CDを整理していたら、2012年にカルメン・マキさんのライブに行ったときに買ったCDが出てきました。

福井県の民家のようなライブハウスで、ニ階から、赤ワインが入ったグラスを片手に階段を降りて来られ、マイクスタンドの前の小さなテーブルにグラスを置いてそのまま歌い始められました。

歌う前から格好良くて、「絵になる」ってこういうことかと感動したのを覚えています。

お若い頃も、もちろんとても美しいですが、ほんとうに美しい姿でした。

「人前で歌うなんてとんでもない」と思っていた大学一年生のとき、たまたま軽音の先輩に連れて行っていただいた市川芳枝先生のライブを聴いて、ジャズヴォーカルを習いに行こうと決めたときのことも思い出しました。

歌がうまくなりたいというより、あの空気に憧れて歌を勉強し始めたのだと思います。

市川芳枝”Enbracable You"
https://youtu.be/AzU9bWz6KSI?si=HT2YxQ_xISnUcQun