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「ひと呼吸ができないほど忙しい人なんていないですよね?」

人生で初めてちゃんと「マインドフルネス」を体験して驚愕したのは、「意識して7分間呼吸だけをすることが人生で初めてだった」ことでした。

箱根で開催された人事ごった煮超交流会の2日目朝7:00から、朝箱根(=出張朝渋)が開催されました。講師に日本で初めてマインドフルネスを企業として導入したSansanの #マインドフルネスあきら さんと、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティチュート代表理事・荻野淳也さんを招いた、マインドフルネス講座。(豪華)

人生の先輩方と語り尽くした大人の合宿。睡眠時間1時間、半パジャマで参加しました。

「無意識的スマホ」から「意識的スマホ」へ

荻野さんによると、毎日とは「一瞬いっしゅんどこに注意しているか」の積み重ねでできている。その注意する先を、「今」の「自分」に戻してあげることがマインドフルネスなんだそう。(と解釈しました。)

「自分の観察」。「今に戻る」行為。

ちょっとよくわからないですよね?

もっと一般的な言葉でいうと「自分の客観視」ということだと思うのだけれど、例えばそれは「あ、今自分はスマホ触ってるな」「あ、今自分はこいつにむかついているな」でも大丈夫。こうして自分を「観察」することがマインドフルネス。with 深呼吸。

今に戻る、今に戻る。と表現した荻野さんの静かな繰り返しのせりふが、マインドフルネスについて一番ピンときたときでした。

朝起きた瞬間からToDoが回っていて夜まで仕事をしまくっていても、「マインドフルネスをすることで、「とっ散らかってきたな」と注意が向きやすくなったり、反射的な感情をぶつけることがなくなったりするそうです。

で、「このやり方であってるのかな?」とか「これって正しいんだっけ?」という考えからは解き放されていい。

「価値判断しなくていい」って普段あまり言われないことだけれど、例えば「電車の中でスマホっていじってても良いか」というジャッジメント、価値判断はけっこうどうでもいいらしい。

スマホも無意識で触っている状態から、選択的に触っていること、気づいている状態にシフトすること。それだけが、まず重要なんだそうです。

言われるままに目をつぶり、深呼吸をする。周りの音が聞こえる。自分の頭の中でいろいろなことが回り始める。

目を開けると、7分半経っている。

7分半経ったということはあとから聞かされたのだけれど、そんな長い時間が経っていたとは。

で、一つ思ったのは、呼吸疲れるということ。

意識して腹式呼吸をしていたのだけれど、もう呼吸やめたい・・・と思いました(死にたいわけではない)。

そして、意識して7分間呼吸だけすることが24年間で初めてだという事実にひとり驚愕。

こういうスピリチュアルなことってやってみた人しかわからなくて、効果を伝えたくても「怪しい」「ハードル高い」と思われがち。

わたしも、弟がヨガデザイナーなので6,000円払ってレッスンを受けたことがありますが、見事に一度もひとりでやってません。こういうものを真面目にやれば「何かいいことがある」ということはなんとなくわかっているのね。

マインドフルネスあきらさんも、その点は一般人の考えをよく理解されていて、「忙しいときは一瞬でいいんです」「一呼吸ができないほど忙しい人なんていないですよね?」と。

ぐさっ。

オフィスでも意識してみると、なにかわかるかもしれないな、と思いました。

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