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いくつになっても、子供みたいにわくわくする夏がいい。

昨日は、「大人の自由研究発表会」というイベントを鎌倉で開催しました。

このイベントのきっかけは、いつもの私の思いつき。

「子供の頃ってあんなに自由研究嫌だったけど、大人の今やってみたら面白そうだなぁ」

本当にただそれだけだった。

仲のいい友人たちに企画を話すと「絶対に面白いよ」「手伝うよ」と背中を押してもらえた。

ツイッターで「こんなのやってみたいんだけど」とつぶやくと、200近くのいいねがついた。返信もたくさんきた。

「実際に企画するから発表者を募集します」という記事を書くと、募集人数を超える人たちが応募してくれた。

そこから発表者を絞り、LINEでグループを作り、3ヶ月間の自由研究期間がスタート。

そのLINEグループで自己紹介をしたり、研究の進捗を報告したり、ときには相談をしたり…

そして真夏の8月4日。発表会当日を迎えた。

定員30名の会場はぎゅうぎゅうで、エアコンをどれだけ強くしても汗ばむような熱気の中、15分ほど遅れて発表会をスタート。

制限時間は5分と言っていたにもかかわらず、ほとんどの人が時間を超えても発表を続けた。とても楽しそうな顔で。

結局、予定時間を大幅に超えて終わった。

* * *

「いい大人が」というと聞こえが悪いかもしれないけれど、いい大人がみんな真剣に自由研究を発表していた。

そもそも、大切な時間とお金をこの発表会のために使ってくれた。

開催地は鎌倉だけど、宮崎や大阪なんかからも参加者は集まってくれた。

うれしかった。

私の思いつきに本気で付き合ってくれた人たちがいる。それがうれしかった。

* * *

開催までなにもかもスムーズに進むイベントなどない。

今回も例に漏れず悩むことが多くて、何度も友人たちに相談した。

参加者のモチベーションの維持、発表順の決め方、盛り上げるための施策、ドタキャン対応…

頭がパンクしそうで、イベント前日は一人でわんわん泣いた。当日は緊張で落ち着きがなかった。

それでも、無事に終わった。
たくさんの人が集まってくれた。
「楽しかった」と言ってもらえた。

もうそれだけで胸がいっぱいになった。

終わったあとの打ち上げでは、まだウーロン茶しか飲んでいないのに泣いた。張り詰めていた糸がプツンと切れたように、涙が止まらなかった。

* * *

いっぱいいっぱいだった私は、主催者としてあまりに不甲斐なく頼りなかったに違いない。

もっと上手くできたことも、たくさんあると思う。

でも。

周りで支えてくれた人たちがいる。
みんなの笑顔がある。

それだけが真実なのかもしれないなぁ。

* * *

参加してくれたみなさん、裏方で手伝ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

私の思いつきに付き合って、真剣に頑張って楽しんでくれてありがとう。

私の泣き言を聞いて励ましてくれてありがとう。

おかげで、とても幸せな思い出を作ることができました。

また来年も「大人の自由研究発表会」やろうと思ってます。

平成は終わるけど、大人になった私たちのワクワクは死ぬまで終わらない。

また一緒にワクワクする夏を過ごせたらいいな。

Photo by. takumi YANO


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