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仲の良いグループへの入りづらさ

塾生のひとり女性から、こんな話を聞いた。
 

仲の良い友人が、あるグループに入っている。

ある日、そのグループに入ってみないかと誘われた。
 
そのグループは参加者同士がとても仲がよく親切な人ばかりだという。
 
あなたも優しく迎えてくれるから是非入りなさいよと言われる。

 
そのグループのSNSがあるので、タイムラインのコメントを見ていたら、

みんな本当に仲が良さそうだった。
 
でも、、、なんか違う。入りづらい。
 
 
みんなそれぞれの意見を出しているけれど、それを見た自分の心が

「なんか違うよ」と言ってくる。
 
 
仮に、そのグループに入って、このSNSで発言するようになったら、

この会話の中に入っていかないといけないのか。。。。

 
イヤだ。

何がイヤだと感じるのか。

 
そのには、なあなあを越えた、節度を越えた馴れ馴れしさ、

失礼を感じたから。
 
家族でも友人でもない人が仮想空間で、自分の心の垣根をバンバン飛び越えて

くるのがイヤだと。
 
教わった「敬」と「礼」がないのだと思った。


友人にはすぐにそのグループへの参加は断った。

友人は「わかったよー!」と平気な顔をしていた。

自分が感じたあの失礼なやりとりに、友人はついていけるのかと

逆に尊敬の念が湧いた。
 
そのグループができた経緯や趣旨はとても賛同するものだったが、

仲がいいのと失礼なのは違うと思った。

グループを続けていくうちに、「敬」と「礼」がなくなっていったのか、

元々、仮面をかぶった失礼な人たちが集まったのかどうかはわからない。

でも、そのグループは参加者が増え続けているらしい。
 
 
自分がイヤだと思うことを、ちゃんと「ノー」と言えるようになったら、

変な気遣いはしなくていいし、ちゃんと友人関係も続けていけるんだなと思った。

すばらしい!

私は彼女の話を聞いていて、何回うなづいただろう。

とても嬉しかった。
 
かなりうなづいたのか、今でもまだ首の後ろが痛い。


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