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「今よりもっと自由に、ずっと前を向いて生きられる」そう思ったから、結婚しました。

こんにちは、ユキガオ(@yukigao_22)です。

2018年9月13日、私ユキガオは、写真家の矢野拓実さん(@takumiYANO_)と入籍いたしました。


突然の報告で、驚かれたでしょうか…。

ごく一部の友人にはこっそり話をしていたり、私のマガジンで「結婚に向けて準備をしている」というお話はさせてもらっていたのですが、基本的に表立ってプライベートな話はしてきませんでした。

だけど、入籍してきちんと“夫婦”というものになったので、オープンにお話したいと思います。

私が誰と付き合っていようと誰と結婚しようと、あまり関係ないって方がほとんどだと思いますが、馴れ初めとか私の気持ちとかこれからのこととか…気になる方に向けてお話しますね。


初めて会ってから入籍まで、1ヶ月と10日

まずは、出会ってから結婚に至るまでの馴れ初めを簡単に…

彼に初めて会ったのは、今年の8/3。つまり、入籍日の1ヶ月と10日前でした。鎌倉でイベントを開催する前日に初めて会ったのです。

だけど「付き合おう」という話になったのが、その一週間前くらい。会う前に付き合うこと(むしろ結婚することまでも)を決めていたのだから不思議…。

さらに言えば、初めてまともにメールをしてお互いのいろんな話をするようになったのが、付き合うことになった(+結婚だとかの話をする)数日前。

ここまで、ご理解いただけてますかね…?

仲良くなってメールのやりとりをするようになってから初対面まで約10日。初対面から入籍までが1ヶ月と10日。

つまり、出会って約1ヶ月半での結婚ということになります。

ちょっと日程感がおかしいな、と思われるかもしれません。でも、私たちにとってはこれが、なんの違和感もないことだったんです。


共通の友人、SNSでの発信、作品…すでに心惹かれていた

もともと、お互いにツイッターやブログ、noteなどで自分の想いや作品を発信してた私たち。

友人らは、彼のことを「とても優秀なカメラマンだ」「すごい人だ」と褒めそやしていたし、実際に彼が発信していた作品を見ると、どれも美しく心打たれるものばかりでした。

私もいつしか彼のツイッターをフォローし、noteマガジンを購読し、彼が写真に傾ける情熱や働き方に対する考え方を知るように。

作品はとても素晴らしいけれど決しておごらず、地道に実績をつみ、自分の持っている情報を出し惜しみすることなく、主宰しているサロンメンバーへは誰よりも愛情を注ぎ、だけどいつも「もっといい作品を作りたい」という想いにまっすぐで…

それはあくまでインターネット上の発信に過ぎないけれど、言葉に嘘がないなぁと感じていて。いつしか「人として素敵だなぁ、好きだなぁ」と思うようになっていったんです。

彼も同様に私の発信を見ていてくれたので、お互いの働き方・生き方を理解するのに時間はかかりませんでした。そしてお互いの考え方が近しいものであることも、すでに感じていました。

メールのやりとり(こういう表現をすると、「メールじゃなくてメッセンジャーだよね?」って彼に突っ込まれるのですが…笑)をするようになってからも、共感できる部分がとても多く、そもそも惹かれていたこともあって、気付いたら「二人で過ごす未来」を思い浮かべるようになっていました。


なぜこんなに急に結婚したのか?

そんなわけで会う前に付き合うことになった私たちですが、実際に会ってみてもメールや電話の印象となんら変わらず…むしろ昔から一緒にいたかのような感覚がして、自然な流れで結婚について話すようになっていました。

そしてたまたま私が夏に帰省することになっていて、彼もその期間にちょっとだけスケジュールが空いていて…という偶然が重なったので、すぐさま私の実家への挨拶を計画。

あまりに急なことだったし、結婚式とかもろもろ決まってないことも多くて母を混乱させてしまった部分もあったけれど、なんとか入籍することを認めてもらい、今に至ります。

では、なぜこんなに早く入籍したのか。

別に妊娠していて…とかではありません。入籍しないとまずい事情も別にありません。

これはうまく言葉にできないのですが、お互いに“スピード感”を大切にしているからだと思っていて。

私がこの記事に書いたように、物事にはタイミングがあって、それを掴むためには選択と決定のスピード感が大事。

それって仕事やイベントに限らず、結婚も同じじゃないかなぁと感じています。

私が過去にお付き合いしてきた人たちと、結婚の話になったこともあります。だけど結婚することにならなかったのは、お互いのタイミングが合わなかったことが大きいんですよね。

仕事や環境変化のタイミング。
結婚したいと思えるタイミング。
結婚までのハードルを越えるタイミング。

そんなさまざまなタイミングが、二人ともぴったり合うことってとても難しい。(少なくとも過去の私には難しかった)

だけど今回、私たちのタイミングはどれもぴったりだった。

フリーランスという不規則な働き方をしていて、住むところも東京/京都と離れていて、なんなら年齢も離れていて、出会ったのもごく最近で…という非常にハードルが多そう&高そうな二人だったのに、タイミングや感覚が合ってしまった。

「きっとこの流れに乗らなかったら、もう結婚しないかもしれない」

そう感じたんです。


結婚を諦めた瞬間、彼と出会い結婚したいと思うようになった

別に、結婚願望が強かったわけじゃありません。そりゃあ20代半ばには「誰でもいいから結婚してくれーーー!」と思う時期もありました。結婚すれば幸せになれる、と本気で信じていたこともありました。

