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平成最後の夏休みに普通のOLが中国・深センに行ってきた ③

深センの旅もいよいよ後半戦。と言っても1泊2日なのであまり周れていないのですが、改めて振り返るとだいぶ濃厚な旅でした。もう少し滞在していたらもっと面白いことになってたかもしれません。
というわけで深セン2日目、始まります。

老街で食べ歩き

この日は街をしっかり巡る為に、10時に宿をチェックアウト。宿のおばちゃんにチェックアウトの旨を伝えるものの、チェックアウトという単語は伝わりませんでした。またもGoogle翻訳を駆使し、無事チェックアウト完了です。最後に謝謝とだけ伝えたら、おばちゃん嬉しそうでした。ありがとうおばちゃん。多分もう会うことはないでしょうが、あなたのことは忘れるまで忘れません。

宿を出て地下鉄1番線に乗って老街へ。老街はちょっと竹下通りに似ているというか、台北の西門町みたいな雰囲気です。服や雑貨の路面店から、ショッピングモールもあります。電子市場がある华强路も近いので、その前に腹ごしらえ。

THE ALLEY LUJIAOXIANGがあったので水分補給。日本の店舗はアホみたいに混んでそうなため諦めてましたが、こちらではすんなり購入出来ました。こちらも現金使用可。お酒よりも濃いめのタピオカミルクティーの方が好きだということにこの旅行で気づかされました。今年はやけに鹿モチーフの良いものが多いことにも気づき。2018年上半期で一番お気に入りの映画は聖なる鹿殺しです。

お茶屋さんと同じくらいフルーツ屋さんも存在します。煙草を咥えながらフルーツ切ってるお兄ちゃんが許される国、好きです。衛生的にはアウトだろうけど。
土曜日だったので、街も若者で賑わってます。自分たち以外にはあまり観光客らしき人を見かけませんでした。多分この街でも英語は通じないんだろうなあ…と思いながら、お昼ご飯を探します。

ここは東門街美食街。老街から駅にまっすぐ進み、右折したところにある屋台版フードコートみたいなところ。夜市の屋台をショッピングモールの一角に収めたようなエリアです。深セン初の食べ歩き!

まさか好物の焼餃子に深センで出会えるとは!中国には水餃子しかないと聞いていたのですが、最近はあるんですね。皮は厚くてもちもちしてます。現金で払えたけどお姉さんはあまりいい顔をしてくれませんでした。美味しかった。
どうやらこのエリア専用の通貨が売ってるそう。しかし自分たちはWeChatが使えないので、限られた中で店を探します。

虫の串焼き。見た目の生々しさにやられて購入は断念しました。タイから輸入した食用の虫だそうです。虫々しい。
そういえば昔、友達がタイから食用の虫を持ってきてくれたので日本で食虫会に参加したことがあります。その時もあまり食べなかったのですが、食べたうちの一人が途中虫のような動きをし始めたことを思い出して少し怖くなりました。グレゴール・ザムザは自分たちの人生とも無縁ではないのかもしれないです。

こちらはパイナップル炒飯。王家衛の映画でパイナップルが香港で有名なことは知ってますが、深センでまさかこんなブツに出会うとは。味はバターライスをパイナップル風味にしたような感じというか、なんというか…。一口で断念。酢豚のパイナップルは許せても、パイナップル炒飯だけは駄目でした。米と果実ってあんまり相性良くないんじゃないかな。

フルーツつながりでお口直しにフルーツティーを購入しました。フルーティだけど、あんまり中のフルーツは美味しくない。先程の咥え煙草のお兄ちゃんを少し思い出しました。
他にも美味しいそうな食べ物や気になる屋台はたくさんあったのですが、街を周る時間がなくなってしまうのでここらで退散するはずが、最後の最後にメチャウマフードに出会えました。

焼き牡蠣です。上にあるのは粗刻みの味噌とニンニクのソース。不味くなるはずかない組み合わせです。お腹を壊すから海外の屋台で海鮮は食べるなと父から言われていたのですが、約束は守れませんでした。牡蠣の身が小指サイズくらいしかなかったので、後日日本で再現する予定です。

この老街にある食べ歩き屋台は、深センビギナーにお勧めかもしれません。英語が話せなくとも、実際に食材を見て注文出来ますし、何より多くの中華料理に格安でありつけます。アリペイやWeChatpayなどの電子決済機能も使えれば、北京ダックもお手軽に買えます。自分は買えませんでしたが、だいぶおトクなメニューです。臭豆腐もありますが、乱立する屋台の美味しい匂いのおかげか従来のにくらべ臭さはあまり感じませんでした。駅からも近いしイートインスペースもあるので、観光にはうってつけなのではないでしょうか。ググれば出てくるので、老街でご飯を食べるなら是非ここで。

ゲーセンに寄り道

やっと街に戻り、駅を目指しながら散歩。途中、ゲームセンターを見かけたので少し覗いてみました。やっぱり日常に近いものには弱いです。

ダンスダンスエボリューションみたいな筐体がありました。本家と違うところは、後ろに柵がないところです。柵がないわりには、プレイしてるお兄ちゃんの足取りはだいぶ軽快。どの国にも音ゲーマーはいるようです。

アイカツかと思いました。おままごとができる筐体のようです。こっちでもデータカードダスのような形式は取っているのか気になりましたが、プレイしてないので分かりません。ゲームセンター内も専用コインのような通貨が流通していました。それも電子決済で買うのかなぁ…。

アンパンマンのようなぬいぐるみたち。アンパンマンではない何かを感じさせる風貌です。なんとなく中国らしさを感じますが、粗悪なコピー品でお国柄を感じるのはいかなものか。もちろん、いい意味でオーセンティックだと思います。ポリコレが弾糾される中、常識的に悪いとされものに良さを意味出すことに対して色々な意見はあるかもしれないですが、差別と異を意識するのは別だと思います。知らんけど。

だいぶ寄り道しすぎましたが、そろそろ目的地の华强路に向かいます。はたしてテック系に詳しくもない普通のOLが行って大丈夫なのか。

次回はいよいよ電子市場に潜入します。

続きます。

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