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自動化のここがダメ!(それから、自動運転について)

前回の投稿で、自動化サイコー!という記事を書きました。
今回は、でもここがダメ!というところを挙げたいと思います。

自動化の決定的にダメなところは、「人間とやり方が違う」ところ。

たとえば、ルンバの掃除する様子を開始から終了まで見守ると、みててイライラしたことありませんか?
ああんそこにゴミがあるのになぜ避けちゃうの!もう、こっちこっち!と、つい誘導してしまったり、持ち上げて軌道修正させちゃったり。
食洗機は窓が半透明でよく見えないのでほったらかしておけるが、これが見えてたら、そんな洗い方じゃダメだよ!遅いし!とか文句を言ってしまいそう。

これは、機械と人間じゃやり方が違うのを、つい自分のやり方と比較してしまうから起こるイライラだと思います。
(同じ人間でも、ちょっとしたやり方の違いでイライラしますよね…笑)

自動化がサイコーと言えるのは、機械が私たちが見てない間に家事を行っているからなのです。


さて。
何で私が自動化についてこんなに考えているかというと、私が車屋で、昨今は自動運転について考えざるを得ないからです。

上記の自動化ダメポイントを車に当てはめてみると、車と自動化の食い合わせの悪さがわかってきます。
車はユーザーを乗せて走りますから、ユーザーは強制的に機械の運転を見守り続けざるを得ないからです。
そして、完全自動運転化にむかう過程では、現在法律上では「ユーザーは機械の運転を監視する責任がある」となっています。

さてさて。
このように考えると、自動運転化は、ただの自動化ではなさそうです。
人間が見守り、ときに操作を代わる必要がある以上、機械と人間の「協業」といったほうがよろしいでしょう。

機械と人間がいっしょに力を合わせて運転する協業運転、となると、自動という言葉とはずいぶんイメージが変わりそうです。

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