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【ネタバレ注意】日向坂46 HappySmileTour2022 兵庫公演1日目 感想〜今やれること、今しかできないこと〜

日向坂46、秋の全国ツアー『HappySmileTour2022』兵庫公演の1日目に参戦してきたので
記憶の限り感じたことなんかを書いていこうと思います。

保険を掛けるわけじゃないけれど、基本的にはすごく良いライブだったと思ってます。
Twitterに140文字で書くならそれでもいいけど、せっかくなので色々と気づいたことなんかを書きたいんだけど、評論家気取りの粗探しみたいにならないように気を付けます!!(笑)

セットリストなど、現時点までのネタバレを存分に含みますので充分にご注意を!!




・兵庫公演について


◎セットリスト

まずは今回のセットリストから

OVERTURE
ダンストラック
1.My fans
ダンストラック
2.誰よりも高く跳べ!2020
3.キツネ

MC①

ダンストラック
4.耳に落ちる涙
5.君のため何ができるだろう
6.僕なんか
7.飛行機雲ができる理由
8.君しか勝たん

MC②

9.ゴーフルと君
10.キュン
11.真夜中の懺悔大会
12.恋した魚は空を飛ぶ
13.アディショナルタイム
14.ってか

VTR 8thシングルセンター発表

15.月と星が踊るMidnight
16.知らないうちに愛されていた

~アンコール~
1.アザトカワイイ

MC③

2.JOIFUL LOVE
3.日向坂

ナタリーさんやモデルプレスさんなどのニュースサイトに
レポートが無いので、ファンの方が個人的にメモされていたツイートを見ながら手打ちしました(笑)

愛知公演の2日分のセットリストも見ましたが
大きな変更はなく、誰跳べがNO WARに変わってたり、アザトカワイイ、キュンがソンナコトナイヨ、ドレミソラシドに変わってたりするだけでした。

思わず「おお!」となったのは、やはり『耳に落ちる涙』ですかね。
軽く調べてみるとDCDLとキュンでの全握でのミニライブで披露したっきりの3年ぶりになるみたいです。そんなやってなかったか!!

この曲に限らず、ライブ後に改めて振り返ってみると、あの曲やってないな…って思うことが増えてきましたね。特にユニット曲は。
こればっかりは、活動を重ねて、持ち曲が増えていくなかで仕方のない宿命だけど、見れるライブはなるべく見ておけということなんでしょうね。


◎今回のツアー1番の当たり会場??

今回の会場、ワールド記念ホールは初めて訪れた場所ですが

近い!!

座席が判明した時にスタンドの2桁列だったので、「おいおい、最速先行でこの席か…ツイてないな…」なんて思ってましたが
いざ会場に入ってみると、スタンドの最上段でもメインステージやサブステージがしっかり見えるくらいには近い。
さすがに表情までハッキリとは見えないけど、背格好や髪型で余裕で認識はできるレベル(視力にもよるけど笑)

スタンドからはメインとサブを繋ぐ花道がめちゃくちゃ近くて
特にスタンドの前方の人は目線的にも花道と同じ高さぐらいなので、目と鼻の先の真正面をメンバーが通る感覚だったと思います。
アリーナ最前とメインが多少距離があって、見上げるような形になることを考えると
スタンドの前の方の席の人が一番の勝ち組だったかもしれません。
花道を移動したり、立ち止まったりする機会も多かったですしね。

ぴあアリーナMMも代々木第一体育館も行ったことあるからわかるし、Aichi Sky Expoは幕張メッセのような平面の会場のようなので
今回のツアーで言うと、ワールド記念ホールが1番参加者の幸福度が高い会場かもしれません!!



・ライブ全体について

ここからはライブそのものについての感想を

◎久しぶり?のフラットなライブ

今年に入ってから念願の夢を叶えた東京ドーム、渡邉美穂の卒業セレモニー、ケヤフェスと
かなり大きな会場でトロッコやフロートを駆使して移動したり、卒業という大きなテーマがあったり、特別なフェス+放水だったりと
そのライブ1つにかなり物語のあるものが続いてたので、1万人前後を収容する会場での比較的シンプルな構成のライブは久しぶりだなという想いでした。
もちろん、花道を移動しながらファンと交流するシーンも多くあるけど、その場に留まってその曲の本来の振り付けを多く見られたのは嬉しかったですね。


◎明らかな変化

これはもう、みんなが気づいていることだと思うんだけど、色々なものがこれまでの日向坂のライブのイメージとは変わっていたよう感じます。

どんな理由があるのかは分かりませんが、愛萌さんの不参加に加えて万全の状態ではないこしゃと丹生ちゃん
恐らく、『僕なんか』の発売延期による年間計画の圧迫はあるはずで、ケヤフェスが終わって、新曲の制作もありつつのツアーの準備だったと思います。
去年に比べて場所は減ってるのに日程は11月まであるとかなり余裕をもったスケジュールなのも大きな変化かなと(単純に場所が抑えられなかっただけだったりして…)

まずはセットリスト、今まではライブの中盤から終盤に掛けて畳みかけるようにやることの多かったMy fans、誰跳べ、キツネを頭から持ってくるのに驚きました。
Happysmileと銘打ってるのにダークなダンストラックからMy fans始まった時はさすがに困惑しましたが(笑)
初っ端から盛り上げに行ってるとも言えるし、体力的に余裕のあるうちにやってしまおうとも思えるかなと。

キツネでは、間奏を延ばして全員?のソロダンスを挟む演出もありました。
1人の時間は決して長くはないけど、全員がフィーチャーされつつ、自分以外の時間では一瞬とは言え休憩もできるのかなと思ったり。

