男と女の感想の違い

この話で気を悪くされる方がいるかもしれないので書くか悩んだが
言葉に充分気をつけながら書きたい。

3ヶ月〜1年に一度、子宮頚がん検診に通っているクリニックがある。

精密検査などがあるときは割と頻繁に行くのだが、
そこの先生は男性の方で私は全く気にしないので通院歴は割と長い。

話はズレるが
男性の産婦人科医というのは貴重で、
産婦人科医は女性の方が多いけれどその多くは産休や育休で長期休みがある人に比べて
まだまだ男性の産婦人科医の産休育休取得率は高くはない。

そのため、平均的に女性の産婦人科医に比べると、男性の産婦人科医の方が長期休みを取ることが少なく
医局からは日本全国バイトや学会要員に駆り出されること、夜勤も多く入れることなどが
有り難い存在だと思っているので、私は男性の産婦人科医はナイスだと考えている。

もちろん女性の産婦人科医のことを責めているわけではないし、あと二つたまに行く婦人科は女性の婦人科医である。(年齢が30を超えてきて子宮のあれこれを相談するのはやっぱり女性の方が良い時もある。)

そんなことを踏まえた上で、
先日ちょっと「男性と女性で捉え方がこうも違うか」と思う出来事があった。

冒頭で書いた、通院歴の長い男性産婦人科医のクリニックは
看護師さんも受付の方もとっても親切で先生も優しく、丁寧に丁寧に毎回時間を設けてくれて
質問にも全て答えてくれる上に分かりやすいので気に入っている。

個人的に気に入っているのは先生の見た目が
全く女性の好感度を意識していないことだった。
波平さんを彷彿とさせるヘアーに牛乳瓶底メガネ、
ザお医者様(?)のような所が好きで
もちろん身体を見せることになんの抵抗感もない。

それが、先日久しぶりに行くと先生の見た目が変化していた。

なんと、15歳は若返っているではないか。
真っ黒のマッシュヘアーで毛量が2倍、メガネはコンタクトに変え、
以前の外見から比べると更に素敵な男性になっていた。

そこで咄嗟に思ったのが

異性になっている。

であった。
今までは、お医者様イコールお医者様。
人としても認識する必要がなく、崇高なものとして
完全に神様の領域の人だった。

だけど、彼は身なりを整え下界に堕ちて来てしまい完全に人間となってしまった。

これではただのちょっとカッコいいイケオジではないか。

まずい。身体を見せるのに抵抗がある。

久しぶりにお会いしてじっくり外見を観察し過ぎたせいか、
イケオジもちょっと気まずそうにしている。
そりゃそうだ、なんたって毛量が2倍になっていてそれをガン見する女が目の前に居るのだから。

そのままイケオジの先生に圧倒されてその日は帰宅した。

この話を、いつも行く鍼灸院の鍼灸師に話したら
「めっちゃ良いじゃないですか」とポジティブに受け取られた。
いいの?

「きっと奥さんとか看護師さんに、
先生もっと見た目にも清潔感出して気を遣ったら、って言われたから変えたんじゃないですか?」と言われたのだ。
そうくるか。

なるほど、私は異性として見えてしまって抵抗があったが
男性からすると「見た目に気を付ければ患者さんも嬉しいでしょう」となるのだろうか。

でもこれは
例えはものすごく悪いが
「キャバクラにイケメン客が来たら嬉しいでしょう」と言われているのと私は変わらない気がするのだ。

仕事だから客は客、別にイケメンだろうが顔のデッサンが狂ってようがなんでも良い。
むしろ狂ってる方が覚えやすい。お金を使うならなんでも良いのだ。

婦人科も同じで診察さえしてくれれば私にとってロボットでもなんでも良いのだ。

男女でも捉え方が違うんだろうな、と思った。

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