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切り抜きせなまちラジオ#7~最大瞬間風速で描く~

はじめに

どうもみなさん、雪町と申すものです。今回はSena(@illust_sena)さんとぽんたさん(@pontazth3291)の3人でお絵かき対談を配信したのでそれの切り抜き版です#7~#9の全3回、前編・中編・後編でお送りいたします。今日は前編です。ざっくりと文脈を切り取ったものなので元動画はこちらからどうぞ。


冒頭

Sena―第7回、せなまちラジオ!このラジオは同人サークル、セナノタウンのメンバーである、Senaと雪町がお送りしております。今回も引き続きスペシャルゲストをお呼びし、対談を行っていきます。さてさて、皆さんお待ちかねのゲストです。二次創作を中心に活動しているぽんたさんです。

ぽん―よろしくお願いします
Sena―いい勢いですね
ぽん―初めてなので緊張しています(笑)
Sena―我ながら完璧な進行ですね
雪町―いやあ、ちょっと近所が騒がしくて全然聞いていなかったんですけど(笑)
Sena―まじかあ(笑)


第13期背景絵描きって何?

ぽん―お二人は「第13期背景絵描き」として活動されていますがこれはどういった集まりなんですか?
Sena―どうしましょう、建前上の話をしますか?
雪町―あれって本音とかありましたっけ(笑)?
ぽん―じゃあ、ちゃんとしているほうからお願いします(笑)
Sena―先に言っておきますが13という数字そのものには何の意味もありません(笑)
雪町―やっと認めやがった(笑)
Sena―ここでいう13期は今でいう20代くらいだと思っていただければ。今20代で背景を描きながら活動している人が少ないのでそういう人たちで集まって頑張ろうって感じのグループです。
ぽん―お~、素晴らしいグループですね
雪町―いや~、ゴミみたいなグループですよ(笑)放送で話せないエピソードばっか
ぽん―なるほど(笑)
Sena―ただのお絵かきグループです
雪町―まあ、高尚なことを言っていますがただの集まりなので気にしないでください(笑)
Sena―まあ集まって作業通話したりとかですね
ぽん―でもいいですね~、絵描き同士で一緒に作業とか通話できるのは
Sena―絵描きって孤独な人が多いですからね


絵を描くきっかけ

Sena―再三話してはいるんですけど、ボカロのMVを作成しようって友達と話していて、友達が曲作るので、じゃあ僕は絵を描こっかといったのがはじめですね。結構レアなケース。
雪町―最初に作ったMVは残ってないんですか?
Sena―残ってないですね
雪町―え~、それを鑑賞する配信やろうと思ったのに(笑)
Sena―ただまあ、ボカロをやるって言った友人は最近新しく活動を始めたのでぜひ見てください
雪町―え~、まじですか、ゲストで呼びましょうよ(笑)
Sena―この配信は絵描き対談なので(笑)
ぽん―僕のきっかけは、普段仲いい友達2人が絵を描いていまして、
Sena―へ~
ぽん―2人が急に絵を描き始めたのが悔しかったので、次の日に板タブを買いに行って(笑)
Sena―じゃあいきなりデジタルから入った?
ぽん―そうですね、なので完全にアナログ歴がないので
Sena―2人ともレアなケースから始まって(笑)
雪町―へ~、すご~。次の日板タブ即買いって、なかなかできることじゃないですよね(笑)
Sena―いや~面白いきっかけですね
雪町―2人と違って普通のきっかけなのでこの後に話すのが気後れしますね
Sena―いいじゃないですか、トリですよ(笑)
雪町―それこそTwitterで見かけた絵が心に刺さったので描き始めましたよね。そういえば、このラジオでたねんぼさん(@tanenbo_00)の絵にあこがれて描き始めましたって言ったら本当にゲスト来てくれましたからね
Sena―じゃあ僕も誰かの絵を見て描き始めたって言ったら来てくれるかな
雪町―え~じゃあすごい人呼びましょうよ!
ぽん―大物を(笑)
雪町―蓮舫呼びたい!蓮舫、蓮舫!
Sena―ちょっとお静かに(笑)
ぽん―もはや絵描きでもない(笑)


おすすめのペイントソフト

Sena―キャラクターと背景を両方描く人はどのようなペイントソフトがおすすめですかという質問を頂いております。これに関しては雪町さんの方から
雪町―え、俺ですか(笑)。何でもいいと思いますよ(笑)
Sena―わりとどれでも行けるという感じですよね、実際
雪町―どれも変わんなくねって思っちゃうんですけど、どうなんですかね~
Sena―clipstudioなりphotoshopなり
雪町―まあやろうと思えばマウスでも絵は描けますからね
ぽん―たしかに
雪町―しいて言うならsaiかclipstudioがいいんじゃないですか?単純にネットで検索したときにリファレンスが多い
Sena―あ~、なるほど
雪町―photoshopも多いっちゃ多いんですけど、入りとしては難しいソフトだと思うので、、まあわかんないですけど、好きなもので描いたらいいんじゃないでしょうか(笑)


