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間章(5章後半)まとめ

神命迷宮にご興味を持ってくださりありがとうございます。
こちらはある程度のネタバレを防ぎつつ、キャラの説明や設定やらが少しでも分かりやすくなればいいなーと自己満足でまとめた記事となります。
え?そうだよ。9月の投稿稼ぎだよ(お前

さて、5章まで色々ありましたが、この間章の主人公は金詰日和の従兄・金詰紫苑と置野家の女中にして日和の付き人をしていた廣元華月です。
(注:文章中【色々あって】という単語が大量に出ますが、全てネタバレ保護です。気になるなら本編を読みなされ。)

紫苑は楽天家でおちゃらけた性格の金詰家当主。
3章では家族を失い一人となった日和さんを引き取るため、併せて隣の枕坂市から追いやられてしまい篠崎へと流れてきた雷の術士。

華月は真面目でしっかり者。正也にもお小言を飛ばすなど女中でありながら正也の姉のようにも接する置野家で唯一若い一般人の使用人です。

そんな二人がどのように出会ったかと言うと、色々あって置野家から神宮寺家に預けられていた日和さんは色々あって正也と共に置野家へ帰ってきました。
それだけでなく日和さんと一緒についてきたのは紫苑。
紫苑は体に妖の呪いを携えていたため、解呪師である正也の父・佐艮を頼ることなりました。
それから無事に解呪されて、しばらくは体の様子を見るため一緒に置野家で保護されることに。
そこで佐艮が指示したのは「華月を紫苑の付き人にする」ということでした。

日和大好きの華月も流石に悲鳴を上げ、おちゃらけて不真面目そうに見える紫苑にまさかの敵視。
しかも華月が慕っている竜牙の風貌をしていながら「僕と結婚しない?(要約」と言ってくる。
軟派な態度に困惑と苛立ちとで二人の仲は良いのか悪いのか、多分華月が一方的に避けてます。

何故こんな事になってしまったのか?
これはそもそも佐艮が紫苑に解呪したついでに頼み事をしたことが原因。
華月は成人も迎え、華月としての特別な仕事も必要なくなってしまったために、廣元家(父)からそろそろ結婚するよう示唆されていました。
でも華月が結婚して置野家を離れると、華月は守秘義務のために置野家についてを忘れるか覚えていても近付けない、或いは話を口にできなくされてしまいます。
佐艮にとっても華月は置野家の娘のように思い扱われていたので、できれば現状維持できるようにと紫苑に「華月を引き取って」とお願いしたのでした。

それから日和さんが主人公として頑張る傍ら、紫苑は華月を口説き落としたり、頑張って話をしようとしたり。
でも華月のガードはいつまでも固い。
それもそのはず。
だって華月は自覚を持たないようにしていたけど竜牙が大好きだったから。
自分の生い立ちや一つの過ちに悩んでいた時、救ってくれたのが日和に出会う前の竜牙だったから。
その時戒めとして、一つの決意として、華月は右耳にピアス穴を開けました。

「そ・れ・を・あの男ったら酷いんですよ!?私にとってはこのピアス穴は過去の気持ちとの決別なのです!それなのに一人で息抜きにと街に出て、ピアス買って、それを自分の耳に着けて、もう一つを私の耳に片方着けるんです!!意味分かりません!
それだけじゃないです!今までの色んな行動が竜牙様とことごとく被るんです!別人の癖に!なんなんですか!私の事、おもちゃか何かだと思ってるでしょう!むぎぃー!こんなの、こんなの、惚れない方が無理ですよ馬鹿ぁー!!」

……おっと、華月に乗っ取られましたが、なんかまあそんな感じです。
それからはちょっと術士関係でバタついてしまい、紫苑は紫苑の目指す方へ、華月は華月の目指す方へと別れてしまいましたが、それでもお互い目指す先は同じ道。
物語の大きな波を越えて、互いに心を擦り切らせながらもなんとか乗り切って最後は5章の終わり、日和さん達の文化祭へ一緒に参加、その後は二人恋人同士になったのでした。ちゃんちゃん。


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