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以下では、モーツァルトの「歌芝居」(Singspiel)「魔笛」について、専門の音楽評論家には決してできないミーハー的評論を行なうこととする。 ミーハー的とは何か?音楽評論家であれば、歌手の歌唱力、演技力について、深い蘊蓄と鋭い視点での批評を行なうことが期待される。 私にはそんなことは分からないし、このnoteは映画のシリーズであってオペラ鑑賞のページではないので、劇場まで足を運ぶのは省略してDVDで鑑賞し、「パミーナが何と魅力的だろう」という類の話をしたいと思う。
私の頭の中で「オズの魔法使い」と対になっているのが、ソ連映画「石の花」だ。 これは、ロシア・ウラル地方の民話「石の花」をもととして1946年に作られたソ連最初の色彩映画。日本で最初に公開された色彩映画でもある。 私は小学生の時にこの映画を見て、非常に強い印象を受けた。 しかし、1980年ごろまで、映画を自分で自由に見ることはできなかった。だから、長い間、私にとっての「石の花」は、小学生の時に見た記憶としてだけ残っていた。 トカゲが銅山の女王に変身する場面。あるい
「オズの魔法使い」は、1939年に公開されたアメリカ映画。 ドロシー・ゲイル(ジュディー・ガーランド)は、エムおばさん、ヘンリーおじさんに育てられて、カンザスの農場に住んでいる。 カンザスというのは、アメリカでは「ど田舎」の代名詞である。 ドロシーは、「虹の彼方に幸せがある」と思っている。 ドロシーがこの歌(Somewhere Over The Rainbow)を歌うところは、映画史に残る名場面だ。 彼女は、愛犬のトトとともに、 竜巻で吹き飛ばされる。
「アレクサンドル・ネフスキイ」は、セルゲイ・エイゼンシュテインの1938年の作品。 後で述べるように、これはクルスク戦車戦(1943年)の予言になっていた。この事実は、これまで指摘されていなかったことだと思う。 12世紀から、「北の十字軍」と呼ばれるリヴォニア騎士団、ドイツ騎士団などが、北ヨーロッパ、とくにバルト海沿岸南東の異教徒に対して遠征攻撃を仕掛けてきた(ロシア正教は、異教扱い)。 1240年、ドイツ騎士団がロシアに侵入したが、ノヴゴロド公アレクサンドル・ネ