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【グラジオラスの花束 〜君と僕と洗濯物〜 「向井純葉編」】2話


「さっきの鳥、音楽に合わせてすっごいヘドバンしてたね笑」
「ね!笑」
「なにか理由があるのかな?」
「うーん、餌とかをもらえるって分かってたらそういう行動するけど関係なさそうだったしなぁ.....」
「......ふふ笑」
「なに?」
「ううん、なんでもない笑」
「なに〜?」
「なんかパフェとか食べたくなってきた」
「お!いいじゃん!」
「この辺オススメある?」
「あるよ〜!」

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「はい!以上です!」
『かしこまりました!少々お待ちください!』
「ねぇねぇ礼央」
「なに?」
「文化祭....誰かと回るの?」
「ううん、回らないよ」
「え?」
「なんか毎年マーメイドが出店してるらしくてそれの手伝いがあるから」
「そーなんだ......」
「純葉は?誰かと回るの?」
「えーっと.....うん!友達と回る!」
「......友達できた?」
「う、うん!もうたくさん居る!」
「ほんとに?」
「大丈夫だって!」
「ならいいけど.....」
「休憩とかないの?」
「もちろんあるよ」
「じゃあその時は一緒に回ろ!」
「うん、いいよ」
「やったー!!」
「そんなに嬉しい?笑」
「うん!!何食べよっかな〜.....ポテトとか〜唐揚げとか〜カステラとか〜」
「食べ物ばっかじゃん笑」
「うるさい!笑」
『お待たせしました〜SPパフェとミックスシェイクです!ごゆっくりどうぞ〜』
「ありがとうございます!」
「え、純葉のパフェ美味しそう!」
「あーんしてあげようか?」
「また子供扱いして!」
「笑笑」
「あ、このミックスシェイク美味しい.....」
「どう美味しい?」
「ん〜何使ってるんだろう.....桃とリンゴは入ってるし〜.....」
「......ふふ笑」
「なに?」
「ううん、なんでもない笑」
「そう?笑」
「もーらい!」
「あ!ちょっと純葉!」
「美味しい!」
「良かった笑」
「礼央もいる?」
「あーんじゃなかったら」
「えー!してあげようと思ったのに!」
「いらないってば!」

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