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フィヨルドとサーモンとサウナの旅2〜スタヴァンゲルで最高の食事〜

さて、旅の始まりからさっそく、ドバイでトランジットをミスしてオスロ泊がなくなりドバイ泊になった翌朝、早朝5時にチェックアウトして、ドバイ空港へ。

昨日の、エミレーツカウンターのお姉さんに免税店前ですれ違ったら、「今日は間に合いそうでよかったね」といった感じでこちらに笑ってくれて、ほっこり。エミレーツ航空、大好きです。

朝7時半の飛行機でオスロへ。オスロにはお昼すぎに到着。

格子の天井からの光が気持ちのよい空港。ドバイの空港で「海外の空港はおしゃれだなぁ」なんて思ったけれど、オスロはやはり北欧。流線と直線の使い方、照明の使い方が上手で、素敵な空港。

オスロからスタヴァンゲルへの飛行機のチケットをとっていたが、少し時間があいているので空港内のカフェバーへ。ドバイはイスラム教でほとんどお酒をみかけなかったのでビールではしゃぐ。美味しそうなオープンサンドも並んでいて、さっそくサーモンのオープンサンドとビールで乾杯をした。

この空港でさっそく、ノルウェーの物価の高さに気がつく。ビール2杯とオープンサンドで約4500円ほど。ペットボトルの水は1本約300円。あまり気にすると楽しめないので考えないようにしたが、世界一の物価と言われるだけあるなぁ、と実感した。

その後、かなり遅れて飛行機が到着。1時間ほどでフィヨルドの入り口の港町・スタヴァンゲルへ。

小さな港町だが、街の中心に気持ちよい池があったり、石畳に三角屋根に白い木造の家が並んでいたりと、とてもかわいい街である。特に、港に面している家は最上階の窓の上が三角に出っ張っていて面白い。街に着いたのは20時くらいだったが、白夜に近く、まだまだお昼すぎのような明るさ。気温は思ったより低く、15度もないように感じられた。

ホテルに荷物を置いて、晩御飯を食べに街へ。ネットで調べた、地元のひとに人気が高そうな「Renaa Matbaren」というお店へ。

街は人通りが少なく静かな印象だが、お店に着いて中をのぞくとほぼ満席。年上と思われるひとたちで賑わっていた。予約をしていなかったが、運良くあいていたカウンター席へ。

メニューを持ってきてくれた若い店員さんにおすすめを聞くと、ふたりでシェアするなら自家製ソーセージ、など丁寧に説明をしてくれた。そのおすすめのソーセージと、ホワイトアスパラのグリルを選び、さらに魚が食べたかったので「本日の魚料理」の黒板メニューの、一番上のメニューをお願いした。(ノルウェー語で読めなかった)

おいしいワイン(ハウスワインを選んだがとても美味しかった)を飲みながら、出てきた料理は大正解。読めずに選んだ魚料理はサーモンステーキ。分厚いサーモンは絶妙な焼き加減で、7割レア。それにクリーミーなソースと茹でキャベツがついていて合わせて食べるとなお美味しく、ひとくちひとくちが幸せな気分に。付け合わせのポテトも、ハーブが効いていて美味しかった。

ホワイトアスパラはストウブでグリルされて、上にカリカリのベーコンとさくさくしたおせんべいのようなもの(語彙力のなさよ)と、パルミジャーノ(ペコリーノだったかもしれない)チーズがたっぷり、そしてこちらもクリーミーなソース。こんな料理食べたことない!と、すでにノルウェーに来てよかったと感動。

そのあと出てきたソーセージも面白い。丸く、円になっていて継ぎ目がないソーセージのグリルに、オニオンリングやシシトウなどの野菜がのっているボリュームたっぷりな一皿。シェアして食べたが、お腹いっぱいになった。

内装なども素敵だが、店員さんもとても優しくて好印象だった。適度な距離感で、たまに「どう?おいしい?」とにこやかに声をかけてくれる。カウンターでキッチンの様子が見れたが、みなとても楽しそうにそれぞれの仕事をしていた。

幸せな気分で店を出て、ホテルへ。店を出たのは22時半頃だが、まだまだ明るい。白夜をはじめて体験したが、不思議な感覚である。夜ご飯を食べ、酔っ払っているのにまだ夕方にもなっていないような感覚。明日はリーセフィヨルドの有名な崖のプレーケストーレンへトレッキングに行くので、早めに就寝。

つづく>>

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