「今日の天気は……」そう思って、今朝カーテンを開けると空は濁った白で塗り潰されていました。
それを見た瞬間にずきっと頭が痛んだ気がします。

最近、気圧の変化と頭痛の予測を教えてくれるスマホアプリをインストールしました。

片頭痛については大学で習いましたが、気圧に関係しているとは教わりませんでした。
それもあって、僕は「片頭痛と気圧の関係性」をあまり信じておらず、気圧のチェックはしないようにしていました。
それを信じて気圧をチェックしてしまうと、その思い込みによって、荒れた天気を見ると具合が悪くなってしまうのではないかとも考えていたのです。

ただ、最近、noteユーザーの方々がTwitterで「今日は気圧のせいで具合が悪い」というようなことを呟いているのを何度か見る機会があり、その時丁度自分も調子が優れない、ということがありました。
それを妻に世間話として話すと、日頃から僕の片頭痛を心配している妻は大変興味を持ち、「試しに気圧をチェックするようにしてはどうか」と提案してくれました。

そして、気圧の変化と頭痛の予測を教えてくれるスマホアプリをインストールしたのです。

妻はこう言いました。

ニンゲンも自然の中で生きているんだねぇ。

いつもこんな調子で突拍子のないことを言うので、一瞬僕は固まったあと、「つまり、こういうこと？　それともこういうこと？」と質問を繰り返したり、時間をかけて反芻したりして彼女の言葉の真意を呑み込んでいきます。

いくら進化した生物であっても、いくら文明が発達しても、自然現象を感じ取って、自然現象に左右されて生きていくんだ。

そんな意味のようです。

アプリによると今日の札幌は、頭痛に要注意、とのことでした。

「頭痛にならないように体調管理をする」というのもとても大事なことですが……

自分の中に「今日は気圧の変化がある日なんだから頭痛になっちゃっても仕方がない」という気持ちがあることに気付きました。

諦め、というとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、天気のこと、体のこと、心のこと……仕方がないものは仕方がないと自然現象を受け入れると、生きることが楽になる時もありますよね。

気圧をチェックする生活を今後も続けてみたいと思いました。

今日の札幌の空の写真。

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