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伊波さんと歩んだ1735日。 #伊波杏樹誕生祭2024

毎年の誕生日はね、親に感謝する日だと思ってますから。


そう語った通りの誕生日への価値観。
多分、今年の伊波さんも平穏に過ごしていくのだろう。
だからこそ、今日という日を「華やかにド派手にお祝いする」というよりかは「少し感傷に浸りながらゆったりお祝いする」ことにした。


ということで、伊波杏樹さん。
お誕生日おめでとうございます。



1735日歩んだ道程。険しかった道程。



私が伊波杏樹さんと出会った経緯は、初投稿の記事にて触れているものの、実はこれまで歩んだ1735日のうちの前半部分は記憶が薄い。
2020年2月11日(277日目)、『cartes Á jouer 大阪公演』を最後に2年弱現地にすら行けず。ラブライブ関連も、伊波さん出演舞台も、そして沼津に行くことすらも。


とにかく現実から逃れることに必死で。
直視したくない現実に逃げ惑う日々。
テレビなんか観てたら気を病む。
研究室に居てても気を病む。
ラジオで伊波さんの悲痛な声が聞こえる度に気を病んで。
両親や弟とは言い争って。
そして、一縷の望み(↓)すら砕かれてしまった時には、もう生きるのを辞めてしまおうかと考えてしまったり。



こんな世の中で生きるのも嫌になっちゃった。
悪口があまり得意でない私ですらこうだ。
赤と青のペンキがぶちまけられ刺々しい色で支配された世界。
それでも、伊波さんは全く諦めてなかった。
私自身の当時のマインドとは大違いだった。

2021年6月25日(777日目)。
伊波さんの最初で最後の"配信ライブ"「An seule étoile ~Pousse d'ici~」。
伊波さんの想いが無情にも途切れてしまってから、500日が経過。
この日は柄にもなく、タブレットでその辺にいた母と一緒に観ることに。
自分の推し事にはまるで興味なしの母だったが、この曲が流れてきた途端、母子ともに画面越しの伊波さんに釘付けになった。


1995年リリース。岡本真夜「TOMORROW」。
両親が結婚した丁度その頃にリリースされた。
阪神淡路大震災の直後の結婚だったこともあって、苦労した話をちょくちょく聞くこともあり、この曲が母の記憶に強く残っていた。

涙の数だけ強くなろうよ 風に揺れている花のように
自分をこのまま信じていてね
明日は来るよ どんな時も

TOMORROW / 岡本真夜   作詞:岡本真夜/真名杏樹


前出の伊波さんのいんすたさんの投稿の通り、当時の伊波さんの心は既に瓦解寸前だったはず。
それでも「明日は来る」と声を上げ続けるのは、自らが舞台の上に再び立てることを信じて疑わなかったため。


その時、荒涼としてひび割れた私の心に
ポトリと雫が落ちた感覚がした。



正直、研究の結果がどうなったっていい。
伊波さんが曇りなき表情で舞台に立っているのを、私が生き続けてその姿を見続けることが出来ればそれで十分なんだと。
この歌を初めて教えてくれた母にも感謝を寄せながら、「来る明日を迎える」覚悟ができた。

だからこうやって今でも私は生きてる。
今こうやって命があるのは、伊波杏樹さんのおかげだと今も尚信じている。
そして、今日まで1735日歩むことが出来た。


40.4万キロのフィルム。その続きをいな民とともに。


2020年1月27日。アッパレ173のカラオケ企画で、伊波さんが大好きだと語っていた曲。それがOfficial髭男dismの「115万キロのフィルム」。
今や結婚式の定番曲であるが、私としては役者・伊波杏樹さんとInamin Townの時の歩みを克明に表現している曲だと(勝手に)考えている。
35ミリフィルムに刻み込まれているのは、「この映画の主演・伊波杏樹さんの半生」。


クランクアップがいつなのか僕らには決められない
だから風に吹かれていこう (風に吹かれていこう)
フィルムは用意したよ (フィルムは用意したよ)
一生分の長さを ざっと115万キロ

115万キロのフィルム / Official髭男dism  作詞:藤原聡


映画で使われる35ミリフィルムは1秒1.5フィート(=0.4572m)で、それが1年分になると14,418kmになる。
伊波さんが刻み込んできた人生のフィルムは、28年分――――――約403,988km。
例えるならば、地球表面から月面までの距離。

……そうか。白骨船長で"役として"だけど月面着陸してたのは。
"私信"じみてるけど、恐らくそういうことなんだろう。

現在までの歩みを進めていく中で、キャストやカンパニーの人間――――――いな民も随分と増えたように思える。
力を合わせてのレベルでは最早ない、シナジーどころの話ではない、とてつもなく強大な力でこれまで暗いストーリーを全て覆してきた。

約束通り、伊波さんは戻ってきた。
有言実行の女。


2024年は"昇り龍"の1年に。この熱き想いを約14000km分のフィルムに刻み込む覚悟を込める伊波さん。
その並々ならぬ覚悟は、伊波さんもいな民も強く胸に抱いている。
個人のお仕事だけじゃない。高海千歌として駆け抜けている日々も、舞台の上で舞い踊り演じている日々も、一切妥協せずにやり抜く覚悟が見える。


奇跡的に買えたパネル。家宝。
強い覚悟を背負う伊波さんの勇ましい背中。


伊波杏樹さんがこれより紡いでいく人生のフィルム。今年も去年より更なる高みに登りつめていくのと同時に、壮絶な逆境を迎えることもあることだろう。
赤色や青色に汚されて、傷ついて涙している時には何か一つでもその傷を癒せるように行動がしたい。そんな時には、うるさいぐらいの声量で、"愛と想いやり"の言葉を叫び続ける。


伊波杏樹さんが歩むレッドカーペットの
その先に、何が待っているんだろうか。
まだ伊波さんも知らないような、
"オンリーワン"の高みは決して遠くない!!



2024年2月7日
中井みこと


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