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ギャラリー巡りがワクワクする理由

今日は久しぶりに、ギャラリーを2ヶ所巡ってきた。

ひとつめは、漆芸の作品展。

漆芸をやっている先生から展示会の案内をいただいたのがキッカケで、先生に会いたいのもあったし、普段あまり縁のない漆の作品を見てみたいと思ったのもあって出かけることに。

ギャラリー内を見て回ると、「はたしてどこに漆が使われているんだろう?」と思うくらい、多種多様な作品が並んでいた。

漆と一言でいっても、さまざまな技法があるらしい。金継ぎといって、割れた器をつなぐ技法。一閑張りという、和紙を貼ってその上に漆を塗る技法。貝のキラキラした部分を漆で貼り付ける、螺鈿という技法。

発想もさまざまで、やはりものづくりをしている人やその作品に直に触れるというのは面白い機会だなと思った。


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その展示会で先生に「陶器のグループ展も近くでやってるよ」と教えてもらったので、そちらにも行ってみた。

いつもなら「ちょっと歩かなきゃいけないし、予定になかったから帰ろう」と思ってしまうんだけれど、今日はまだ元気があって歩けそうだったから行くことにしたのだ。

そこでは、若手(といってもおそらく同世代かそれよりちょっと上の世代)の陶芸家さんたちが各々の作風でもって、そば猪口やマグカップ、ぐい呑などの器を作り、展示していた。

ついつい器を裏返して底の作りを見たり、器の厚みを触って確かめたりと、たぶん一目で「陶芸をやっている人だな」とわかるような見方をしていただろう。(もちろん器を触っていいかどうかは確認した)

作り方も違えば釉薬も違う作品たちを、一度に見ることができるグループ展は楽しい。とても刺激になる。


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作品の良し悪しとか、売れるとか売れないとかは、私にはわからない。このような展示を、どういう目線で見るべきなのかも、未だにはっきりしない。

でも、いろんな人のいろんな作品を見ることで、自分の無意識にデザインや発想のストックができると思っていて。

別に作り方やデザインをメモするわけではないのだけれど、「こういう作品があったな」と頭のどこかに置いておくことが、いつか自分の作品づくりの一助になるような気がするのだ。

最近はめっきり展示会を見て回ることもなかったのだけれど、もっと頻繁に、ジャンル問わずさまざまな作品を見て刺激をもらおうと改めて思った。

そして、自分もこのような展示会を開きたいと思ったし、開くとしたらどんな作品を置こうか…なんて夢が膨らんでワクワクした。

だからギャラリー巡りは好きなのだ。自分に置き換えて考えて、ワクワクできる。個展を開きたいのだ、と再認識させられる。

そのためには、やるべきことが色々あるのだけれど。まずはギャラリーを押さえてしまってもいいかな、なんて思っている。

やりたいことは、まだまだたくさんあるなぁ。


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