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世界のど真ん中で叫びたいこと。

『やまもとさんちのおうちごはん」というマガジンをやってます。

写真を見ていただくとわかりますが、ぶっちゃけ全然大したことないの、わたしの料理。うつわも特別じゃないし(お友達からのいただきもののうつわはステキなんだけど)。料理もうまいかって言われたらフツー、フツー、ごく普通。レシピを見ながら計量して作るわけではなく、自分の中のなんとなくなイメージを具現化するだけ。なので、ときどき『ぎゃ』な迷作ができあがります。たとえばこれ。

油揚げで巾着を作って、中にたまごを入れました。半熟たまごの巾着とお野菜のあんかけ丼を作ってみよう!とワクワクしながら始めました。
が、たまごがほとんど生だし、お野菜を煮たつゆはシャバシャバ。ごはんにかけるには味が薄かった。見えてませんけど、このお野菜の下にはごはんが入っているのです、白いごはんが!!!!! シャバシャバつゆの中で米は泳いでます。とほほ。

むうん。

食べながらいろいろ考える。次回はこうしようとか、もう少しこうしたほうがいいとか。正直、あんまりおいしくない。でも、すごい満足感。『小さな工夫』をした自分に。小さいころ、初めて補助を外した自転車にちょっとだけ乗れた気分。えっへん! グングン遠くまで漕げたわけじゃないのにね。

失敗してるのに、とてもとても愛おしい。次のことを考えるのが楽しくてしかたない。自分で考えて、自分で決めた『小さな工夫』は自分にいろんなことを教えてくれるから。『小さな工夫』、すごい! わくわくだっ!


2週間ほど前から、ジャイロキネシス®︎のオンラインクラスをやっています。初めての経験だけれど、とっても面白い。パソコンなどの画面から人間のからだの動きを伝えるって、とても難しい。動きは立体。立体感ってふだんだって感じづらいのに平面なのだから、ときどき横向きになったりしないと、受けてくださっている人たちには伝わりづらい。


ふだんのジャイロキネシス®︎のときは、呼吸でリズムを作りながら一緒に動くだけ。その、いつもの感じは大切にしつつ、でもタブレットやパソコンを通して楽しく動いてもらうには・・・って想像するのが、とても楽しい。来たっ!『小さな工夫』のわくわく感。

お料理と一緒。仕事だからって特別感はゼロ。ああでもない、こうでもないと『小さな工夫』をするチャンス!

誰かに手取り足取り教えてもらえるととても安心。でもそればっかりしていると、自分で考えて決めることを忘れてしまう。だからこそ、下手でもなんでも『小さな工夫』と、もれなくセットでついてくる失敗を大切に、愛おしみたいと思っています。


うまくできるからたのしい!100点だからしあわせ!とは限らないんだよーっ(と、世界のど真ん中で叫びたーい!)。


ぜひサポートしてください。 まだまだ日本では馴染みの薄いジャイロトニック®︎、ジャイロキネシス®︎を通じて、楽しくすこやかに生きる人たちのサポートをできるように使わせていただきます。