初めて戦隊ロボを買ったら大変なことになった(タランチュラナイトの話)

 こんにちは、雪乃です。先日、生まれて初めてスーパー戦隊のロボを購入しました。

 スーパー戦隊シリーズ47作目「王様戦隊キングオージャー」の2号ロボであるタランチュラナイトです。1号ロボのキングオージャー未購入なのに⁈

 キングオージャーすらまだ買っていなかったのですが、そうこうしているうちに2号ロボが登場。ビジュアルに一目惚れし、大きさ的にもキングオージャーほど大きくはなさそうだな、ということで購入を決意し、無事お迎えできました。

 キングオージャーは、さすがにちょっと箱が大きすぎて電車で持って帰れる気がしないので買うにしても後でネットで買います。無免許人間なので車で持ち帰るという選択肢がない。

 さて、電車でどうにか持って帰って開封。さっそく組み立てるぞ!と意気込んだのも束の間、大変なことになりました。

 組み立て方が、まっっっったく分からん。

 バンダイの公式サイトに掲載されている説明書を開いたのですが、なぜか全然理解できない。説明書に描かれているパーツのどこが自分が触っているロボ本体のパーツと一致しているのかがわからない。空間把握能力が無さすぎて自分でもびっくりです。
 さすがに説明書だけだと埒があかないので、一度買った時の状態に戻して動画でなんとか組み立て直すことにしました。しかしここでも問題発生。動画のテンポが早すぎて、今何をしているのか全然わからない。
 最終的には「動画を0.5倍速で再生した上でこまめに一時停止する」という遠回りな方法で組み立て方をなんとか真似してどうにかなりました。私が親だったとして、子どもに組み立て方を聞かれたら答えられる気が全くしません。
(ちなみにこの記事を書いている最中に変形方法を分かりやすく解説してくださっているブログ様を発見しました。あとでちゃんと変形し直そうと思います。)

 ということで、何とか蜘蛛形態に辿り着きました。(ここまでにたぶん1時間くらいかかってる)

これ、正解に辿り着いているのかもよくわからないんですけど大丈夫ですか?

 一応Twitterで完成系の画像を検索したのですが、自分の目の前にあるロボが果たして正解なのか分からず……。

 ここまで来た時点でひと仕事終えた感がありますが、戦隊のロボはここで終わりではありません。このあと、劇中と同じように人型のロボに変形させるフェーズが待っています。

 ということで動画を見ながら変形開始。「待って待って早い!」「アングル急に変わったらわかんなくなるから変えないで!」等思いつつ、なんとか人型に辿り着きました。

 あーーーーーー今度はポージングが絶望的に下手!!!!なんかダサい!!!ロボはこんなにカッコいいのに!!!私戦隊のロボ向いてないんじゃないか⁈

 仮面ライダーのアーツは「宝塚GRAPHを参考にする」という解決法でいい感じのポージングができるようになりつつあるのですが、ロボだとそもそもプロポーションが人間と違うので何を参考にしたらいいのか分からない。誰か助けてください。

上から撮ったものです。というかこの形態も正解に辿り着いている気がしない。

 こんな感じで歓喜の声よりむしろ悲鳴を上げながら遊んでみたタランチュラナイト。

 初めて戦隊ロボを触るので慣れていないことも多く大変ですが、触ってみるとめちゃくちゃ楽しいです。これだけは断言できます。

 変形時に「このパーツがここに来るんだ!」みたいな発見をするのも楽しいし、ちょっと動かすときに硬く感じる関節があっても「これがこの子の個性なんだな」と思うと愛おしくなってきます。
 あと関節をガンガン動かせるのは楽しいですね。仮面ライダーのアーツもお迎えしたのですが、パーツが小さすぎてもう動かすのが怖くて怖くて……。オビツ11やピコニーモのような小さいドールもヒヤヒヤしながら着せ替えをしているので、ある程度大きい子を動かすと安心します。この圧倒的な安定感こそ大きい子をお迎えする最大のメリットです。
 良くも悪くもドールに慣れきってしまったので勝手の違いには慣れませんが、やっぱり自分の手でキャラを動かすのって楽しいです。

 ドンブラザーズはキャラクター本人が合体ロボになるという形をとっていましたが、キングオージャーのロボはすべてシュゴッドと呼ばれる守護神たち。王様たちはシュゴッドの中に入ってロボの操縦をするのですが、操縦方法が「ライオンキング」や「アナと雪の女王」の舞台版で採用されている、役者パペットを操演する方法と重なって見えて。キャラの動きに合わせてシュゴッドも動く、その様子がパペットの操演に見えるとき、文字通りロボに「命が吹き込まれる」ように感じて大好きなんです。
 キングオージャーの、人がスーツを着て演じるからこそ一歩一歩に重みが出るアクションも好き。タランチュラナイトの、フルCGだからこそ軽やかに、人間離れした動きを繰り出せるアクションも好き。キングオージャーはロボ戦も最高です。
 キングオージャーとタランチュラナイトが合体した形態であるエクストリームキングオージャーも登場したのですが、これがまあ神々しい。タランチュラナイトが蜘蛛モチーフのロボなので、人型に変形させたり、キングオージャーを合体したときに阿修羅のように見えるんですよ。大変好みです。

 ちょっと話が逸れたので、お迎えしたタランチュラナイトの話に戻します。ロボにおいて重要な要素であるサイズの話がしたい。

 公式サイトに掲載されているタランチュラナイトの身長は24㎝。「うちにいるオビツ24(文字通り24㎝ほどの大きさで、リカちゃと同じか少し大きいくらい)とほぼ同じ身長ならそんなに大きくないじゃん!動画を見た感じでも手に収まりそう!」と思って購入したのですが、実際に見て触ってみるとデカいです。身長はそう大きくなくとも横幅があるので、想像よりもボリュームのある印象を受けました。

 しかし大きい子特有の不思議な現象なのですが、デカさには3日で慣れます。初めて50cmクラスのドールをお迎えした時も3日で慣れました。

 逆に小さいドールやフィギュアの方が慣れないんですよ。何年着せ替えをしてもオビツ11とピコニーモは怖い。あとギーツとバッファのアーツはバックルを紛失しそうで怖い。

 1/3スケールのドールをかれこれ10年近く触っているので、小さすぎないタランチュラナイトはすごく扱いやすいサイズです。逆にこれ、ミニプラとかだと動かすのが怖かったかもしれない。

 タランチュラナイトさん、カラーリングも黒・白・黄色に絞られているので洗練されていてスタイルも良いし、何よりお顔が可愛くて好きです。虫要素もそれほど強くなくメカ感が強く出ている造形なのでめっちゃタイプ。(ちなみに武器は「あまりにも虫すぎる」という理由で買ってないです。特に蝉が……蝉すぎて……。)(蝉が無理過ぎて不整脈が出たことがあるくらいには蝉が苦手)

 タランチュラナイト単体では合体要素もないので、戦隊ロボ初心者にとってはちょうど良かったかなと思います。戦隊ロボデビューがタランチュラナイトで良かった。

 そしてまだお迎えしていないキングオージャーですが、夏のボーナスでどうにかしようと思います。やっぱり本編見てたら欲しくなるしタランチュラナイトと合体させたくなるし。
 同期は「夏のボーナスで家の冷蔵庫を……」とか「車のタイヤを……」とか話していますが、私はオージャカリバーとキングオージャーを買います。楽しみ。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。