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テレビがリアルタイムに戻るんじゃないか、と思う

スマホによって、テレビの視聴率が下がり続けている、と言われている。違法のアップロードだけでなく、TVerなどのアプリにより、見逃しても後から見れる。少し前に読んだ新聞では、録画して倍速で見るのが当たり前になりつつあるというアンケート結果もあった。

けれど、これはあくまで私の感覚、ではあるが、そういった「テレビのリアルタイム離れ」から、SNSによってリアルタイム視聴の場に戻りつつあるんじゃないかなぁと思う。

というのも、好きな番組やドラマほど、テレビの場合は”みんなでわいわい”見たい。けれど、ひとり暮らしだとなかなか誰かと見る、なんてことができない。(今はひとり暮らしじゃないけれど、だいたいひとりなわけで)

それが、「みんなとわいわい」できるのがTwitterで、そもそもそういう使い方があったわけだけれど、なんとなく、その勢いが加速しているような気がする。私は朝ドラが好きで、朝ドラのために7時半に目覚ましをセットしているのだけれど(7時半のBSと8時のNHKどちらも見る)、「あまちゃん」から、スマホ片手に見るようになった。クドカンがちりばめた小ネタを、みんなで共有し、さらにドラマが好きになる、そんな流れがあって。(これは色んなメディアにかなり書かれていたけれど)

Eテレでヒットしている「ねほりんぱほりん」も、Twitterでの盛り上がりによって人気が高まったのは有名な話。

で、何が言いたいかというと、、普段そこそこ忙しくて、22時〜23時くらいに帰って、好きな番組はほぼ録画で見ている、のだけれど、かなり好きな番組だと、リアルタイムで見たくて早く帰るようになっている自分がいる。話の続きが気になる、のはもちろんだけれど、Twitterでわいわいしたい、盛り上がりを見ながらテレビを見るほうが面白い、というのが一番の理由。去年の「逃げ恥」も、「カルテット」も、そして今はまっている「監獄のお姫さま」も。

昔(小学校とか中学校とか)は、次の日にクラスで前日のテレビの話で盛り上がるのが普通だったけれど、それが今はリアルタイム。

さらに言うと、Twitterでは飽き足らず、最終回は誰かと盛り上がりたくなって、ドラマ好きの友人に声を掛けて集合している。

明日は「監獄のお姫さま」最終回。というわけで、友人を家に呼んでいる。視聴率は低いらしいけれど、めちゃくちゃ面白いし、演出もすばらしい。

テレビ業界もそろそろ、視聴率だけで測る文化を変えたほうがいい。毎回毎回家でテレビの前に座って見れるひとなんてほんの一握りだし、それでもドラマや番組の内容が良ければ、必ずファンはついてくるし、広まると思う。
(もう変わってきているだろうけども)


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