私は料理人だから包丁のこと。ではなく、今回は記憶の話しを自分の為に記録しておきます。

私は8歳の頃から高校三年生まで10年間、柔道を真剣にやっていました。皆さんのなかにも学生の頃、授業でやった事ある人きっといますよね。今は危険という理由でやらなくなったそうなので、ピンとこない人の方が多いかもしれません。

なぜこの話を始めたのかというと、社会の生き残り方を柔道から学んだから。

いや、当時そんな事を考えて稽古してたわけではないので正確には、仕事の失敗で悩んでいた時に、同じく厳しい練習で辛かったけれども頑張れた柔道の教育からヒントや共通点がある事に気づいたおかげで頑張れた。の方がしっくりきます。

授業で経験した事がある人は少し思い出してみてください。柔道って1番はじめに教えてもらう事は何でしょう

背負い投げのやり方？                                          襟の持ち方？                                                          技の名前？                                                            礼儀？

…違いますよね。『受け身』です。

畳をバーン！と叩くアレ。

しかも最初は体育の授業が終わるまでの50分間、何度も何度も低い位置から高い位置、前にバーン、後ろにバーン、バーン！腕が痛くなるほど繰り返します。体が自然に動くようになるまで。

相手を投げる技ではなく、どうして投げられた時の練習なのか。                                                        それば投げられた時に受け身をとらないと大きな怪我に繋がり危険だから。ここには「投げられる事が当たり前」という前提としての意味もある。                                

受け身を学べば最悪を回避し、また起きあがり何度も挑戦できる

これに気づいたとき、頭から地面にストンっと何かが抜け落ちたのを感じた。

失敗をしない、怒られない事に集中していると不思議となにをやっても上手くいかない。

今まで仕事の失敗で悩み視界がボヤけてた世界がまるでカメラのピントを絞るように、やるべき事がクリアになり焦点を合わせられるようになってきた。そうすると驚くべき変化が生まれた。

分からなかった事が分からないというような仕事のミスが減ってきたのだ。

やった事ないものは失敗するのが当たり前を前提として考えられると、出来てる人をよく観察して自分に置き換え予習することも出来るし、失敗したとしても最小限に抑えられる。

誰も望んで失敗をするわけではない。失敗が少ない人（仕事ができる印象の人）はセンスもあるかもしれないが、同じ景色を見るときでも見るポイントが人とは違う事が多い。何が本質なのかを見極める目が良い。大抵こうゆう人は何をやらせてもできる可能性が高い。

自分の弱みや失敗してきた事の体験から学び、成長する為にノートを書いていた時期があった。   たまに読み返しすと本当に面白い。同じ自分なのに他人を見てるようで不思議な感覚だ。              最初の頃はネガティブな失敗談や後悔の言葉ばかりが呪文のように埋め尽くされていたが、本質を知ろうと思考が変化してからは、こうすれば解決できる、次はここを集中してやってみようなどポジティブな意見が多かった。

そんなときハッと気づく。今は出来ているか。年齢とともに責任と選択肢が増え言い訳してないか。そんな時に自分に問えるよう書きます

いま、味方がいますか？    

周りに注意してくれる人が少なくなり、慢心してないですか。素直に謙虚に相手へ耳を傾けていますか。自分の事ばかり話さないようにしよう。腕っぷしのチカラより聞くチカラをつける事が本当の意味での最強。

勉強しているか？

目の前のタスクに追われ、忙しい自分に自己満足してませんか。自分が思っているより相手は見てる。どんなに情報を集めても自分のフィルターを通したものに価値があることを忘れずに。無知ほど怖いものはない。

あたりまえを大切にしているか？

家族、健康、仲間、時間、収入、仕事、勉強どれも保証はない。自分から追いかけないと離れていくだけ。どれかに焦点を合わせても優先順位はつけないように。

日々アップデートする成長を早く実現するには、楽をしようとサボると積み上げてきたものはすぐ錆びて使い物にならなくなるぞ。また研ぐには時間かかるぞ。

自分の成長の為には                                              やっぱり置き換えられる記憶より                              真実が残るnoteは最高だ