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はじめての金継ぎで知った、本当の魅力

金継ぎ教室についに行ってきました。

金継ぎというのは、陶磁器の割れや欠けを補修して金で装飾するいわば「お直し」のことです。

昔から気になっていたものの、「本漆じゃないとうんたらかんたら〜」「お手入れがうんたらかんたら〜」と調べるほどにめんどくさくなり足が遠のいていました。

しかし、うつわのことをナリワイにしている身でこのままじゃいかんよなあ〜と思い、先日ふとPCを開いたらちょうど翌日に教室の空きが!これは天啓!と思い切って予約して行ってきました。

簡易金継ぎの教室にいってきた

私が行ったのは、都立大学前駅近く「Makers' Base(メイカーズベイス)」というところ。エポキシ樹脂という代用品を用いた簡易金継ぎの教室です。

「かけほつれ3〜5箇所」とHPにあったので、かけのあるお皿を4枚持ち込みました。

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黄色く囲んだ部分が欠けているところです。

練り消しみたいなパテで埋めて、固まったらヤスリがけ。真鍮粉というとろみのついた金色の液体を上からかけて、半分乾燥したあたりでハケで金属粉をはたいて終了。

はい、完成!

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か、かわいい〜!!金色がアクセントになって格段にかわいくなってる〜!!キラキラしてる〜!!この時点で私のテンションだだ上がり。

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最近あまり使ってなかった粉引のうつわもなんだか見違えるみたいに可愛くなっちゃって。すっぴんからヘアメイクで大変身並みのキラキラさ。クリーミーマミかと。感動しました。

帰りはまだ固まっていないので、ダンボールの箱に入れてお持ち帰りとなります。私は勘違いしていて袋しかもってきてなかったのでメイカーズベースさんにお願いして箱お借りしました(ほんとはだめだよ!みんなはちゃんと持ってきてくださいね)。二、三日したら完全に乾くので使えるようになります。

帰り道、箱を大事に胸に抱えてホクホクしながら帰路につきました。

金継ぎはうつわのリニューアル

金継ぎにトライする前は、金継ぎのことを「うつわが割れたら直すもの」「長く使うために修繕すること」だと思ってたんですが、実際やってみて気づいたことがあります。これ、単に直すだけじゃない。金継ぎの真価は「リニューアル」にあるんじゃないかと。

お洋服もお直しをするのって単純に補修するのとそれ以上の場合がありますよね。ボタンが取れたから繕う、ファスナーが壊れたから付け替える。これはシンプルに補修するお直し。でも、白いボタンを黒いボタンに変えてみる、フルレングススのデニムをはさみでカットしてショートパンツにする。これはデザイン自体に変化を施すことになります。

前者がマイナスを0にするのに対して、後者はAをBに変化させること。金継ぎは前者だと思ってたけど後者だったんです。

金継ぎされたうつわがなんだかピカピカして見えて、慣れ親しんだ食器がフレッシュに見えた。「え!なんか前よりかわいい!」と愛着が湧いて、明日何乗せて食べよっかな〜なんてウキウキしちゃったり。見慣れた食器が全く新しい食器みたいに見えたんです。

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もっとアグレッシブに金継ぎしたい

金継ぎは壊れた器を使うためなんて消極的なものではなくデザインとして楽しむものなんだ!ということに気づいて、もっと金継ぎしたいという気持ちになりました。

なお、先に書いたように今回は簡易金継ぎです。私は縁の欠けの部分だけなので直接口をつけたり食品を乗せないし「まあいっか」と判断しましたが、本来食器用としては安全性が保証されているものではないので各自自己責任で...。また、金継ぎしたものは食洗機NGなのでその点もご注意ください。私も勉強途中なので全てを把握できていないのですが、このnoteを読まれて金継ぎやってみたーいと思われたらぜひよく調べてご検討くださいね。

それでも簡単に自分で金継ぎできるのはやはり楽しい。かかる時間や費用も本金継ぎよりぐっとコストダウンできるし。

そして、自分でやったからこそ仕上がりのそこはかとないもっさり感をみて、やっぱり職人さんはすごいな!と思いました。いつか改めて本漆の金継ぎを頼むという体験もしてみたいです。

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アーティスティックな金継ぎが美しい河合菜摘さん。

ナカムラクニオさんの金継ぎのキットのついたムック本も気になります。

それでは、今日はここまで。

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菅野有希子

〔テーブルコーディネーター/プロップスタイリスト〕雑誌や書籍WEBで、食や住といったライフスタイル提案のスタイリングを手がけています。商品撮影のスタイリング、撮影、VMD、コラム執筆、レッスン講師など。 東京在住、夫と2人暮らし。

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