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目次

はじめに  3

第1章 独学の第一歩を踏み出そう 21
1.「独学は難しい」という思い込みから脱却する  22
独学の勧め/「勉強するには学校に通う必要がある」という偏見/独学に才能はいらない

2.なぜ独学のほうがよいのか?  27
独学は受け身でなく、プルする/独学なら、必要なことを重点的に勉強できる/独学は楽しい/ITの発展で独学の優位性が増した/独学には欠点もある

3.とにかく始めよう  33
始めるための3つの提案/提案(1):検索して調べる/提案(2):新聞で、第3面までの見出しを毎日チェックする/提案(3):SNSで検索する/大げさに考えず、とにかく第一歩を踏み出そう/スタートしてから準備する/敵・味方理論

第2章 独学者たちの物語 43
1.外国語を独学でマスターした人たち  44
外国語を独学で習得したシュリーマン/全文丸暗記法/誰かに聞かせる/フォン・ノイマンも丸暗記法

2.良き時代のアメリカの独学者たち  50
印刷物を読みあさるフランクリン/独学人生のリンカーン/鉄鋼王カーネギーの恩返し

3.数学者や自然科学者にも独学者 55
独学の数学者たち/独学の自然科学者/独学の発明家

4.独学の芸術家  64
ゲーテや鷗外も文学者としては独学/ルソーとダーガー

5.独学への先祖返りが起きる  67
ノスタルジーではない/独学の人は権威にめげなかった/独学者だからこそ、自由な立場で新しい発想ができた/新しい時代が始まっている

第3章 私も独学で勉強した 73
1.私は学生時代から独学を続けてきた  74
最初は顕微鏡と望遠鏡を作る/公務員試験のために経済学を独習した/逆向き勉強法

2.大学を出てからの独学  79
プレゼンテーション用の英語を独学した/教師と学生の差は縮まっている/ファイナンス理論を独学で習得/仮想通貨について勉強/ウェブサイト構築法も独学/大学で勉強することの意味

第4章 独学は新しい働き方を可能にする 87
1.学歴獲得から能力獲得へ  88
これまでの日本の勉強は学歴獲得が目的だった/「大学名」が重要なシグナルだった/日本は実力獲得の勉強で負けた

2.時代が急速に変わるので、不断の勉強が必要  93
急速な技術進歩でディスラプターが登場する/変化はチャンスを意味する/組織人でなく、市場価値がある人間に/経営者にとっても自己投資が重要/人生100年時代は、いつまでも勉強を続ける時代

3.フリーランサーや兼業を目指せ  101
フリーランサーの時代が来た/10年後には、アメリカの労働者の半分以上がフリーランサーになる/起業やフリーランスを容易にする条件の変化/兼業や副業で準備し、定年後にフリーランサーに/完全なフリーランスでなくとも、兼業・副業の可能性/日本でも兼業を認める会社が増えている/インターネットを通じてサービスを提供する

第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか? 113
1.社会人向け学校はビジネス  114
ビジネスとしての教育/なぜ教室に行くのか/英会話教室に行くのは無意味/パソコン教室は無意味/学校教育と社会人教育の違い

2.ギルドの一部としての学校  119
独学が容易な分野と困難な分野/ギルドによる職業免許との戦い/印刷術の進歩で徒弟制度が崩壊/シグナルとしての資格は意味があるか?

3.学校でなければできないこと  123
学校のほうが効率的な場合/大学の効用は人的交流/新しい大学MOOCsとは

第6章 独学を継続させるには 129
1.継続のためのテクニックこそ重要  130
継続は力なり/継続のために必要な4つのこと

2.独学を続けるには具体的な目的が必要  134
勉強する目的は何か?/「できることと、できないこと」の見極め/長期目標だけでなく、中期目標も決める

3.強いインセンティブが独学を牽引する  138
インセンティブの基本は向上心/勉強で上昇できる社会は健全/勉強を自分に強制するような環境を作る

4.勉強は楽しい  142
好奇心こそ勉強の推進力/知識がないと興味がわかない

5.教えることによって学ぶ  146
知識を増やしたければ教えよ/教師と学生の差は3日間/ブログで発信してみる

6.どうやって勉強の時間を作るか  150
忙しくても時間は必ず見出せる/無駄なことを切り捨てる/日常生活を見直してみよう/通勤電車が独学に最適の環境

第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか? 155
1.独学では自分でカリキュラムを作る  156
独学の最大の問題はカリキュラムの作成/過去問や教科書でカリキュラムを作る

2.問題は何か。重要なことは何か  160
「問題を探すこと」の重要性/重要なことは全体の2割/「crucial なこと」を教えてくれるのがよい教師

3.重要である2割をどう探すか?  163
基礎から一歩一歩でなく、とにかく高いところまで/バイパスすることが正解である場合

4.書籍から知識を得るテクニック  165
読書の技法/大学院生のとき、図書館の本をどう読んだか?/本に書き込みをしよう

第8章 英語は独学でしかマスターできない 171
1.英語の必要性がますます高まる  172
どんな仕事をするにも英語が必要/内向きになった日本人/子供は言葉を独学で習得している

2.専門分野の英語が必要  177
ビジネス英語で重要なのは専門用語/英会話学校では専門用語を教えない

3.文章を丸暗記する  180
文章の丸暗記こそ最も簡単/名文句を覚える

4.聞く練習に集中する  183
なぜ聞くことが重要なのか/聞ければ話せる/正確な英語を書くのは難しい

5.教材となる音源はウェブにある  187
かつて、音源の入手は容易でなかった/いまでは、インターネットに音源をいくらでも見出せる/専門用語を勉強するには/YouTubeにある英語教材/日本語に翻訳して理解しようとしてはいけない

6.通勤電車の中で勉強する  194
通勤電車は勉強に最適の環境/2年間勉強すればよい/英語を「味方」にしよう/ビジネスで使う英語は、独学でしか習得できない

第9章 検索は独学の重要な道具 199
1.知識を「プルしよう」という態度が重要  200
検索の前に、「何を知るべきか」をはっきりさせる/検索は、まず「態度」の問題/情報は自分で探し出す/検索では、体系を知らずに知識を得られる/逆向き勉強法がきわめて効率的にできる

2.検索のテクニック  206
目的の対象に絞り込むにはどうするか?/検索語が分からないときにどうするか?/八艘とび検索法/いくつかの注意事項

3.検索の落とし穴  212
落とし穴(1):信頼性の欠如/落とし穴(2):体系性の欠如/知識を体系的に学ぶには/フィルターバブルとは/最先端の分野は英語のサイトが多い

第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる 219
1.AIが人間の知的な仕事を代替する  220
ディープラーニングでAIの能力が高まる/ブロックチェーンは経営者の仕事を代替する

2.AI時代には独学がやりやすくなる  222
セマンティック検索で検索が容易になる/パターン認識能力の向上で、検索できる対象が広がる/ブロックチェーンに個人の学習履歴を記録する

3.AI時代にこそ、学ぶことの価値は高まる  227
何が人間の仕事か? 人間は何をするか?/AI時代には、問題意識の重要性はますます高まる/AI時代にも外国語の勉強は必要/アイデアを発想するためには知識が不可欠だ/AIは疑問を抱くことができるか?

図表
図表1−1 思い込みから脱却しよう 24
図表1−2 独学と学校の長所、短所 29
図表1−3 とにかく始める 35
図表4−1 技術進歩が勉強の必要性を強めている 97
図表6−1 独学を継続させるために必要な事項 133
図表7−1 カリキュラムに関する学校と独学の違い 157
図表9−1 検索の手順 210

索引  239


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