールという性質のせいでしょうか。 金型を掘るその瞬間まで図面を120%まで

          だからその手を離して

          耳で味わうマル秘展

          マル秘展、行って目で見るのも良いですが、分厚すぎる音声コンテンツもみどころ(聞きどころ?)です。 TBS「アトロク」特集をまずは聞こう!まずはコレだ!これから見に行く人は、ぜひこれだけ聞いてって~!! TBSラジオの「アフター6ジャンクション」に田川欣也さんがゲスト出演されて、ライムスター宇多丸さんとの楽しいクロストークが聞けます! ラジオという媒体らしく、分かりやすく、かつ面白ポイントを押さえた概要解説や見どころ紹介が1時間にギューギューにまとまっていました。 ポッド

          耳で味わうマル秘展

          フォトレポ マル秘展

          マル秘展で撮った写真を見ていると、もっと見たくなりますね。 常設してくれてもよいのよ…? 照明デザイナーの面出薫さんのスケッチ。 映画のコンテのようなシーンスケッチ(かな?) 光をデザインする設計図兼スケッチ(と呼んで良いのかしら) 立体と平面、ミクロとマクロが交差する。かっこいい… 照明はやっぱり細密な模型での確認が必須なんだろうなぁと思っていたけれど、こんな素敵な模型だとは。影の落ち方のドラマチックさよ!! テキスタイルデザイナーの須藤玲子さん。 織物ってクラフト

          フォトレポ マル秘展

          未来と芸術展に行ってきた

          六本木ミッドタウンの21-21で「マル秘展」を見たその足で、六本木ヒルズの森美術館で「未来と芸術展」を見てきました。レガシーから未来実装まで、あわせての鑑賞とてもおススメです!どちらも3月までやっているし。 撮影OKで感じたアートの力マル秘展もですが、未来と芸術展も一部除いて撮影OKでした! で、こちらの会場、なんと自撮りスポットとしても賑わっていました。どうりで夕方の割に人が多いわけだ。 しかしこれって、元来アートが持つメディア性が帰ってきたのではないかと思うと面白いな

          未来と芸術展に行ってきた

          サラリーマンデザイナーがマル秘展に行ってきた

          話題のマル秘展、半月以上前に行ってきました!展示もコンテンツも膨大すぎて、こちらの感想や考えたことも∞状態になってしまったので、ちょっとづつ分けて書くことにしました。(注:それでも2000文字あります) 圧倒的ホームグラウンド感わたしは大学で工業デザイン学科を卒業しメーカーのインハウスデザイナーになった、割と古いタイプのデザイナーです。 そんな私には、大学の先輩の事務所に遊びに行った感覚、といいましょうか。かつてないホーム感を感じる展覧会でした。 「ち~っす先輩!へ~、こ

          サラリーマンデザイナーがマル秘展に行ってきた

          スカパラ・マリアージュ!

          強烈な推しのいる生活に憧れている今日この頃な私ですが、そんな私にも昔から細々と応援している対象がいます。それが、東京スカパラダイスオーケストラです。 出会った当時はまだレゲエもよく知らない中学生だった私に、ジャマイカの風を叩き込んで下さった先導者です。 バンドとして苦難を乗り越え、ポジティブおじさん集団として現在に至るまでの道程もいろいろありました…! スカパラといえば今や「ゲストボーカリストシリーズ」だと思います。日本の音楽界の著名なボーカリストに曲を書き、ゲストとして招

          スカパラ・マリアージュ!

          推せる人生に憧れてるんです

          最近、同期の友達とご飯食べながらよく話すのがコレ。 「推しのいる人生、憧れる〜!!うらやましい!!」 ファンクラブに入ってライブツアーを追っかけたり、グッズ全部揃えたりオンエアチェックしたりするぐらい好きな「推し」がいる人生。 私はときどきライブやコンサートを単発的に見に行くくらいなのですが、それでも受ける活力のデカさにいつも感動しちゃいます。 それを継続して味わって、終わったあとにも「次は何日に〇〇アリーナ」とか人生のビッグイベントがずっと続く人生、ハリツヤハンパねーのでは

          推せる人生に憧れてるんです

          Pixel4は君へ問いかける ~画角とは~

          ※ここから先に書くことは、Pixel4を使ってみての私の妄想を綴ったものです。まじめなカメラレビューなどではないことを記しておきます。 Pixel4のカメラ、前評判にたがわずスゴいです。ホントきれい。最高です。 スゴいんですが、スゴすぎて怖さを感じます。撮るたびに、構えるたびに、耳元に問いかけるGoogle神のささやき…「貴方にとって写真とは何ですか…?」(※幻聴です) 画角は思想違和感の始まりは、前のスマホ(Xperia X)より広角が少し狭いことに気づいたことでした。

          Pixel4は君へ問いかける ~画角とは~

          Google Pixel4をめぐるデザインの冒険のお話

          Pixel4を買いました出たら買おう!と決めていたので、レビュー読み込みもそこそこにポチっちゃいました。 そしたら思いの外爆速で本体が届いてしまい、SIMもケースも準備がなくて、しばし「かわいい石的なオブジェ兼カメラ」として愛でておりました….。 おかげさまで、もう6億年ぶりくらいに「スマホのデザイン」から気付きを得ることができましたので、ここに記します。 ありがとうGoogle! ファーストインプレッションは「?」 正直、Pixel3のイメージで来ると思ってました。ほかの

          Google Pixel4をめぐるデザインの冒険のお話

          未来はぼくらの手の中に!こんな時代にディストピア映画から学ぶこと

          今まさに、ここが僕らが夢見た未来だぜ!! 前回、ディストピアSFドラマと現実社会について書いたので、何か映画を題材にして学べることを書きたいな~と考えていたんですが、今この時代におススメするなら、やっぱりこの一本しかない!! 「26世紀青年」こと、原題「Idiocracy」です!名作~~!! <ストーリー> “平均的アメリカ人”の代表として軍人ジョー・バウアーズは、米国国防総省の極秘プロジェクト「冬眠プログラム」の実験台に選ばれた。売春婦リタとともにタイムカプセルに入り

          未来はぼくらの手の中に!こんな時代にディストピア映画から学ぶこと

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          ○○PAYを試してみた話

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          「ブラック・ミラー」とディストピアと中国デジタル事情

          先日、出張で上海に中国デジタルマーケットリサーチに行かせてもらったのですが、出発前にその話をしたところ、複数人に「中国って管理社会で個人にスコアがつけられるていうアレでしょ?Netflixの『ブラック・ミラー』見てった方がいいよ」と勧められました。 「ブラック・ミラー」とは「ブラック・ミラー」は、テクノロジーの進化により引き起こされる近未来での悲喜劇を描いた、ブラックユーモアSFドラマで、エミー賞も受賞したすごい作品です。前から話題で気になっていたのもあり、手始めに皆に勧め

          「ブラック・ミラー」とディストピアと中国デジタル事情