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平成最後の夏休みに普通のOLが中国・深センに行ってきた ②

宿を出て、夜ご飯を食べるついでに街を散策します。このエリアのショッピングモール内に美味しい火鍋屋さんがあるとのことで、そこを目的地に出発。

電子決済を捨てよ、街に出よう

道中、美味しそうな屋台がショッピングモールや企業ビル沿いに点々と並んでいました。夜の歓楽街や郊外だけでなく、こんな銀座や大手町みたいなエリアにも屋台ってあるんですね…。
しかしながら、どこもかしこもQRコードを店前に掲げています。駅では現金が使えたけれど、大きいところ以外はもしかして電子決済のみしかできないのでは…?

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そんな不安な思いを抱えながらも、ものは試しということで御茶屋さんでタピオカミルクティーを注文。おそるおそる「…キャッシュ、オーケー?」と人民元を片手に尋ねると、なんと現金が使えました!

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電子決済の街で人民元の味が染み渡ったタピオカミルクティーを無事ゲット。しかも18元というお値段で500mlくらいの大きさ。ミルクティーというよりはティーラテに近く、トッピングで濃厚なホイップクリームもつけてもらいました。深センよ美味しいお茶をありがとう、中国4000年の歴史に大感謝!

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道中、おなかを出したおじさんをちらほら見かけました。最近へそ出しのトップスが再流行してましたが、深センのおじさんの中でも流行っているのでしょうか。

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ショッピングモール着。写真はエントランスにあった爆買いの像。モール内には沢山のショップがあり、どこを歩いても目移りしてしまいますが、まずは火鍋屋さんが先です。

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時刻20時、火鍋屋さんに到着。言葉は通じないのを覚悟の上、店員に2名と伝えると整理番号が記載とQRコードが記載されている紙を渡されました。QRコードを読み取るとWeChatのリンクが開きますが、アカウントが凍結されている為使用できず。番号が近づいたらWeChatでお知らせするシステムらしいです。待ち時間は大体1時間ほどのことなので、自分たちの番号が来るまでモール内を探検することにしました。

名創優品・全家

みなさん名創優品をご存知ですか?最近日本にも進出している中国の雑貨屋さんです。MINISO【メイソウ】とも呼ばれています。ネットではユニクロとダイソーを掛けたような店としても少し話題になりました。でも店内や品揃えははどちらかというと3COINSのような感じ。価格帯は日本円で100円~2000円ほどのものが多かったです。中国では「街を歩けばMINISOに当たる」レベルに店舗展開がされており、滞在中は見かけるたびに寄り道していました。中でも面白かったものがこちら。

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ほぼトランスフォーマー。MINISOは生活雑貨・日用品はもちろんおもちゃやぬいぐるみまで幅広く揃えています。お買い物にきたお母さんは子供にねだられたりするのでしょうか。失礼かもしれませんが、良い意味で中国っぽさを感じます。左のおもちゃはきっとベイブレード…のはず。

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すし詰め状態のぬいぐるみたちです。どこかで見たことのあるようなデザイン、とまではいきませんがアジアではこういう顔の動物のぬいぐるみが好まれるんでしょうね。お値段は日本円で800-1500円くらいですが、全部マイクロファイバー素材で出来ています。手触りすべすべもちもち!サイズが大きくて買えませんでしたが、日本のMINISOでも売ってたら買いたい。

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キティちゃんの生首孫の手。ライセンス的な面が心配ですが、他にもピンクパンサーコラボの商品が展開されていたので、大丈夫だと信じたいです。可愛いけどなんでここにつけちゃったの?

