仕事と人生における目的と手段
資本主義的生き方は常に有事であり、競争し、成長するという定義が前提にあるので目的や目標を明確化しやすい。スポーツの世界も同様で、「勝つ」「結果を出す」という明確に定めやすい目標があるので基本的には有事的考え方になります。
ただ、これは仕事における考え方であって人生に対する考え方には当てはまりません。サッカーをしている瞬間はあるけど、人生はサッカーではない。
プロスポーツは社会が平時であることが前提で成り立つ職業だが有事的な考えが必要で、社会との接続性を考えた時にこの考え方は分けて考える必要性が出てきます。
有事と平時は山登りとトレッキング
有事の状態を例えると、山登りに似ています。
「頂上」という目標が明確で、そこに向かって最短距離を目指す。時間的、体力的なリミットもあるので手段を選んでる余裕もない。自分にとって「楽しい」と思えるやり方(手段)があってもそれが最短距離で頂上を目指すのに適していない場合は、たとえそのやり方が自分に合わなかったとしても別の手段を選ぶことが必要となります。
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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。