何を考えて絵を組み立てるか

ぽん―雪町さんは考えながら絵を描いてるように感じたのですが、最初に絵を描くときに何を考えて組み立てているのか気になっています
雪町―これ昨日どうしようかめっちゃ悩んだんですよね(笑)、とりあえずふわっと話します
Sena―はい
雪町―同人誌1冊でこういうのを作りたいってのがあったとして、たとえば昔懐かしい景色が必要だなってなったとするじゃないですか
ぽん―はい
雪町―そうしたら昔懐かしい景色って何だろうなって考えたときに、露骨に田舎で田んぼでってのもいいんですけど、あんまりそういうところ出身の人っていないんですよね
Sena―あ~、はいはいはい
雪町―結局人口的に考えれば、ほとんどが住宅地とかそういうところで育ってきたはずなので、みんなの共通認識で昔懐かしい景色を狙うんだったら住宅街を描きますよね、みたいな
Sena―そうですよね
雪町―今のは例えなんですけど、物語に対して必要な物を考えて描いていますね。なので最近はこれが描きたい、とかよりも描く中でどういう見せ方をするかってところに凝ってますね。これ質問の答えになっていますか(笑)?
Sena―ぽんたさんも足りなかったら足りないって言ってください(笑)
ぽん―いやでもだいぶこれで満足しましたよ(笑)
雪町―それはほんまですかね(笑)。じゃあもうちょっとだけ補足しますね。例えばなんですけど高校行ってた人はみんな読んだであろう「山月記」って覚えていますか?
Sena―あ~、はいはいはい
雪町―李徴が虎になるやつなんですけど。あれってもともと中国の昔話が原作で、中島敦版もほとんどそれと一緒なんですよ。
Sena―ほうほう
雪町―ただ中島敦版で唯一違うところは虎になった理由なんですよね
Sena―へえ、覚えていないですけどね
雪町―中国の話は犯罪を犯して醜い虎になったんですけど、中島敦の場合は「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」なんですよね
ぽん―あ~~、思い出した
雪町―それで虎になったんですけど、そこだけが唯一の違いなんですよ。でも逆に言えばその違う部分が中島敦が言いたかったことなんですよね
Sena―あ~
雪町―小説家で食っていきたかったけど踏ん切りがつかずに結局教師になって、それでもやっぱり小説を書きたいから書き続けた中島敦の人生がその虎になった理由ににじみ出ています
Sena―はいはいはい
雪町―僕がよく本を作るときにやる手法なんですけど、もともとの著作物や文献を借りてきて、同人誌で同じような構成を作るんですよ。ただ元のものと比べたときに違うところがあってその違うところに言いたいことが詰まってるっていう感じですね。
Sena―ほう、ですよね、よう考えているなあ(笑)
雪町―そっちのほうが楽しいじゃないですか(笑)
Sena―雪町さんがイベントで出された本とか読むとそういうのが分かればいいなと思っちゃいますね(笑)
雪町―自己満足なので気にしないでください(笑)
Sena―いや~いい話になったんじゃないでしょうか
雪町―あれですね~山月記の話は切り抜きでカットします
ぽん―(笑)
雪町―逆にみなさんはないんですか?
ぽん―僕はSenaさんに近しいものがありまして、その時描きたいやつを描いてるって感じですね、瞬間最大風速でいいやつを描きます
雪町―そっちのほうが絵そのものはいいものが描けそうですよね
ぽん―僕はそんな感じですね
雪町―おそらく99パーセントの人がそうなんだと思います(笑)


ロケハンについて

ぽん―Senaさんはよくロケハンしてから絵を描くと思うんですけど、先に構図を決めてからロケハンしているのかそれともロケハンしてから構図を決めているんですか?
Sena―結論から言うと、その場で構図を探しています。それでこっから先はすごいイタイ話をするんですけど、、、
雪町―(笑)
Sena―同伴者を架空で連れていくんですよ
ぽん―ほうなるほど
Sena―絵になりそうな場所を見つけて、そこに一緒に連れて行った人を配置して妄想しながらロケハンしています。絵になるロケーションを探したりとか。
ぽん―あ~でも僕も似たようなことをしながらロケハンしているので。旅行とか行ってもここにこのキャラ置くと絵になるなあって気にしちゃいますね
Sena―いいな~ってなるところありますよね
ぽん―共感できます、すごい
Sena―よかった、一人だけ言ってやべ~奴になったらいやだなと思ってました(笑)

次回に続く