旦那から解放されたい。

去年、私が「離婚してください」と言うまでに至ったケンカの際、旦那は鬼の形相で怒り狂いながら、

「そんなに俺が嫌いなわけ？憎いわけ？愛してないんだ？」

と言いました。

心の中で、「まず第一に、そんな事を怒鳴り散らしながら言う人の事なんて好きになれるわけない」と思ったが、それを言ったら余計にキレて何をされるかわからないので、黙っていた。

「違うって言えないんだ」
「あーあ、こんなに俺は家族の為に頑張って働いてるのに」
「俺は愛されてもいないやつの為に頑張って働いてるってことか‼️」

旦那にとって、自分が働いて養っていることが、最大の愛情。

他の事がどんなにおろそかでも、それさえちゃんと勤めを果たしているのだから、妻はその事に感謝し、他の事に対しては目をつぶるべきだろうという考えの持ち主。

旦那は50代。
義理父は80歳で亡くなりましたが、義理父は典型的な昭和の男でした。
食卓から一切動かず、妻を顎で使う夫。
どんなに夫が好き勝手やろうが、妻はただただ献身的に夫に尽くすべきだと。

旦那は義理父の事があまり好きではなさそうでしたが、結局は旦那も義理父と同じ昭和の考えが頭に染み込んでいるんだと思います。

私は夫に一番望んでいたのは、

私の心に寄り添って欲しかった

ということ。

夫にはそれが出来ない。
それがどういうことかわからない。
「どこが寄り添って無いっていうんだよ！俺はこんなに頑張ってんのに！」と怒鳴る始末。

そういうところがもう無理なんだよ。

金銭的に、物理的に与えていれば十分と思っている。

確かにそれは有難い事だ。
でも結局、その相手から、「俺のお陰で生活出来ているんだから感謝するべき」と言われるのはちょっと違うと思う。
そんな思考の相手に心からの感謝は出来ないし、そんな相手と一緒にいても幸せなど無い。

旦那は「ちゃんと働いてこの暮らしをさせてる事が一番の愛情だろ‼️」と怒鳴った。

その裏で、結婚前から風俗に言ってたくせに、よくこんな事が言えるものだと思う。

ばれていないと思っているからか。
いや、旦那は反省や後悔や後ろめたさとは無縁の人間だ。

すべて伝家の宝刀「だってしょうがないじゃん」で済ます。それでいつだって自分を正当化出来る。

旦那とは結婚してからレスになりました。
私は子供が欲しかったけど、旦那が協力してくれなかった。
だから、なんとか頼み込んで、精子だけを提供してもらって、体外受精で子供を産んだ。

本当は、子作りに協力してくれなかった時点で離婚することも考えた。

27歳から同棲して、名前では呼ばれた事もなく、いつも「ねぇ」「ちょっと」「そっちは」と呼ばれ、33歳でプロポーズもなく「扶養に入った方が得じゃない」と言われて入籍し、結婚後に「子供は別にいらない」と言われ、義理家族に私が孫、孫言われても知らん顔。

それで私が段々義理家族に嫌気がさしてくると、「もっと俺の家族を大事にしろ！」と怒鳴る。

一度も、私の心に寄り添ってくれた事はない。

35歳で体外受精か離婚かを考えた時、離婚したら子供を産めないまま一生を終えるかもしれないと思った。
だから、私は離婚せずに子供を産むことを選んだ。

子供を産んだ事は一つも後悔はない。

だけど、苦しい。

宝くじでも当たったらすぐにでも離婚したい。
旦那からは養育費も一切貰わない。
当選金で家を買ったら、残りは娘の為だけに使う。
生活費や自分にかかるお金は自分で稼ぐ。
そうして、旦那には一切金銭的な援助はしてもらわない。
それでいて、旦那と娘はいくらでも一緒に過ごしてもいい。
夫としては無理だけど、父親としては別物だから。

私はとにかく、旦那から「俺のおかげで」と言われる状況から脱したい。

旦那のお金で作られた生活基盤から解放されたい。

宝くじ目当てというのは、現実問題、シングルマザーが元夫からの養育費など無しで、子供に十分な暮らし、教育などを受けさせるのは難しいと思うから。

つまり、結局、だから離婚出来ない。
宝くじは当たらない。
子供にひもじい思いはさせたくない。

私は子供の頃、両親共働きだったのにも関わらず貧乏だった。
惨めな思い、恥ずかしい思いもいっぱいした。習い事もほとんど出来なかった。
だから私は全てが中途半端。
私にはこれが出来る！と胸をはれるものがない。

あぁ、結局ここに行き着く。

私みたいな人間にはこんな人生しかないんだ。