見出し画像

初期研修医サボり方マニュアル

こんにちは、JIZOです。
去年の3月に研修病院の選び方や考え方についてのnoteを書いてみたところ、予想以上の反響がありました。

前回は研修病院を給料で選ぶ、という価値基準を学生の方向けに紹介しましたが、今回は初期研修医のみなさんに向けての記事になります。

この記事は嫌われることを恐れずに周りに迷惑をかけてでも「徹底的にサボってやる」という内容ではありません。
自分のペースで働くために、うまく手を抜く方法や思考法を伝えるための記事になります。

毎年、新研修医のみなさんが熱い思いで社会人になります。
その中で研修医の働き方に疑問を抱く人もいるでしょう。
思っていたのとは違ったと、後悔する人もいるでしょう。
自分は医者に向いていないんじゃないかと落ち込む人もいるでしょう。

でも、あなたがダメなのではなくて、働き方に問題があるのではないかと考えてみませんか?

環境があなたに合っていないだけかもしれません。あなたらしい働き方で働けていないだけではないですか?

医師の仕事を嫌いになる研修医が1人でも減ることを願って、今回の記事を書きました。

とりあえず初期研修は終わらせたい人へ

医療に対して、そこまでやる気のない人。
とりあえず初期研修は終わらせて、研修終了後は専門性の低い仕事をユルフワやっていきたいと考えている人。

このような方は、既にハイポ病院を選んでいるかと思います。
恐らく当直はほとんど無しor寝当直、みたいなところかと思います。

一方でユルフワ働きたいものの責任感は人一倍ある方も多いと思います。
ユルフワ働きたいのに、振られた仕事を全力でこなしてしまう。
手の抜き方が苦手だという人です。

今回そのような方々のために、他人にしわ寄せしないで手を抜くコツをお伝えしたいと考えています。

やりたいことが決まっているのに初期研修で全科回ることになっており、それがシンドイ人へ

自分は将来精神科として開業したいのに、産婦人科で帝王切開を見たりするのはキツイと考えている皆さん。

すみません諦めましょう。
ただ、それをなんとか耐え切るマインドセットみたいなものが伝わればいいかなと思います。

やる気に満ちあふれてスタートを切ったのに、忙しすぎて心が折れかけてしまっている人へ

意識が高く、真面目な研修医の皆さんははそもそもこのnoteにたどり着かないのかなと思います。
それでもどうしようもなく疲弊してたどり着いた皆さん、お疲れ様でした。

そのようなやる気の火を、たかだか2年間の初期研修で終わらせないでください。なんとか逃げ切りましょう。
今あなたの働いている環境は、単にあなたに合っていないだけなのです。

人には向き不向きがありますので、これから長い人生をかけて、自分らしい働き方をゆっくり探していけば良いのです。

生き方や働き方を最初の2年間で決める必要ありません。
柔軟に、先送りしながらでも、歩き続ければ良いと僕は考えています。

成長スピードは人それぞれです。
上司の求めるスピードで成長するのがベストとは限りません。
なぜ初期研修医は「週4勤務で給料は少なめ」みたいな多様な働き方を選べないのでしょうか?

働き方改革とは各々の事情に合った多様な働き方を、労働者自身の判断で選べるということです。
「週3勤務当直無し、夏休みは2ヶ月、初期研修3年間」みたいな働き方が選べる時代になることを僕は願っています。

医者人生は長いので、マラソンと同じで序盤から飛ばす必要なし!

サボるということについて

サボタージュとは一般に「職場で仕事はするが、仕事の能率を下げて経営者に損をさせ、紛争の解決を迫る方法。」です。

しかし僕が今回伝えたい、「サボる」というのは、「雇われ医師」として問題にならない程度に労働をして、残った時間と体力と精神エネルギーとお金を、自分で考え自分で決めた目標達成や体力温存(心身の維持)に投入すること、と考えています。
厳密なサボりとは少し違うかもしれません。
「うまく力を抜いて働く方法」の方が正しいかもしれません(汗)
サボるという言葉がなんとなく響きが良いので採用してみただけです。怒らないでくださいね😭


ところで世の中には良いサボり方と悪いサボり方があります。
良いサボり方はサボってると誰にも気付かれないサボり。
悪いサボりは周りを不快にして、患者さんや同僚や病院に不利益を与えるサボりです。

90点取れる能力がある人が、60点しか取れない人のフリをして、70点を取っていくという2年間をこのnoteでは目指そうと思っています。90点取れる人が100点を取りに行きたいと思うのなら、引き続き頑張って下さい😁

今50点しか取れない人は、このnoteを読んで、なんとか70点を取れるようにして、60点でフィニッシュしましょう!
それではここからはある意味不謹慎だったり、極論を述べたり、読む人が読むと不快になるような内容だらけなので、有料制限をかけさせて貰います。

みんながこれを読むべきだとは思いません。あくまで自分に必要だと思ったら、読んでみてください。

ここから先は

7,304字 / 2画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?