スタートアップあるある言いたい_vol.1_競合or似たようなビジネスモデルの超大型資金調達で感じたVISIONの大切さ

ここ1ヶ月で、大きなニュースが2つ。
◯ 4/10:Klookがソフトバンクビジョンファンドなどから250億円出資
https://forbesjapan.com/articles/detail/26591
◯ 4/29:Softbank Vision Fundが「旅系にまた大型出資」・約560億円
https://thebridge.jp/2019/04/report-travel-activity-platform-getyourguide-raised-e500m-led-by-softbank-at-e1-6b-valuation-pickupnews?fbclid=IwAR2482ZO0UVErN4aJ1VpuIan9rIL2LdAjULiyw2pKtTQMCL6dTp1uTaU3uE

おお、ついに!

Klookも、GetYourGuideも、体験を売っている会社・サービスです。実質はチケットとか、そのほかの色々の体験をするためのサポートも含め、総合的に網羅しているサービスです。
サイトを見ても、世界で展開していて、規模も桁違い。チケットだけではなくて、EXestが提供しているガイドマッチングサービスWOW Uと同じような形のものもあったりします。そういった意味では、一部競合になるのでしょうか。

ただ、このニュースを見たとき、「日本に本格参戦かー、やばいなー」という感情よりも、(その感情が生まれるまでに到達していないということは別にして、)自分たちがやっていることに対してポテンシャルを感じる方が大きかったです。
旅行業というと、チケット手配やホテルの手配がメインで、体験やガイドと一緒により深く観光を楽しむなどといった、いわゆる娯楽費は旅行消費額の3%程度しかなかったりします。(日本の場合です)

そんな中で、世界で戦っている人たちが自分たちがやりたい、やろうとしていることと似ていることで、ここまで大型の調達をして、チャレンジをしようとしていることに嬉しくなりました。そして、資金の使用用途の一部は日本への本格参入という、、やろうと思っていることは間違っていなかった的な。

WOW Uというサービスは、現段階では、Klookや、GetYourGuideのような「体験に繋がる網羅的サービス」ではなく、人と人が繋がる、体験そのものにフォーカスをした、ガイドマッチングサービスですが、今色々と仕込んで色々と動いてます。
早ければ5月末、遅くとも6月には何かしらで発表できると思います。

さて、タイトルにも書いたのですが、スタートアップあるあるでもあり、スタートアップをやっててわくわくすること、やりがいは、ここにあるのかなと思ったりもしました。

前提として、完全に新しいサービス、ビジネスモデル、マネタイズモデルなんて、ほぼ存在しないと考えています。VISIONによる差別化はあると思いますが、世界ではほぼ誰かが似たようなものをすでにやっているわけです。EXestが立ち上がった当初も、ガイドと外国人観光客のマッチングプラットフォームは複数ありました。もちろん、それぞれの会社がそれぞれのサービスで、自分たちが生み出したい世界観を持って運営しているので、細部に関しては全く異なっている可能性はありますが、まぁ、似たようなサービスはありました。ただ、生み出したい世界観=産業を作るということでいうと、まだ(日本では)産業は生まれていませんでした。
産業が生まれるという定義は難しいですが、それで経済的に豊かになっている人が一定数いたり、もしくは、ライフワークとして一定数の人が関わっていたりかなと思ったりします。(一定数っていくらだよ、とかは置いといて。。)
その産業を作っていきたいと思ったからこそ、それがVISIONと合致したからこそ、色々とチャレンジしております。産業を生み出すということは、結構大変で、そもそもそれが産業になりうるのか、いわゆる事業機会はあるのか、ということから始まりました。もちろん、あると信じているからこそ、やっているのですが、やはり、悩むことはあるわけです。そこに、KlookやGetYourGuideのようなニュースがあると、勇気付けられます。俺たちもやりきらないといけないなと。

そんな状況で、どうやり切るのかと考えた時に、やっぱり最も重要なことはVISIONなんだと思います。どんな世界を作りたいかという。似たようなモデルでもVISIONが違うと、進むべき方向性も違ってきます。会社をやって、色々な意思決定をしていますが、最後の拠り所はVISIONだったりします。EXestという会社は「出会えなかった人と人をつないでWOWで溢れる世界を実現する」がVISIONです。それに共感したメンバーも集まってくれています。その辺りの話はまた別途書いていきたいと思います。

まぁ、そんなこんなで、令和は色々と産業が動きそうな予感がしています。

プラットフォームとして、PMF(Product Market Fit)→拡大→改善→改善・・・というステージを迎えていくはずですが、KlookとGetYourGuideは明らかに資金によるpower gameを仕掛けてくるなーと感じています。日本というエリアへの拡大です。ただ、僕たちも一部分では負けないように、そこでマーケットを作れるように、やり切っていきたいと思います。

6月には少し大きなニュースも出せると思いますし、(まだ出せてないですが、)僕たちを支えてくださる人たちも増えてきています。個人的にはもっともっとスピード感持ってガシガシやっていきたいですが、少しずつでも動いていければと思っています。こういったニュースは社内でも色々と議論ができるので、とても刺激になっています。そして、VISIONの大切さ、VISIONによる差別化の重要性を改めて感じています。

まぁ、何が言いたいわけでもないですし、これで何か伝えたいというわけでもないのですが、こんな文章を読んでいただいて少しでも興味を持っていただけたら、書いた意味があったかなと思ったりします。

何か一緒にやってもいいよーとか、何やってるの?とか、何かしら引っかかった方、ぜひ色々とお話しさせてくださいー。

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