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好き嫌いと自己満足は、意外と重要な役割を果たしている


ある本を読んでいて、ちょっとサッカーに置き換えて考えてみたいテーマがありました。


それについて掘り下げて考えてみようと思ったので、ちょっと掘り下げて考えてみたいと思います。

【サッカー選手という仕事の価値の受け手・お客は誰か?】


まず、仕事における価値の受け手というのは、一般的にお金を支払ってくれるひとたちのことをさします。

資本主義社会ですので、「お金」というのが生み出されないとそれを「仕事」とは呼べません。


この視点から考えて、まず、お金を支払っている人は誰か?を、考えてみます。

・スタジアムに足を運ぶ人
・有料チャンネル(TVやネット)で見る人
・スポンサー


大きく分けるとこの3つ。


なので、試合を見ない人というのはこの視点から考えると、基本的に直接的な価値の受け手やお客ではないということになります。


ただ、ハイライト映像やSNSでの発信をみて応援しているよ、ブログでコメントしているよ、そういうのも見ないけどたまにニュースみたりして陰ながら応援しているよ、というファンもいます。


これは間接的な意味での「ファン」という部類にとりあえず入れておきます。(この辺の説明はめんどくさいので割愛します)


なので、まずは直接スタジアムに足を運んでいる人たちに対する価値を考えてみます。

【彼らはスタジアムに足を運ぶことに何を求めているか?】


・勝利
・好(高)ゲーム、好(高)パフォーマンス
・楽器を鳴らして声を出す
・新しい刺激や発見
・人と繋がる(コミュニティ)
・地域と繋がる
・選手との触れ合い(サイン、写真等)
・スタジアムの雰囲気を楽しむ
・友達とビールを飲んで話す
・チームのストーリーの一部になる
・応援している選手を見たい


私の経験上からの視点でざっと理由を挙げてみましたが、こうしてみてみると、勝利以外のことが大半を占めていることがわかります。


なので、私たち選手はその辺を汲み取って「勝利」+「何か」という価値(成果)を提供しなければなりません。


客商売ですので、新規顧客集めをターゲットとしたマーケティングと、当然リピーターを増やすことも必要になるので、「来てよかった、また来たい」と思わせられるかも重要なわけです。

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では、その視点で深掘りしていきます。


【選手として、ピッチの上でできることは何か?】


・サッカーの心技体という本質的な部分の追求
・芸術的要素+闘争的要素を組み合わせたパフォーマンス
・90分という試合の演出

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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。