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あとがき&まとめ 短編小説「ハコダテのがごめ」



僕が物語を書き、おまゆさんが朗読するコラボ企画「読む小説×聴く小説」の作品「ハコダテのがごめ」を公開してから10日間が経ちました。

たくさんの裏話を公開してきましたが、最後に、改めてあとがきとして、そしてまとめとして、記事を書きたいと思います。

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本編はこちら↓

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おまゆさんは猫です。

「おまゆさんは猫です」

意味がわからないでしょうか。

「僕の心の中の彼女は猫の姿をしています」

なんだか名言っぽいですね。

おまゆさんのアイコンの猫、とろろちゃんが僕の中でのおまゆさんのイメージなんです。もちろんニンゲンだってわかっていますよ。でも、おまゆさんの音声配信を聴くとあの猫が喋っているようなイメージが浮かぶし、noteはあの猫が猫パンチによってにゃにゃにゃにゃとキーボードを打っているイメージだし、Twitterは肉球を駆使してにゃにゃにゃにゃとフリック入力しているイメージなんです。

……詳しく説明して見ましたが、やっぱり意味がわからないですね。



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7月11日
二人が親しくなった日

おまゆさんと親しくなったのは7月の上旬。

僕がおまゆさんの記事に2回目のコメントをしたのが7月11日、『伝家の宝刀「シャーーーーッ」』の記事です。かわいい猫の写真と、なんとなく我が家と似た空気を感じる夫婦のやりとりが微笑ましくてコメントをしたところ

幸野さんのお知らせ一覧ジャックさせて頂きます(゜∀゜)

とおまゆさんからコメントが返ってきました。
初めてみる言葉に「は?」と思って呆けていると、あれよあれよという間に通知がかわいい猫の写真で埋め尽くされていきました。
当時まだnoteの世界のスキの循環を深く味わっていなかった自分にはそれがとても衝撃的でした。

その通知ジャックのおかげもあり、その日僕はスキされた数が合計3000を超え、その報告の記事を投稿することになりました。そこで、おまゆさんにジャックされた通知一覧のスクリーンショットを載せたところ、今度はそれがおまゆさんに衝撃を与えたようです。

翌朝、おまゆさんが僕の記事のリンクを貼ったnoteを投稿し、その記事の中で僕のことをクラスメイトだと例えてくださったのです。

「シャーーーーッ」の記事のおかげで1日にしておまゆさんと僕の距離がぐっと縮まったのです。

そして更にその時僕は「シャーーーーッ」の音声配信版を聴き、僕はまた衝撃を受けて、その底なしの魅力にズブズブハマり込んでいったのでした。


あの時僕がおまゆさんに抱いた印象は、優しくて、温かくて、人懐っこくて、楽しいことが好きで、そして猫。

その後、たくさんの投稿やnoハン会を通して更におまゆさんの底なしの魅力に引きずり込まれていくのですが、おまゆさんに抱く印象は大きく変わっていない気がします。



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8月26日から9月7日
あっという間の制作期間

おまゆさんにコラボの話を持ち掛けたのは恐らくnoハン会の翌日、8月26日のこと。
おまゆさんが投稿した自身の短編小説をいつか朗読したいと呟いているのを見た瞬間、「今だ」と思いました。
そして僕の短編小説を朗読してほしいと伝えました。

8月30日、noハン会の関係で連絡したついでに「コラボは実現できるとしても11月頃になると思います」と伝えましたが……
どうもおまゆさんは人をその気にさせるのが上手なようで……
おまゆさんから「本当に嬉しかったです!」「楽しみですね!」といったメッセージをいただくうちに嬉しくなってしまい、どんどん物語が膨らんでいきました。

そして9月3日には「書き終わっちゃったんですけど……」と連絡したのです。
コラボしましょうと声を掛けた8日後でした。

それからおまゆさんと「なんもなんも精神」で急がず慌てず進めましょうと声を掛け合っていたのですが……

その4日後、9月7日にはイラストも音声配信の準備も終わり、作品を投稿することができました。
コラボしましょうと声を掛けた12日後でした。



自分達でも驚くくらいのスピードでコラボが進みました。

noハン会で高まった創作意欲がコラボによって更に増幅されて止まらなかったようです。
とても楽しい時間でした。



そんな短い制作期間にも関わらず込めた想いや裏話が多かったのがまた驚きです。
きっと、コラボまでに積み重ねた時間があったからこそできた作品なんだと思います。



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作品について

「おまゆさんに朗読してもらうなら猫の話」というのはコラボしましょうと声を掛ける前から持っていたイメージでした。だって、おまゆさんは猫ですから。
そこから、猫の話なら函館かな、と物語を膨らませていきました。
「シャーーーーッ」の要素はあとから自然と組み込まれました。

