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20年前と何も変わらない国際免許証

国際免許証を始めて取得したのは20年前。ワーホリビザを使って、ニュージーランドに行ったときだ。

ニュージーランドは日本と同じ左側通行、信号がほとんどない、スノボー行くのにバス待ちたくない、という理由により、車を買ったほうが得策だろうと考えて持って行ったのだ。

車は、トヨタのマニュアル車を3万円で購入。郵便局かどっかでさくっと手続きして、すぐに自分のものになった。日本と違い、手続きがめんどくさくないのだ。格安で手に入れたのもびっくりだったけど、さらに驚いたのは、2年乗り回したのに、3万円で売却できたこと。3万円で車を売買するのもすごいけど、劣化してたはずなのに同じ値段で売却できたのも不思議。

と、国際運転免許証をむか~し、むかしに取って以来、海外では運転することはなく、助手席や、後ろにちょこんと乗っていたものの、今回、どーしても自分でアメリカの大地を運転してみたい!と思い立ち、国際免許証を取得することにしたのだが・・・さて、どうやって取ったかまったく覚えていない。究極のめんどくさがりの私が、取得したくらいだから簡単だろうな~と思いきや、いろいろと戸惑ってしまった。

まず、むか~し取得した神奈川では、日曜日に取得可能で、いくつかの警察署でも取得できた。が、大阪は平日のみで、しかも、2か所の運転免許試験場でしか取れない!めちゃくちゃ遠いじゃないか!とこの時点でやる気をそがれる。

写真サイズの謎

それでも、高齢ドライバーになる前にアメリカで運転せねば!と気持ちを振るいたたせ、必要なものをネットで確認。

・有効期間が1年以上の運転免許証(OK)
・パスポート(OK)
・写真1枚 縦5cm横4cm(パスポート写真で済まそう)
・手数料 2350円(無駄に高い)

うん、値段は気になるけど、さくっととれそうだ!
写真は、パスポート撮った時のインスタント写真のあまりが3枚もあるから、それでいいよね~と一応、パスポート写真をチェックすると・・・

縦4.5cm、横3.5cm?!

なぜ、写真サイズが違うのだ!!!
パスポートも国際運転免許証も海外向けの証明書でしょうが!

微妙に0.5cmずつ違うのはなぜ?

こういうときは、グーグル先生にご質問。
国際運転免許証 パスポート 写真サイズ 違い

と検索したものの、まったくヒットせず。

誰も気にしたことがないのか・・・

謎は解けないものの、0.5cmぐらい、大目に見てもらえるだろうと思いつつも、写真サイズでいろいろググってみると、ちょっとでもサイズが違えば、却下されるとか。

結局、800円前後出して、またスピード写真のお世話にならなくちゃいけないのか・・・家に残骸のように置いてあるスピード写真のあまりもの、どーしてくれよう!(←貧乏性なんで捨てられない)と嘆くも、仕方なく駅前のスピード写真に出向いた。

早速、イスの位置をあわせてにっこり、撮影しましょうか~と思いきや、

縦5cm横4cmの選択肢がない!国際運転免許証写真もない!

な、なぜじゃ!

あんまり国際運転免許証を取得する人がいないのか。
このサイズの証明写真を必要とするものがないのか。やっぱり、パスポートと同じサイズの写真にするべきなんだよ~と一人、ボックスの中で悪態をつくものの、どうにもならず。

これは、試験場近くの写真スタジオで高いお金払って撮るしかないのか・・・とあきらめていたころ、素晴らしいもの発見!

コンビニ証明写真 ピクチャン

コンビニ証明写真 ピクチャン

国際運転免許証の意味不明サイズにも対応しているほか、なんと200円!
うま~く撮影すればスマフォでもOK!背景に影ができると却下なので、このあたりが注意点。

ちゃんと真ん中で撮影できなくても、画像アップロード後に、指示される赤枠の中に、きちんと顔を入れればOK。

メールアドレスを登録して、送信すると、すぐさま予約番号をゲット!
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのマルチコピー機で番号を入力して、200円を入れると1分以内に写真が出てくる。

コンビニのマルチスキルは知ってるけど、証明写真まであるとは!
しかも、200円ですよ!

今後、証明写真必要なときはピクチャンで決まり!いいもの教えてもらった!

と思いつつも、スマフォ撮影、200円という低価格なもんで、一抹の不安を覚えながら申請書とともに提出したらば、ちらっと見ただけでするっとOK。

実は、ちょろっと顔補正(露出オーバー)もしちゃったんだけど、それでもOKだったからピクチャン使える!

国外運転免許証と国際運転免許証


写真サイズも疑惑ものだけれど、今度は表記統一に物申したい!

取得したものには国際運転免許証と書いているのに、試験場では国外運転免許証という看板。ややこしいったらありゃしない。

なぜ、名前を変えてるのか、よくわからん!
とぷんぷんしながら、書かれている番号のほうへ行ってみると、なぜか外国人だらけ。

それでも、数人しか並んでなかったため、すぐに案内され、免許証を渡して、申請書をもらい、住所や名前を記入して、また、受付に行き、パスポートを出すと、ピクチャンの200円写真を提出。ちょっとドキドキしたものの、おじちゃんは写真をチラ見しただけで、

「この紙に名前書いて、30分後に戻ってきてね~」

とあっけなく終了。ちょっと補正しただけで、かなりドキドキもんだった。意外と小心者のあたし。

それともう一つ、以前に取得した国際運転免許証を返却という項目もあってひやひやしていた。だって、たった1年間の有効期限で、しかも20年前。どっかにポイしたに決まってるじゃないか!と探しもせず、文句言われたら、言い換えそうと思いきや、それには触れられず。

ちゃんと返却している人ってどれくらいいるのだろうか?

30分後と言われたにも関わらず、5分フライングしていってみたら、出来てた。

試験場入り口のすごい行列を見てびびってたけど、その行列は免許更新の人たちで、その他の手続きはいたってスムーズ。
国際運転免許証なんて、30分で発行完了!

しかも、手数料2350円を払ったときに、収入印紙とか貼られるのかなと待っていると、スタンプのみ。そんなスタンプのために、2350円かよ!

ということで、20年前の手数料は覚えてないけど、2350円もとったんだから、さぞかしスタイリッシュにコンパクトになっているんでしょうな~
令和になったことですし、と発行を楽しみにしていて、渡されたのを見ると、20年前に頂いたものと同じ?


コンパクトにもなってなければ、ただの固い紙のままだし、写真は、ラミネート加工もせず、そのままシールで貼り付けただけという超アナログ時代そのもの。

家に帰り、ないないと思いつつも、どーしても20年前の国際運転免許証を見たくて、ニュージーランド思い出段ボールを開封!そしたら、後生大事にとってありました。

そして、見比べてみると、やっぱり同じ。
中に書いている文言もまったく同じ。

違ったのは、あたしの顔写真のしわとシミの数だけ。

#国際運転免許証

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