涙が出た日
私は毎月18日をそれほど気にかけている訳ではないし、彼の作品を何度も繰り返し観に行ったりすることもない。
せいぜい天外者とキンキーブーツを2回観に行ったぐらい。
SNS等で彼の事を発信し続けたり、広告ジャックをしたり、それぞれの彼の偲び方があり、程度の違いがある。
それでいくと、私は程度が低い部類なんですが、そんな私でもふとした時に泣きそうになるんですよ。
今日は土曜日で、「ミュージックフェア」があって、春馬君が出た時のことを思いだしました。
彼もまたミュージカル俳優としてミュージカル曲を歌ったり、または歌手三浦春馬として自分の歌を歌ったり、カバー曲を歌ったりしたかな、そんな想像がパッと頭に浮かびます。
そして、去年の7月、彼が居なくなった直後、ミュージックステーションで流れた「Night Diver」のMVを思い出した。
あの曲をはじめて聴いた、見たあの日。
色んな衝撃を受けた。
なんだこの曲は。なんだこの三浦春馬は。
今までに見たことのない三浦春馬。
聴いたことのない三浦春馬。
まだまだこんな引き出しがあったのか。
まだまだこんな新しいものを産み出していたのか。
それでいて「Night Diver」の世界観が苦しくなった。嫌いじゃない。好きなんだけど、このタイミングでこの曲は、まともに受け止めすぎてしまう。
だから今でもそう気軽にはMVを観る気にはなれない。
これまでにも何度か書いたんですが、私は俳優三浦春馬よりも、歌手としての三浦春馬の方が好きなんです。
もちろん、俳優としての三浦春馬も素晴らしいです。
でも、個人的な好みでしかありませんが、私は歌って踊る春馬くんをもっと見たかった。
ミュージカル俳優として舞台で歌って踊る春馬くん。
歌手として歌って踊る春馬くん。
音楽番組を見るたび、「こんな風に春馬くんも出演するようになる未来があったかもしれない」そんなことを思う。
そして涙が出るんですよ。
何が言いたいかというと。
…なんなんですかね。
これってなんなんですかね。一体。
今までにこんな経験ないから。
一つ、似たような経験があるとすれば、15歳の時にすれ違ってしまって以来、おそらくもう二度と会うこともないであろう相手への後悔に似ている。
つまり、春馬くんに対しても寂しい、悲しいよりも、「後悔」が大きいのかも知れない。
彼が居なくなってから知った彼のこと全部。
もっと前から知りたかった。
なんで私のアンテナは彼をとらえていなかったんだ。
もっと、あなたが生きていた頃に、あなたを応援して追いかけたかったよ。
何故か、そんな風に思い涙が出た日でした。
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