ゆうこすから学ぶ、新世代のSNSの使い方

前からゆうこす(元HKT48の菅本裕子さん)がSNSで活躍しているのは知っていたが、このツイートを見て「あ、新世代のすごい子がでてきたな」と一気に興味が湧いた。

今までにフォロワーのデモグラを自ら晒すアイドルがいただろうか…?

私もインフルエンサー関係の仕事をしているため、クライアントから「◯◯さんのフォロワーの属性が知りたいので、データ出してもらえますか?」という依頼がくるときがある。

ツールを使って調べることもできるが、あまり精度がよくなく引っかからないアカウントも多いので、大体は本人に聞いて抽出してもらう形になるのだが、「出したくない」「出し方がわからない」「めんどくさい」と渋られるケースがほとんど。
そんな中で自ら開示するアイドルがいることに度肝を抜かれた。

そして、彼女のフォロワーは驚くほど10代〜20代女性に偏っている。徹底した自己ブランディングの成果だろう。
SNSリテラシーの高さと、SNSの戦略的な使い方に驚き、ゆうこすの投稿を漁ると「新世代のSNS」を思わせる使い方がたくさん見つかった。

1.びっくりするほどコンテンツの濃度が高い

上記はInstagramの直近の投稿であり、企業から提供されたカラコンのレビューをしている。
おそらく通常の「うちの商品をインスタでアップして」という一般的なインフルエンサー案件だと思うのだが、PRとは思えないくらいに内容が濃い。
「もらったよ、よかったよ、みんなも使ってね」という従来の内容とは程遠く、彼女自身の言葉で全力でリポートしている。

その証拠に、なんとこの投稿だけで文字数は約2,000字。
1投稿に原稿用紙5枚分…?笑

Instagramは今や20代の日本人女性の2人に1人が使っていると言われており、iPhoneなど端末の進化に比例してアップされる写真もどんどんクオリティが高くなっている。
ただ、そんな中で似たようなアカウントが量産されているのも事実であり、「なんとなくフォローしているけど、フィードにでてきてもスルーしてしまう」というアカウントも増えている。

ゆうこすのコンテンツの濃度は彼女のアカウントをしっかりと「見る価値のあるアカウント」に仕上げている。

2.インタラクティブなコミュニケーション

これはSNSでフォロワーを増やしたい、エンゲージメントを上げたいと思っている人はぜひ真似してみてほしい。
一方的に発信するのではなく、見ているフォロワーに問いかけるのだ。

大半のアイドルは「今日は髪を暗くしました!」だけを書く。
一方で、彼女は「暗めの髪と明るめの髪、みんなはどっちが好き?」と問いかけをプラスしている。
上記により、フォロワーが思い思いの意見をコメントし、上記は直近の投稿の中で最大のコメント数を得ている。

これは今LIVE動画がどんどん浸透している理由に似通っていると思う。
何か言われて反応を返す、それに対してまた反応が返ってくる。
それを繰り返すことで、単なるSNS上の芸能人ではなく、親近感を感じさせることができるのだ。

3.明確なコンセプトメイキング

彼女は自分のことを「モテクリエイター」と称し、Twitter・Instagram・Youtube、すべてのチャネルで「モテるために生きている」というコンセプトで統一した発信をしている。
コスメについて書くときは「モテコスメ」、カメラアプリの紹介は「盛れるモテる自撮りアプリ」というように、一貫してモテにこだわっている。

一貫することの何が良いのか。
「知りたい」と思ったときに、「ここを見よう」という純粋想起率が高くなるからだ。
「可愛くなりたいな。おしゃれになりたいな。あわよくばモテたいな。」
そう思うのは10代〜20代の女の子にとって日常茶飯事だが、そんなときに「Webメディアで調べる」「可愛い友達に聞く」に加えて「ゆうこすのSNSを見る」が基本行動に入ってくるようになる。

直近Instagramを見ていると、人気のあるアカウントは「旅行しか載せない」「カフェしか載せない」というように、「このアカウントを見れば何の情報が入ってくるのか」が非常に明確である。
私自身も「海外に行きたいな」と思ったときに見るアカウントは決まっているし、新しい服が欲しいときに参考にするアカウントも決まっている。
明確なコンセプトメイキングは、人々の基本行動を変えるのだ。

4.「みんな」を多用する巻き込み力

ゆうこすのSNSを見ていると、頻繁に目に入ってくるワードがある。「みんな」だ。

そして、「見てください」「いいねしてください」「拡散してください」と正直すぎるくらいによくお願いしている。
「みんなで」「みんなと」「みんなのおかげで」を多用することで、見ている側とゆうこすの距離はグッと近くなる。
「応援してね」よりも「みんな応援してね」の方が自分が応援しなきゃと思うし、「ありがとう」よりも「みんなありがとう」の方が自分が少しでも役に立っている気分になる。
そして、チームで彼女を応援しよう、押し上げようという一体感が生まれる。

今までのインフルエンサーとは何が違うのか

今までSNS上で火がついた有名人でいうと、GENKINGやMEGBABYを思い浮かべる人が多いだろうし、私もその1人であった。
彼・彼女たちは、ありのままの自分の生活を投稿し、文章も淡白、そして投稿頻度が1日数回ととても多い。
彼・彼女たちのライフスタイルに憧れフォローするか、もしくは一種のアートとして投稿を見ている人が多いように思う。
要はインフルエンサー本人とフォロワーの間に少し距離があるのだ。

一方でゆうこすの投稿は、もちろんアイドル的な可愛さを求めて見ている人も多いと思うが、10代〜20代の女性のファンがこんなに多いのは、「同世代のカースト上位の女の子がリアルな情報を密度濃く発信してくれるから」なのだと思う。
コンテンツ濃度の低い淡白な「◯◯なう。」というような情報は、10代〜20代女性の間では、とっくにInstagramストーリーの方に移行されている。

どのような投稿が良い悪いというわけではないし、SNSは基本的に自由に使うべきだと思うのだが、「自己ブランディング」をする場として、ゆうこすの使い方は今までにはない新世代を思わせるものがあったので、紹介させてもらった。
SNSで仕事をとっていきたいと思っている方にとっては、ぜひ参考にしてもらいたい。

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コメント1件

エブリバディはノーバディだってLPのセミナーで聞いたけど、ゆうこすの例とは相反しますね。
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