おまゆさんとコラボする上で僕にとって外すことができなかった要素は「楽しさ」です。
おまゆさんとはいつもTwitterでふざけていますが、真面目な捉え方をすると、楽しいことが好き、というのが二人の共通点なんだと思っています。
以前おまゆさんが書いたお笑いに対する愛情が溢れる記事もずっと僕の心の中に残っていました。
だからくすっと笑えるようなちょっとおかしな物語にしたいと思いました。

優しくて、温かくて、人懐っこくて、楽しい、そして猫。
親しくなったあの日に抱いたおまゆさんのイメージをそのまま物語にできた気がします。


ちなみに函館が舞台の小説は初めて。
僕の夢の1つは北海道の全市町村を舞台にした小説を書くこと。
これで6市町村が書き終わりました!
残りは173市町村です!!!!笑



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投稿後の反響

たくさんの反応をいただき、本当にありがとうございました。

うまく言葉にできないのですが、今まで小説を投稿したときとはまた皆さんの反応の雰囲気が違うように感じられました。
今までも素敵な言葉をたくさんいただいていたのですが、今回はいただくメッセージがより優しく、温かいように感じられました。
例えるなら、今までは僕が所有している本に対して「素晴らしい物語ですね」と感想をいただいていた感じ。今回は猫の絵本だからか、おまゆさんの存在があったからなのか、皆さんの元へとしっかり届けられたような感触がありました。

また、こどもに読んであげたくなりました、といった反応も多く、とても嬉しかったです。


ダッシュボード↓

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今回の作品で初めて閲覧数が1000を超えました。数字がすべてではありませんが、正直とても嬉しかったです。

理由として考えられることは……

まず、裏話を連日投稿したこと。
リンクを貼っていたので閲覧される機会が増えたのではないかと思います。

次に、「北海道のここがえーぞ」のお題に参加したこと。
公式のハッシュタグを使ったことでフォロワーに限定せず多くの方に見ていただけたのではないかと思います。

更に、「note珍百景」マガジンに追加されたこと。
このマガジンに追加される前と後とでは閲覧数がまったく違いました。
マガジンの偉大さを思い知りました。登録本当にありがとうございました!

そして。
実際どうなのかは確認できませんが、なんとなく感じているのが、リピーターが多いのではないかということ。一回読んだ方が、また読みに来てくださってるのではないかと感じています。ありがたいことに、「何回も読み返したい。聴きに来たい」という感想を多く目にしました。

多くの人に読まれるとともに、深く愛される作品になったようでとても嬉しいです。



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朗読のアンケート結果

Twitterでおまゆさんの朗読について、めんこい部門と感動部門に分けてアンケートを取ってみました!

結果は……

めんこい大賞は……
「人間達へのしゃ、しゃー……!」

圧倒的票数!!
やはりめんこいですよね。おまゆさんを捕まえたくなりますよね。

感動大賞は……
「ママを守るための全力のシャーッ!」

こちらは票が割れましたが、成長したがごめの声を見事に表現したポイントが僅差で賞を掴み取りました。

どちらも「シャーッ!」が賞を勝ち取りました。
皆さん大好きなおまゆさんの「シャーッ!」
一方はかわいく、一方は感動的。
その声の違いがまた魅力的だったのかもしれませんね。

アンケートへのご協力、ありがとうございました!!


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5月20日、そして今日9月17日
おまゆさんと朗読

コラボしましょうと声を掛けたのは単に僕がおまゆさんの音声配信が好きだったから、というだけだったのですが……
物語を書き終えた後に改めておまゆさんの記事を漁ってみてとても驚いたことがありました。

5月20日、おまゆさんが一番最初にnoteに投稿した記事に、夢や目標が記されていました。

朗読。
子どもからお年寄りまで、持っている想像力をうんと膨らませられるような読み聞かせをしたい。

個人的な想いでおまゆさんを巻き込んでしまったと思っていましたが、その記事を読んで、ああ、声を掛けてよかったんだな、と思えました。


今回のコラボが、おまゆさんの今後の活動のきっかけになればとても嬉しいです。




……どうやら丁度次の朗読の音声配信が投稿されたようです。
ナイスタイミング♪
タイミングっていうのは不思議なものですね。

今回朗読した作品は岩代ゆいさんの「乳房」という記事。




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応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんからの気持ちを糧に今後も創作活動を続けていきます。

一緒に作ってくれたおまゆさん、本当にありがとうございました!
おまゆさんとだから作れた作品です。
ハコダテのがごめの音声配信は僕の宝物です。

そしてがごめ。
12日間という短い時間に僕らのもとに駆けつけてくれてありがとう。
そして投稿から10日間、一緒に駆け抜けてくれてありがとう。
大好きだよ。


これからもよろしくお願いします!



最後まで読んでいただきありがとうございました!

幸野つみ


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