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岸田総裁は再選なるか? 解散は6月or10月以降か?


岸田総裁は再選なるか?

今回は岸田総理と総裁選について解説したいと思います。

今秋、自民党総裁の任期が満了し、
新総裁選出のための選挙が行われます。

もうすぐとなります。

この自民党総裁選で勝利した総裁が
自民党の長として政治を前に進めるかが問われるでしょう。

岸田総理が総裁選で再選するかも注目です。

解散は6月or9月

今回の裏金問題自民党青年局のスキャンダルで、
より解散が打ちにくい状況へとなりました。

もちろん事実関係の整理がまだの部分もあるため、
なんともいえませんが、こうしたスキャンダルが
解散を後退させることになったのは
間違いないでしょう。

 自民党の派閥の裏金問題を受けた参議院の政治倫理審査会を巡り、安倍派の世耕前参議院幹事長に加え橋本聖子元五輪担当大臣ら3人が出席する意向を示しました。
 自民党は安倍派議員ら32人に確認した結果、出席の意向を示したのは3人で1人は確認できなかったと野党側に伝えました。

出典:テレ朝ニュース 2024/3/12 裏金問題めぐり参院政倫審 世耕氏、橋本聖子氏ら3人が出席へ

2023年11月、和歌山県で自民党青年局の懇親会が行われ、露出の多い女性ダンサーが招かれた“不適切な会合”が波紋を広げています。なぜ、“不適切な会合”となったのか、その理由を詳しく見ていきます。(冒頭の部分)

出典:2024/3/11 TBSニュース 日本テレビ自民党青年局“過激ダンスショー” は「ダイバーシティをコンセプト」 今後自民党への影響は【Nスタ解説】

最近、ネットフリックスで昭和のおじさんが令和の今に
タイムスリップしてしまうドラマを見ているのですが、
まさに「ふてほど」視聴者からしたら、
不適切にもほどがある」と叫びたくなっているかもしれません。

この結果、4月の解散は当然として難しく、
予定通り3選挙区での補欠選挙が実施されるでしょう。

ただすでに長崎3区は自民党が候補者を擁立せず、
東京15区は無所属候補を与党が支援する形となるなど、
自公の命運は島根1区に委ねられました。

仮に島根1区で自民が敗れれば、総裁選は今年の秋が
濃厚となり、公明党の石井幹事長のおっしゃるように、
今年の秋に新総裁が解散を決断する可能性が高いといえます。

一方で島根1区に勝利した場合も、与党が支援する15区の
候補者の戦況次第ですが、支持率の危険水域から
脱しない限りは解散できない可能性が高いと考えます。

全ては国民の声次第です。

ポスト岸田と自民党総裁選

続いてポスト岸田について真面目に解説します。

メディアですと1位は石破元幹事長、2位は小泉元環境大臣、3位は上川外務大臣
いった顔ぶれが並びます。

そして今回の一件で安倍派の西村前経産大臣や萩生田前政調会長は
2024年の総裁選候補ではないでしょう。

前回の総裁選で戦った河野デジタル大臣は、
基本的に現在の岸田内閣の一員であることと、
麻生副総裁、菅前総理ら大物議員の支持が
得られるかが課題です。

自民党総裁選挙で勝利するには、
一定の党員票と議員票です。

前回の総裁選で高市氏に次ぐ3位の
議員票だった河野氏の上積みに注目です。

一方で高市経済安保担当大臣は、
ここ十数年間は無派閥であり、今回の裏金問題とは
距離がある
自民党議員です。

この部分は元派閥長である石破氏や麻生派の河野氏、
旧岸田派の上川氏とは対照的な位置でもあります。

自民党の安倍派、二階派、岸田派、森山派、
谷垣グループ等の主要派閥が解消されたことで、
より支持が得やすくなったともいえます。

3月6日。国会内の会議室に17人の自民党議員が集まり、『「日本のチカラ」研究会』の4回目の勉強会がマスコミ非公開で行われた。
この研究会は、高市経済安保担当大臣が去年11月に立ち上げた勉強会で、会員は50人ほど。現在の自民党最大派閥である麻生派の55人に迫る規模だ。

出典:2024/3/10 TBSニュース「天の時を待つ」自民・高市早苗氏 “保守の希望”は安倍晋三元総理亡き今、“勝負の半年”をどう動く

これ以上は語りませんが、
おそらく自民党の衆議院当選4-5回の議員もまた
今回の総裁選で台風の目になる候補が
近々出るかもしれません。

6月解散なら岸田、10月解散なら乱立へ

もし岸田総理が6月に衆議院解散すれば、
自民が単独過半数ライン前後を確保し、
総裁選挙に再選すると思われます。

総裁選挙に勝利すれば、岸田総裁の2期目はこんな感じです。

2025年夏 都議会議員選挙、参議院議員選挙

2027年春 統一地方選挙

理由は簡単で裏金問題で自民支持層を減らしても、
受け皿となる候補者を他の野党が擁立できていないこと
が挙げられます。

前回の衆議院選挙では
甘利前幹事長、石原元幹事長をはじめ多くの自民党のベテラン議員が
小選挙区で落選したものの、
肝心の立憲民主党もまた中川元文科大臣や小沢一郎氏を筆頭に
旧民主党の重鎮も小選挙区を落としてしまったのです。

これが次の衆議院選挙でも同様のことが起きると
考えています。

そうなれば参議院選挙次第ですが、岸田総理が通算6年もの
任期を務めることになります。

一方で次期総裁選で岸田総理が不出馬となれば、
総裁候補が多く出馬されるでしょう。

まずは岸田政権の官房長官を務める林官房長官や
自民党幹事長の茂木幹事長をはじめ、
先ほど述べた候補者が乱立する可能性もあります。

候補者が多ければ多いほど、
決選投票での勝利のために議員票の固めが
求められますが、派閥がない以上、
パーティーも出来ない政策集団で資金を集められず、
人事にも関与できない以上、議員本人の腕でしか
集めることが難しいかもしれません。

  • 河野デジタル大臣

  • 茂木幹事長

  • 林官房長官

  • 高市経済安保担当大臣

  • 石破元幹事長

  • 上川外務大臣

  • 野田元総務会長

  • 小泉元環境大臣

今だけでも8人のポスト岸田と言われる先生方がおりますが、
この他にも名乗りを上げる可能性が高い人物も多いでしょう。

肝心なのは衆議院選挙の任期が残り1年に近い段階で
勝てる総裁を選ぶ必要があります。

国民的支持と党内の支持の両方を鑑みた総裁と人事によって
決まる可能性が高いでしょう。

いずれにせよ予測不能な展開でアツい選挙イヤーですね。

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