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アジアカップ2022 準決勝、中国に敗れ連覇ならず〜もう一度考え直す「日本代表」という場所

LIVEで見ながら前半はメモを取り、後半は練習の準備のためストレッチをしながらの観戦。延長戦は練習に向かう車中で音声を聞きながら、最後のPK戦は練習場駐車場で観戦しました。

練習が終わって帰宅してから、後半からもう一度メモを取りながら見直した。なんのために私はこんなに真剣に試合を見て分析し、メモを取りながらこうしてnoteとファンアプリ に記事を投稿しているのだろうかと、今ふと考えてみる。

明確な動機は正直わからない。でも、女子サッカーに対する何かしらの想いがあるからきっとこうして自分の時間と労力を注いでいる。ここまでは特に改善点を中心に記事を書いてきたけど、この試合も「改善点」を中心に書いていきたいと思っています。


まずは、スタメンを見ていきましょう。

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乗松、林、植木、をスタートから起用してきました。それ以外は変わらず。今大会5試合目となりコアメンバーは大分固定されてきて、少しずつではあるけど形として作っていけそうな現象は起こっている感じはしています。


記事を書き進めていく前に一つだけ。見る人によって試合の解釈は何通りもあると思っているので、私のこの記事はあくまでも一つの解釈として捉えていただければと思っています。


立ち上がり12分、植木の仕掛けから岩渕へのマイナスギミへのクロスで岩渕がシュートチャンスを得るなど、前回の試合で見られたペナルティエリアの角を取る意識がこの試合でも立ち上がりから見られました。


中国は立ち上がりからミドルブロックを敷いて、ずるずる引くことなく日本のDFラインにプレッシャーをかけていました。その中国相手に、前回指摘したビルドアップ時の乗松のボールを受けるポジションに改善が見られていました。


ただ、中国のレベルはお世辞にも決して高いものとはいえなかったと思います。この相手に対して日本はどうだったのか?そういう視点でみていきたいと思います。


宮澤の質の高さがもたらすチームの潤滑性


この試合、一際質の高いプレーをコンスタントに発揮していたのは宮澤。左サイドでの宮澤のプレーはチームに規律をもたらし、攻撃の潤滑剤みたいな役割を担っていました。

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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。