見出し画像

親子の絆を探す大冒険『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』

本日10月1日(金)21時から『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』が金曜ロードショーで放送される。主演のインディ役にハリソン・フォード、少年時代のインディ役にリバー・フェニックス、インディの父親役にショーン・コネリー…。とても豪華なキャストの今作。オールタイムベスト級に好きな今作について話していこうと思う。

■少年時代の衝撃

小学校低学年の頃、地上波放送されていた今作をに観て衝撃を受けた。カッコ良過ぎるではないか!?『パイレーツ ・オブ・カリビアン 』を観てアクション×アドベンチャーが大好きだった。そんな少年時代にインディに出会えた私は幸せだ。「昨日のインディ観た?」と学校の友達に話しても、誰一人として分かってくれる人はいなかった。

もちろん当時インディに憧れていたが、何よりもムチがカッコよく感じた。敵と戦うだけではなく、仲間を助けたり、ターザンロープのように活用したり…。当時、ナイロン製ではなく本物の縄で出来た縄跳びをムチに見立てて振りかざして遊んでいた。もちろんインディのようには決まらず、顔にミミズ腫れができた。

■過去イチ心が躍る冒険

行方不明の父親を探して、仲直り。ナチスより先に聖杯を手に入れる。アクションシーンもシリーズ1番迫力がある。クライマックスの戦車相手に戦うシーンは最高。アクションの面でも、アドベンチャーの面でも、過去2作よりもレベルの上がったものになっている。

■カッコ良すぎるティザーオープニング

インディの少年時代から話が始まる。『スタンド・バイ・ミー』のリバー・フェニックスが少年時代のインディを演じる。列車のシーンは『007/オクトパシー』を意識しまくっているのはご愛嬌。しかも本家よりもカッコいい。ヤングインディはムチを使うも、顔に怪我をしてしまう。これはハリソン・フォードが自家用機で怪我をしたことから、インディにもその設定をつけるためだったのは有名な話。金儲けしようと企む奴らから、インディは十字架を奪い、博物館へ展示しようと試みるも取り返されてしまう。しかし度胸は認められ、トレードマークの帽子を貰う。大人になったインディは一度は捕まるも、取り返すことに成功する。この10分ほどのシーンが本当にカッコいい!

■ショーン・コネリーの存在

インディの父親ヘンリー役を務めたのは名優ショーン・コネリー。彼は『007』『アンタッチャブル』などでシブい男を演じてきた。しかし今回はダメ親父。ドジなことばかりするし、アクションもできるわけではない。しかし、インディとの掛け合いは漫才のような面白さだ。かっこいいのはインディのはずなのに、彼の存在が忘れられない。今作を初めて観た小学生の私は、ショーン・コネリーだとは認識していなかったが、彼の存在感が頭から離れなかった。高校生になって『ザ・ロック』を観た時、あの時感じたトキメキは間違っていなかった!彼はやっぱり名優だったんだ!と再認識した。

■悪のインディ・ガール

エルザ博士を演じたアリソン・ドゥーディは『007/美しき獲物たち』のチョイ役を経て、今作のヒロインを手にした。キャロライン・マンロー、バーバラ・カレラ、ソフィー・マルソー…悪のボンドガールがいるように、本シリーズには悪のヒロインもいる。彼女はインディ側についていたが、実はナチス。最期は欲に勝てずに奈落の底へ落ちる。個人的に、エルザはインディのヒロインでは一番好き!途中、インディとのキスシーンがあるのだが、少年時代にドキドキしたのはいい思い出(笑)。濡れ髪も魅惑的だった記憶。

■007オマージュ

『最後の聖戦』のロープで窓突き破って部屋に入るシーン、車から列車に飛び乗ったり、列車の上でチェイスするシーンは『007/オクトパシー』のオマージュ

ボートチェイスは『007/死ぬのは奴らだ』のオマージュ

■最後に

『インディ・ジョーンズ』の元になり、多大な影響を与えた『007』シリーズ。その25作目に当たる最新作が本日、10月1日に公開される。コロナ前から権利問題で揉めて、延期延期を繰り返してきた。6代目ボンドのダニエル・クレイグの最終作。彼の勇姿を見届けよう。でも金曜日は仕事や学校があるのはみんな同じ。今日は無理せずに、家で『インディジョーンズ/最後の聖戦』を観よう。ロングランになるはずなので、明日以降で大丈夫。華金の夜は、インディと一緒に冒険だ!

TM & (C) 1989, 2021 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?