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ルービックキューブ付き歯ブラシ。これもなんでここにつけちゃったんだろう商品ですね。歯ブラシとルービックキューブのコラボ商品を生まれて初めて見ました。でも自分が小学生だったら普通の歯ブラシより欲しいかもしれません。日本語表記だし。

MINISO内を一通り回ってもまだ待ち時間があり、お腹もぺこぺこなので全家ことファミリーマートに寄りました。深セン大体セブンイレブンかサークルKが主流なので、ファミマがあるのは珍しいです。こうやって日本の店舗と比較するの楽しいですよね。

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深センのファミマは、レジ横のホットスナックのバリエーションが豊富でした。特に肉まん。飲茶を生んだ国ならではの豊富さですが、一体中身は何なんでしょう…。断面図からして美味しそう。というか、肉まんの具材ってこんなに思いつくものなんですね。一般的な具材以外だと、段ボール肉まんくらいしか知らない自分にとっては衝撃です。

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他にもファミチキみたいな感じでローストチキンや猪肉が売っていました。あとなんで隣にコンドームが売っているんだろう…。

火鍋屋さんと踊る麺

火鍋屋さんに戻ってきました。先程もらったQRコードの紙を見せ、言葉は通じないものの入店。注文方法がタブレット式だったことが唯一の救いです。何と書いてあるかわかりませんが、メニューのプレビュー画像とそれっぽい漢字から解読し一通りオーダーし、食材が揃うとタブレットを没収されてしまいました。そこは普通のメニューと変わらないんですね。

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シメ用の麺を目の前で打ってくれるというメニュー。文字は読めなくとも、画像一枚ですべてが伝わりますね。折角なので注文したら、食べ終わった後に声をかけてくれみたいなことを言われました。

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人生初の火鍋。熱い!辛い!美味しい!の気持ちだけで食べ進めると、ついにお待ちかねの麺が登場します。

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一本の麺らしきものを持ったお兄さんが華麗に舞ってくれました。麺がすごい伸びる、お兄さんすごいくるくる回る。まさに中国雑技団。麺自体はきしめんのような食感で美味しかったです。
一通り食べたところでお会計。二人で500元もしないくらいのお値段でした、ちなみに現金使えます。日本にも同店舗があるらしいので、火鍋好きな方がいたらぜひ一緒に行きましょう。日本でもあの麺は食べられるのかは不明なので検証したいです。

深センナイトライフ

お腹いっぱいになったところで、再度深センの夜の街に繰り出しました。23時閉店のようなので一旦モールを出ます。そういえば、深センも香港も日本に比べて営業時間が長い店が多い気がしました。飲食店だけでなく、ナイキとかも遅くまで開いてた記憶。

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ここは閉店してるよう。肌着のおじさんがこの街にはやけに多いです。

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昼間は活気のあった街も夜は少し静かです。ビルの隙間から覗く霧がかった空が街灯に照らされ、ちょっとブレードランナーっぽい。香港より深センのほうがサイバー感に溢れているので、ブレードランナー2049は深センの街に近い感じがしました。

その日は金曜の夜だったので、複数の知り合いからおすすめされたoilというクラブに行ってみることにしました。インスタやRAを見る限り、わりとかっこいいイベントがある箱のよう。同じ福田区にありますが、少し離れているのでタクシーで向かいます。

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公道で時速100キロ超えのため、ものの数分で到着。初乗りが14元なので、日本より安いです。

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oilはオフィス街のビル内にあります。日本ではないだろうなあ。こエントランス代は280元でした。日本円に換算するとちょっと高いかも。箱の外や中には年が近そうなキッズたちが沢山いました。刺青だらけのしなやかな身体をした坊主の女性や、堕天使みたいなゴスガール。日本の女の子よりはだいぶ感度が高そう。
この日は90年代のアンセムっぽいベースミュージックとヒップホップが流れてました。スピーカーが左右の天井についてて、その下がソファ席になってました。クラブ座れない問題の良い解決方法ですね。ぜひ日本にも導入して欲しいです。

選曲が好みでなかったのと疲労が溜まっていたので早めに退散。帰り道、かっこいい音楽が流れている箱にはいけてる女の子があまりいなくて、いけてる女の子がいる箱ではかっこいい音楽が流れていないのは何故なのかと改めて考えていたら、カブトムシサイズのゴキブリを2匹見かけました。1日目終了。

続きます。


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