でも、今のような生き方を選んでからというもの、徐々に結婚願望は薄れていったし、何より仕事(陶芸)のために使う時間をもっと増やしたいと思っていた。

そしてちょうど7月に入った頃、

「自分の工房を持ちたい」

と思うようになり「でも工房なんて持ったら簡単には引っ越せないし、結婚はもう無理だなぁ」と諦めていたんです。

結婚どころか、恋人を作ることさえ面倒に感じていた私。

恋愛の駆け引きに時間を割くのももったいなくて、そのぶん自分の仕事に没頭していたいと思った。(それは今も変わりません)

そんなことを決意した矢先、彼と出会った。

彼は「京都でも活動したい」と言ってくれた。「あなたの作る作品が好きだから、もっと作ってほしい」と応援してくれた。まっすぐに「あなたを一生大切にする」と言ってくれた。

私は、一人きりで生きなきゃいけない、と勝手に思い込んでいた。

でも、この人となら一緒に生きていけると思った。むしろ、二人でいるからこそ自由で、もっと明るくて、最高に楽しい未来を作っていけると思えた。

そんな確信が、結婚の後押しになりました。


結婚という形をとった理由

結婚という慣習自体が時代に合っていないとか、結婚しなくても幸せでいられるとか、そういう意見も理解できます。

いろんな恋愛の形があってもいい、いろんなパートナーシップの形があってもいい。

それでも結婚という形をとった理由の一つは、余計な迷いをなくしたかったからです。

「いつかタイミングがきたときに結婚すればいい」と半ば結婚を諦めていたこれまでの私。それって逆にずっとパートナー探しをしているようなものなんですよね。

恋愛以外にやりたいことがある私にとっては、恋愛に割く時間も余力もなくて。それでも、頭の片隅ではつい「今目の前にいる人が将来のパートナーになるかも…?」なんて考えてしまう自分がいて。

それはもはや邪念でしかないんだけれど、拭い去るのは難しかった。

加えて、周りからの「結婚しないの?」や「子供は?」「一人で寂しくないの?」といった声を延々と浴び続けるのも、正直ちょっとつらかった。

だけど、結婚すればそういった邪念や周囲のお節介から解放される。やりたいこと(陶芸)に集中できる。

選ばなくちゃいけないこと・決めなくちゃいけないことを後回しにしていると、気持ち悪くていろんなことが中途半端になってしまうから、それならすっきり決めてしまったほうがいい。

そんな思いもあったので、「結婚しなくても一緒にいられればいい」という考えにはなりませんでした。

もちろん、「いつか子供がほしい」という想いもあったので、お互いにとって結婚という形はごくごく自然なものだったんです。


これからの二人の暮らし、働き方、結婚式…

入籍したところで、私たちの生活はまだ変わりません。

彼は東京と京都を行ったり来たりしつつ、仕事で全国(むしろ海外までも!)を飛び回ります。

私は京都で制作をし、ライターの仕事をし、ブログを書き、変わらずインターネットでの発信も続けます。

そして近いうちに京都で二人の家を借りて、アトリエを併設させて、創作活動をしながらゆっくり暮らせたらいいなぁと。(ゆくゆくはお互いの拠点でそれぞれに仕事ができるようになったらいいなぁ…とも)

そんな中で、自分のできることを増やし、もっとたくさんの価値を提供できるような人間になっていきたい。面白い企画もどんどんやっていきたい。

これまでお互い一人でやっていたことを継続しつつ、お互いがいるからこそできることもやっていきたいです。

私たちにとっても突然のことだったので(本当にこんなスピードで進むとは思ってもいなかった…)、当面のスケジュールはまったく合わせられていないのですが、これから二人の思い出をたくさん作っていけるようにしたいなとも思っています。

また、結婚式についてですが…

やります!
だけど、一般的な“結婚式”ではなく、身近な経済圏で作り上げていきたいなぁ、と。

式場に丸投げするような形ではなく、会場を借りて料理、器、ヘアメイク、カメラマンなどはできるだけ友人に仕事として依頼して…といったイメージで。

なので、誰にお願いするか(そもそもどんな役割が必要か)を考えてオファーしていきます!

日程は一応、来年の春くらいで計画中。

もろもろ決まったら、招待したい方々へご連絡します。
出席してもらえると嬉しいです。


幸せで満たされているから、責任持って生きていきます

なんだかんだと説明的な淡々とした報告をしましたが…

もうね、本当に彼のことが好きなんです。
好きで好きでたまらなくて、ずっと一緒にいたいし、となりで彼の笑顔を見ていたいんです。

だからね、彼を幸せにしたい。
私自身も、自分の幸せを追求したい。

そのために、やるべきことがたくさんあるし、まだまだ仕事でやりたいこともある。

使命感にも似た責任感が湧いてます。

これまで、自分の人生に責任持って生きてきた。
これから、彼の人生にも責任を持って生きていきたい。
二人の人生を、大事にしたい。

そしてそこには、「彼と私」だけではなく、大切な大切な友人もいてほしい…なんてことも考えています。


というわけで、これからも写真家・矢野拓実と私ユキガオを、あたたかく見守っていていただけると嬉しいなと思います。

いつも支えてくださってるみなさん、本当にありがとうございます。

そしてこの記事の写真を撮ってくれたまんちゃさん(@Ste_1C)、神さん(@PHOTOGRAPHERJPN)ありがとうございました!

これからも、よろしくお願いします。

2018.9.13
ユキガオ

Photo by. @Ste_1C@PHOTOGRAPHERJPN


実は夫もnoteに結婚報告を書いてくれました。よかったら、こちらも一緒に読んでみてください。(私は読んで泣いてしまった…)


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