作り笑いでも他者を幸せにできると知った
11月26日
曇天であまり風が吹いていなかった今日。私はファストフード店で、一日中働いていました。
土日のファストフード店(飲食ならどこでもでしょうが)は、水を飲んだりトイレに行ったりする暇がない程忙しいです。
みんな、イライラが溜まってきます。そんな中で得ることのできた気づき。それを今日は綴っていきたいと思います。
時間との戦い
上記に書いた通り、土日の飲食はどうしようもないくらい忙しいです。お客さんが来るのはありがたいのですが、私が働いているお店は提供の早さが売りなので、皆が皆秒数との勝負をしています。
そんな時間が30分もすると、焦りや緊張、他者からの叱責、ケアレスミス、クレーム、そして最悪のタイミングで行われるフィードバック。それらの応酬になります。
そしてみんな、ストレス値が高まってきます。沸騰寸前です。ただ、沸騰して空気に逃げることは許されていませんので、2.3時間地獄の時間を過ぎるのを待つしかありません。
作り笑い
作り笑いというものは、あまりいい印象のものではありません。ただ、誰もがしてしまいます。
また驚くことに、マスク社会になった今では目を細めるだけで笑っているように見せることができます。革命的ですね。
私は、接客を主にしているので「笑顔」というものが重要になってきます。(お客さんへの印象が段違いですからね。)
「心からの笑顔」私はこれを常に志していました。そのため、「作り笑い」に対して人よりネガティブな感情を抱いていました。ソレはバレる人にはバレるから、逆効果じゃない???と。
ここで【作り笑い】VS【心からの笑顔】になった訳ですが、結果から言うと【作り笑い】に優勢を取られてしまいました。
1人の従業員
みんなのストレス値が臨界点に達しそうな時、従業員の1人が忙しさの間隙を縫って、笑顔でみんなに1人1人話しかけていました。もちろん、私も。(忘れられてなくてよかったです。)
彼女は、みんなのガス抜きをしてくれました。
しかし、私は彼女の「作り笑い」を見抜いてしまいました。目の奥の光。会話をしない時のギャップ。目の不自然なシワ。それらを見てしまいました。
だけれど、不思議とイヤな気持ちは全くありませんでした。なんなら、ちょっとした高揚感を感じました。
やはり、笑顔の効果はすごいと思いつつ、「作り笑い」もやっちゃっていいんだな。とも思いました。なんと全然逆効果じゃなかったんですから!
笑顔論争にピリオドが打たれた
思えば、持つべき目的を私は履き違えてました。私の目的は「心からのサービスを提供する」こと。持つべき目的は「他者がプラスな感情を持てるようなサービスをする」こと。
このふたつには大きな隔たりがあります。このふたつの目的は言い換えると、「自己満足」と「他者貢献」になります。
コミュニケーションというものは、自分と誰かがいて織りなされるもの。なのに、私だけが突っ走ったり、休んだりしてしまうと、不完全なものになってしまう。
本来ならば、それを避けなければいけなかったのです。笑顔論争、「作り笑い」の有効勝ちです。
まとめ
今日、私は「作り笑い」の彼女から「本当の」コミュニケーションというものを送られました。
あくまでも、仕事だったから。というものはあるのかもしれません。全くの検討違いなのかもしれません。
しかしながら、「作り笑い」には魅力がふんだんに含まれていることを今日教えてもらいました。
明日から、私は「作り笑い」もして素晴らしいサービスを提供します!
なんて事は恥ずかしくて言えませんが、少し頭を柔らかくして日々を過ごしていきたいなと思った一日の終わりでした。
ではまた。
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