Nonocular Violet Tour 2020.12.17

会いにきてくれてありがとう
って小さい声で言った。

ピロウズファンは真面目な人が多いと思ってたけど、クルクルパーばっかりだな。
頭おかしい人?だっけ?

みんな今日は嘘ついてここにきたんでしょ?

孤独死しないですんだ、と笑わせる。

悲しい曲といって「ロックンロールはいらない」をはじめた。

アンコール後。
タオルを弄びながら、ポツポツ話す。
これは不要不急だ、なんて言って。
余計なことを話さないようにしよう。…何を話せばいいんだ、と。

なんていうか、とんでもないことになってしまって。
昔のTシャツとかみんなたくさん買ってくれて、不良在庫の処分がだいぶできた。

収入がないのにスタッフの給料や固定費を払わなくてはならなくて…

頷きながら聞いた。

なんでこんなこと。
友だちに話してるみたいだなぁ。
そう言って、笑った。

こっちを見てたよ。みてくれてたよ。

助かったよ。ありがとう。

一言しゃべるたびに、語尾が戦慄いていて。
もうそれがたまらなくて、泣いた。

そしたらさわおさんも後ろを向いてしまった。

感情のキャッチボール。

さわおさん、やわらかかったなぁ。
最初の方の「やっぱり聞きたい?」
かわいかったなぁ。
「久しぶりじゃないか」

笑い顔がやさしかった。よかったなぁ。

ノスタルジア、歌詞が全然わからないのに泣いてしまった。

君たちは高いチケット代を払う
でも僕たちは儲からない
なのになんでするんだ。
音楽が必要だからだ!

久しぶりに手紙を書こうかな。

アインザッツを聴いて
泣いたことを思い出した
吐くように、叫びたかった。

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