上手くユニットや期別の曲を挟みながら、目まぐるしく衣装チェンジをすることもなく、花道も基本的に歩いての移動で、会場中を走り回ることもほぼ無く、ライブ時間もアンコールを含めて2時間キッチリと
こうして書くと良くなさそうに見えるかもしれないし、言い方に語弊があるかもしれないけど、省エネというかメンバーにとって負担の少ないライブになってるんじゃないかなと思いました。


◎『がむしゃら過ぎてどうにかなっちゃうんじゃないか』という魅力

ドキュメンタリー映画内で去年のツアーの初日を終えたメンバーに向かって今野氏から伝えられた

『がむしゃら過ぎてどうにかなっちゃうんじゃないかというのが、日向坂の魅力』

というニュアンスの言葉を思い出しました。

これ自体は決して間違いじゃないとは思ってます。事実、そういうところに魅力を感じて日向坂のファンになった人はたくさんいるはず。

一方で、いつまでそうあり続けるのかは1つグループにとっての問題だったのかもしれません。

突然サッカーの話を始めます(笑)
影ちゃんのキャッチフレーズでも有名なゲーゲンプレス
すごく簡単に言うと、自分達がボールを失った瞬間から、奪い返すプレッシングを開始する戦術なんですけど
このゲーゲンプレスの流行も相まって、近年のサッカーにおいて強度に違いはあれど、相手の陣地内でも積極的にプレスを採用するチームってとても多くて
実際に、試合開始から両チームが積極的にプレスを仕掛けていく試合ってプレーのスピードも速くて、迫力もあってすごいおもしろいんですけど
それを90分やり続けるってすごく難しくて、どこかでトーンダウンをする場面が出てくるはずなんです(どちらかが点を取って状況が変わるとか)
時には自分たちがボールを持って、ゆっくりと攻める時間があったりもするわけで
そういう場面、場面で選択するプレーの幅が多いチームほど強いんですよ。たぶん(笑)

何が言いたいかっていうと、リーグ戦だけで毎週末だけ試合がある時だったら、がむしゃらに突き進んでいけたかもしれない。

でも今はリーグを戦いながら、チャンピオンズリーグ(個人での仕事とか)にも出場している中でケガ人も出ているような状態なんじゃないかなって
そういう状態での戦い方を試行錯誤しているのかなって個人的にはそう感じました。

決して勘違いしてほしくないのは、メンバーのパフォーマンスが全力じゃなかったとかそういうことではないんです。

少なくともステージ上ではその瞬間の120%を魅せてくれていましたよ!

こしゃや丹生ちゃんも上手く出入りしながら1曲でも多く参加してくれていました。
特に『恋した魚は空を飛ぶ』では今回も5人だ!と思いきや逆サイドのステージに2人で登場し
バキバキに踊る5人とのギャップで楽しませてくれました。

みんな本当によく推しメンタオルや自分の色のペンライトに気づいて、レスを振りまきまくってましたし

ジョイラではメンバーもペンライトを持ち、それぞれの立ち位置の正面と同じ色に変えてくれる演出などもあったりして

ファンと作り上げる、なるべくファンの近くに行く、そういう根本的な大事にしている部分はブレてないなと感じました。


◎山口陽世の放つ輝き

どこかで書く機会が欲しかったので、ここで触れさせてください。

ドキュメンタリー映画の公開に先駆けて放送された3期生3人のセルフドキュメンタリーにて
『自分はアイドルに向いてますか?』という問いに対して

山口陽世が涙ながらに語った『自分はアイドルに向いていない』という言葉

いわゆるアイドルらしいキャピキャピした姿も見せられないし、決して歌やダンスも得意ではないと言いつつ
アイドルが、日向坂が、好きだから、別に向いてなくても自分らしいアイドルでいたいと語った陽世が魅せるモニターに抜かれた時の表情、ステージでのパフォーマンス、ファンへのレスポンス
どれをとっても素晴らしいんですよ。これ以上ないくらいにアイドルしてるんですよね。
めちゃくちゃ、キラキラしてるんですよ。三十路のおじさんはそんな姿見ただけで泣いちゃうんですよ…(笑)

放送当時もそんなことないよ…って思ってたけど、今回、改めてソンナコトナイヨ―って感じました。




・今できること、今しかできないこと

あくまで個人的な印象でしかないですが、今回のツアーに関して感じたことを書いてみました。
経緯はどうであれ、今までとかなり印象の違うライブだったことは多くの人に共感してもらえるんじゃないかなと思ってます。

もしかしたら、その変化に戸惑っている人もいるかもしれません。
その気持ちもわかります。

でも、ライブの幅があることは間違いなくプラスになると思ってます。

じゃあ、つまらなかったかと言えば全然そんなことなくて
ちゃんとしたセットを組まずに、LEDのモニターを駆使しながら色んなステージを見せてたし(ちょっとチープだなと思うのもあったけど)
今までがずっと『動』のライブだったとしたら、比較的『静』が強いライブだったのかなと。
それだけ、やれる曲の幅が増えてきた証拠でもあるとも言えるかな。

意図した変化なのか、変化せざるを得なかったのか、そこまではわからないけど
しっかりとした地位を築いた今だからできるチャレンジだし、4期生の入ってくる前の今しかできないチャレンジだと感じました。

幸運なことに代々木第一体育館で行われるツアーの千秋楽にも参加できるので
この形でのライブがどんな集大成を迎えるのかも楽しみにしたいと思います。

なんて、偉そうに語って全部的外れだったら笑っちゃうな
あくまで個人の感想ということで…

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