神田川

word:喜多条忠/song:南こうせつ

貴方はもう忘れたかしら
赤い手拭いマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋
一緒に出ようねって言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪がしんまで冷えて
小さな石鹸カタカタ鳴った
貴方は私の体を抱いて
冷たいねって言ったのよ
若かったあのころ
何も怖くなかった
ただ、貴方の優しさが
怖かった

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