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ひとつの屋根の下で初対面の2組

ゲストハウスをはじめて、初めての繁忙期。ありがたいことに毎日お客さんに来ていただいております。

ただ、そこで気がついてしまったのです。自分たちの不甲斐なさに。

うちは古民家ゲストハウス。共有スペースと部屋が2部屋。ひと部屋は ドミトリー扱いにしているのですが、この時期は両方ともグループでの予約になります。

淡路島は関西も近くて観光地ということもあり、ファミリー層が多いのです。

その結果、どうなるかというと、ひとつ屋根の下で初めて会ったグループ同士が一夜を過ごすことになるのです。

我々は気を使って、遠慮して、建物内にはおらず、外でBBQしたり、となりの家に行ったりしているのですが、ひとつのグループだけだと笑い声など賑やかな声が聞こえてくるのですが、もうひとグループが帰ってきたとたんに、家の中の音が消えてしまうのです。

初めて会うグループ同士が話し声や物音に気を使いながら過ごしているのかも。

って。

楽しい旅行で来ているのに、夜はとなりに気を使って音を立てないようにするだなんて。なんだか本当に申し訳ない気持ちになりました。

僕らは外で当たり前のようにBBQをしてますが、きっと来た方ものびのびと広い夜空を見ながらBBQもしたいとは思うのです。

そんなのは街中の暮らしだけで十分。なんで山の中に来て、狭い家に閉じ込めてしまうようなことになってしまうんだろう。それを見ながら、我々が外でBBQをしてるっていうのもなんかへん。せっかく山奥に来たんだからのびのびと楽しい時間を過ごしてもらいたいなと。

このままだと、単なる箱貸し。我々はそんなのを望んでいるわけじゃなくて、ゲストハウスって交流があるっていうおもしろみもある。

そうならないために、潤滑油としての役割の我々が共有スペースにいるということがひとつの解決策かなと。そして、BBQプランも紹介して、それぞれがBBQを楽しむっていうものありかなーって。


もちろん、自分たちの来て欲しいと思う客層はあり、自分たちのもっている芯はブレないように、少しでもその層にアプローチできるように頑張っていきつつ、だだそれだけではなくて、今、この偶然でも草地家に来てもらった方には、ここに来てよかったと楽しんで帰ってもらいたいなーっていう思いがあります。


と、今日も外で2人でBBQをしながら感じたのです。


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