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干しデーツを研究

半年ぐらい前から、急にナッツ類やドライフルーツ類を色々購入し試す趣味に目覚めまして、それで「そうだデーツを買ってみよう」となった次第です。

ナッツ類やドライフルーツ類の業界は研究熱心な方々がおられるようで、ネット通販のサイトの内容がとても詳しく面白く、勉強になります。

干したデーツは、中近東あたりで良く食されているようですね。

以前から気になっていたものの、ナゼか手を出した事が無かったのですが、数ヶ月前に初めて試してみました。

初めて食べたのは、以下の写真の向かって左の「イラン産のセイヤー種の種抜き」のものでしたが、感想は

「物凄く甘い!羊羹ぐらい甘い!」でした。

そして

「ミネラル分が多くてまるで黒糖みたい」

「とらやの羊羹“おもかげ”に似てる」

などなど・・・

食品の文脈としては、日本のものだと干し柿にかなり近いです。デーツの方がミネラルを感じ、味が分厚く複雑で、甘さが強い感じです。

味は、甘い!→黒糖感のある味わい→僅かに果物的な風味・・・という感じに味が展開して行きます。

日本の昔からある菓子類に味わいが似ているので、世の中で美味しいとされているものの根本的な味わいは、世界各国あまり変わらないのかな、と思ったりしました。

干しデーツ三種

それから色々と取り寄せて試してみました。

上写真は、向かって左から

・イラン産 セイヤー種

・アメリカ産 マジョールデーツ

・イスラエル産 キングソロモン

です。

干しデーツを割ってみました。左のものは種抜きなので種がありません

ちなみに値段は、向かって左から右に高くなります。

干し加減は同じ品種でもモノによるのでしょうけども、上記の三種の水分量は、向かって左のセイヤー種は水分が少なめ、真ん中と右のものは水分量が多いです。真ん中のマジョールデーツとキングソロモンのデーツは、干し柿の内部がトロリとしているものに似ていて、これ以上水分が多いと室温で保存出来ないとか。

アメリカのマジョールデーツとイスラエルのキングソロモンはデーツのなかでも高級品らしいです。確かにネットリとしていて高級感のある食感です。

中近東のスイーツ屋さんなんかにある、大粒の干しデーツにナッツやチョコレートを挟んだもの などは、このような高級品を使っているようです。

私はそのような菓子になっているものをまだ食べた事はありませんが、ローストした胡桃やカシューナッツ、チョコレートなどと一緒に食べるととても美味しいです。ナッツ類はとても良く合いますね。もちろんチョコレートも美味しいです。

最近は、イラン産の小粒で硬めの干しイチジクに干しデーツを少しちぎって一緒に食べるのに凝っています。そうするとサッパリ系の味わいの干しイチジクが丁度良く甘くなり、味にボディが付くのです。

価格と水分量と粒の大きさは上記三種でそれぞれ違いますが(品種や大きさや加工精度によって価格が変わるようです)品質とコンディションの良いものを選べば、価格は関係なくそれぞれ個性があって美味しく、甲乙つけがたく・・・という感じです。個人的には、日常食べるのなら一番安いものが好みです。水分が少ないせいなのか羊羹の端っこのショリショリ感を連想させる食感があるのも良いです。

デーツはそのまま食べておいしく、糖質以外の栄養も沢山あるので、余計なお菓子を食べなくても良い感じになるのが良いです。

まだ試していないのですが、デーツの味わいからいって、料理に使っても良さそうです。これから色々試してみたいと思います。

しかし干しデーツは、干しアンズのような万人ウケする味では無いところもあり、ハマる人はハマる系のものかと思います。ですので機会があれば一度は試してみても良いかも、という感じにオススメいたします。

味もそうですが、身体に合うと感じられる人はハマると思います。


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