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清澄庭園へ子どもと行きました

 2月24日は天皇陛下御在位30周年記念で無料開放となった清澄庭園へ行きました。自分も楽しかったし、子どもも喜んでくれて良かったです。ただの散歩ではなく、ちょっとした冒険を楽しんだ感じ。

 大きな池を中心とした庭園はそこまで広くはないのですが、めぐるためのルートが多いところが良かったです。起伏があって、池の周囲を石を渡りながら進んだり(「磯渡り」と言うそう)、いくつも橋があったり、見上げる箇所があったりと、視線や歩く動きの変化を楽しめます。池につき出すように建てられた「涼亭」という建物も素敵です。腰掛けて休む場所も多く、歩く人休む人がほどよくいて雰囲気にゆとりがあります。ちょっと待ったり道をお互い譲り合う感じなども、優しくて好きです。

 池には鴨の仲間が沢山いるので鳥を見るのも面白く、鯉もすぐ近くで見ることができ、特に鯉は視線の低い子どもには迫力満点だったようで大興奮でした。鯉に見入る子どもは鳥を見る子どもより多かったように思います。亀もいました。

 この季節に来て良かったかもと感じたのは、蛙の卵が沢山あって池の中に何匹も蛙を見れたこと。日差しの暖かさも相まって、啓蟄の語が頭をよぎります。卵を守っているようにそばにいました。水の中にいるので多少苦手でも怖さも薄れます。

 また桜の頃に来たいと思いました。入園料も150円とお手頃です。

 以下、写真をいくつか。

 入ってすぐにドーンとあります。

 順路は左ですが、早々に右へ進むことに。ルートが入り組んでいるので逆行している人も多くちょっとホッ……。

 子どもはこの橋に惹かれてしまった様子。

 お母さん、あっち行きたかった。

 涼亭が見えます。

奥に入ると芭蕉の「古池や かはづ飛び込む 水の音」の句碑がある自由広場へ。桜の蕾が赤く色づいていました。初夏には花菖蒲が楽しめるそうです。

 自由広場を出ると右手に枯滝が。名石に彩られ、迫力があります。

 池の真ん中、島の周りには驚くほどの密度で鳥がいました。この何倍もの広さに沢山いるのです。新しいスマホでズームの調節に苦心していると、子どもはスタスタと行ってしまった。元々そういうタイプだったけれど、歩けるようになるほど顕著。

 磯渡りのところで見た蛙の卵。蛙も石の間にいるはずが見えない……。ちゃんと撮りたかったけれど、特に石のところは子どもから目が離せません。足元に注意は必要ですが、とても水の近くに行けて楽しい場所です、磯渡り。鯉も水の際まで来てくれます。

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