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3幕目「…ほら、日和の誕生日パーティー、始めよ」

 今回は、一章は力の入れっぷりがやべぇってお話です。
突然なんやねん?ってお話なんですが、先日ツイートで『一章は一番力入れて書いてるから読了してくださるだけで嬉しい…!!』ってめちゃくちゃ堂々と言っちゃいました。
でも僕にとっては事実でしかないので撤回もしないのよ。

 勿論日和さんを筆頭にキャラの皆様には幸せになって欲しい〜〜〜!!!と思って話を書かせていただいております。その道程が幸せであるかは別として。
そもそも人の人生なんて平坦ではないし、日々の生活で非日常が絡んでいる以上日常的な生活を送ることは難しい彼らです。
そんな彼らが日々苦悩し、選択を悩み、それぞれの不安を抱えながらも未来を紡ぐ姿、その人間らしさが好きで書いてる僕です。

 でも、その中でも一番のきっかけでありそれだけで完結してもいいような孤立した話となっているのが一章なんですね。
生まれてからただ流されるように生きていた日和さんが思わぬ形で非日常と出会い、人と触れ合い、本来生きていく上で出会えたはずのいくつもの感情や知らなかったことを知っていき、ボスとの対峙をする。
出会いと別れを繰り返した先の、ずっと心を閉ざしていた日和が最後の最後で大きな選択をする。
沢山知って考えた中で日和が感じたことが実を結ぶ瞬間、それが誕生日となってまた一つ大人の階段を登った日和の大きな成長となる。

…そんなお話になればいいと思って書いてました。
5人の女王、そのバランスだとか気持ちだとか、GW直後くらいから日和さんの誕生日までどんな流れで結末へ持っていくか。
プロットも話の流れも全部計算しながら書いていたように思います。
特に親友である弥生と遊んだり、波音と喧嘩したり、ちょっとだけ術士の問題を解決したり。
日和さんにとっては最初のボスである狐面・櫨倉命ちゃんとか、和音みことか予定になくて『えっ、お前誰やねーん!!』と後になってキャラのメモする羽目になったのは良い思い出です。

ラニアさんもね、『4番目の女王だから話のキーマンになるようなキャラだったらいいなぁー』とか思ってたんです。
それがどうしてこうなった!と言いたいくらいいいお仕事をしてくださいました。
そのおかげで2章があって、話が更に続いて、日和さんが幸せになる物語の道筋ができたと思います。
わりとすべての始まりでありながら集大成的であるようにも思う。

結局何が言いたいかって言うと、

せめて一章だけでも読んでほしい。


正直100万字超えなんてただの飾りなんですよ。
一章を読んで「あ!面白かった!まだ皆が頑張ってるところ見たい!」と思った人に続きのお話を是非を読んでいただきたいと思います。

 今回のトップは弥生さんに飾っていただきました。
弥生さんはいい意味で独立したキャラでした。
ギャルみたいに明るくて、日和さんの真逆を行き、何も知らない日和さんに悪いこと教えちゃう(※お友達との遊び方)子がいいなぁ!って思ってたらトンデモ暴走キャラでしたね。
手綱引かせてもくれなかった。
正也と双子だよー!って言った日(※『変化した日常』)にゃまじかよ!と思ったし、この珠をお兄ちゃんに渡してね!っておいおいなんだそれ!とも思いました。
雨の日に玲の友達と帰った日はなんでどうどうと怪しい行動するの??バレるよ???
と思ったこともあります。
単純に思い出も深いね。仕方無いね。
そんなこんなで力の入れっぷりも楽しい地獄展開も是非是非読んでいただけたらと思います。
それではーっ


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