見出し画像

ウガンダの車窓から

アフリカに来るといつも、面白いと感じることがあるのは、たいていマーケットや人混みだなぁと思います。

ウガンダの首都カンパラから地方に行くためのバスの出発地点Old Taxi Parkは、マーケットのすぐ横にあって、車窓からそのマーケットに行き交う人々を見るだけで、楽しいです。
(歩いているときは、ひったくりやスリに警戒しているので、車窓のほうがじっくり見ることができる)

「BRICS」という文字と、カナダの紅葉マークのはいった革ジャンを着たバイクタクシーの運転手さん。
BRICSがファッションのロゴになるのが、なんだか新鮮。  新興国に続けという気持ちの表れなのかな、いやそんな深い意味はないか。

路上で油のようなものを実演販売するお兄さんと、女性の人だかり。
お兄さんがとても太った白人女性の写真を見せて説明しているのを、まじまじと見る女性たち。
ダイエット系の話なのかな。
どの店でも似たようなものを売っているから、こういう広報戦略が、このマーケットで勝ち抜く秘訣なのかも。

バスの間を歩く売り子の人たち。
水、バナナ、飴、チキン、携帯の充電器にイヤホン。たしかにバスの旅にはありがたい。
本の手売りというのも、なんだかいいな。
でも、時計とか布団とかスニーカーって、このタイミングでいる?
と思っていたら、バスでとなりに座っていたお姉さんが、時計を値切りはじめました。
この街では、時計はこういうタイミングで買うものなのかもしれない。

交通分離帯にいる、青いテロテロのスーツに赤い蝶ネクタイのおじさん。しかも、真顔。
どこに行くんだろう。
最近ウガンダでは、クイズが流行っているらしいから、その司会者なのかなぁ。

いろいろわからない。
その発想はなかったということだらけ。
だから、想像が広がって、そのあと本当の事情を知りたくなって、人に質問したり本を読んでみたりする。

私がずっとアフリカの国々に興味を持ちつづけているのは、こういうところがあるからかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?