離れたって悲しくなんかない、と思ったのに

めちゃくちゃ泣いた。本人を目の前にして、ほんの数分前まで何も考えてなかったのに、ふと「もうあと数日だ」と思ったら涙が止まらなかった。

泣かずに帰りたかったし、なんなら泣かずに帰れる自信まであった。だって今離れるって決めたのは私だ。このまま(なんとかして)滞在を続けるのは金銭面からもビザの面からも現実的じゃない。それに、私だってまだやりたいことや挑戦したいことがたくさんある。依存もしたくない。

きっとあの人は来年いっぱい本帰国できないはず。一時帰国したとして、住んでいるところも離れているからそう簡単に会えるわけじゃない。私が日本で仕事を始めれば、長く休みを取ることもできなくなるから、また遊びに行くことも難しい。

だから正直この関係を続けるのは難しいと思ってる。わかってるからこそ、泣かずに帰れると思っていたのに、やっぱり、すごくすごく悲しい。さみしい。

毎晩聞かされるうるさいいびきも、私にラリアットかますぐらい大きな寝返りも、ほんとうんざりしてたんだけどな。もう来週からはうんざりしなくていいんだけどな。

私は泣きながら肌を重ねた。また泣いていると知られたくないから顔をうずめて声を押し殺した。言葉がなくても、お互いにもどかしい思いをしていることが痛いほど伝わって、涙がずっと止まらなかった。

どうやったらあと数日笑って過ごせるのかな。飛行機に乗り込むその瞬間まで泣かずにいられるのかな。。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

あなたのその応援で、もっと「私」出しちゃいます。(?)

1

ずっきーに

よくいるアラサーです。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。