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人生100年時代を現役で生き抜く:目次

 「人生100年時代」が訪れようとしています。これは、社会にとっても個人にとっても、新しい可能性であるととともに、様々な新しい問題を解決しなければならないことを意味します。
 人口高齢化を社会全体から見ると、労働力不足社会保障制度の維持という深刻な問題の解決が重要な課題です。これらは、これまで世界のどこの国も経験したことがなかったような問題です。

 個人も、「定年まで会社勤めをし、退職したら年金で悠々自適の生活を送る」という考えを、大きく転換させなければなりません。これまでわれわれが慣れ親しんできた生き方は、大きく変えなければならないでしょう。

 こうした新しい問題に対して、我々一人一人と日本社会がどのように対応していくかが、日本の未来を決めます。
   われわれがこの問題にどう対処していくべきかを考えます。

 *で示してあるのは、当該ページへのリンクです。内容は、これから追加・拡充されます。

第1章 平均寿命の伸張と雇用の延長
1.「人生100年時代」

   1.高齢者の就業率を引き上げるには
 2. 高齢者が働くと、税率50%の税がかかるのと同じことになる

2.社会制度の改革が必要
・さまざまな制度(定年制度、社会保障制度など)における高齢者の定義を変えるべきだという意見がある。
・「働くことが損にならない制度」を作ることが必要

3.働き方に関する考えも変える必要
・それに応じて、個人の生き方も変えるべきだ。基本的な考え方の転換が求められている。「退職後悠々自適」ではなく、「いつまでも元気で働き続ける」
・依存すべきは、国(公的年金)、組織(定年延長)、自分自身(働き続ける)のどれか?
 これまでは、国や組織に頼ろうとした。しかし、これからは、それは出来ない。頼れるのは自分だけ。
 そのためには、早くからの準備が必要。

第2章 労働力の需給がどうなるか?
1.若年者が減り高齢者が増えるので、労働力が減少する
  *将来人口推計が意味するもの
  *深刻な労働力不足が、甘い経済見通しで覆い隠されている
2.将来推計
  *労働力人口は2032年までに1000万人減少する
  *日本は深刻な労働力不足経済に突入する

・労働力供給が減るだけでなく、医療介護分野での需要が増えるので、その他の産業の労働力確保は難しくなる。
  *医療介護従事者が全体の4分の1になる
  

3. 労働力不足を解消するために必要なこと
・これに対する対策としては、まず女性の労働力率引き上げがある。このために必要なこと。
・第2に、外国人労働力の受け入れ増が必要。これに関して、これまで行われたこと。今後必要なこと。
・以上だけでなく、高齢者の退職年齢の引き上げが必要。
 これに関して、これまで行われたこと。
 問題点:社会保障との関係、企業の活力維持。
 *高齢者の就労促進は、将来の労働力不足をどの程度緩和できるか?

   *外国人労働者の新「在留資格」は弥縫策、本当の問題は移民を認めるかどうか

第3章 社会保障制度がどうなるか?
1.年金制度
・費用負担者が減り受給者が増えるので、社会保障財政は逼迫する。

65歳支給が継続できるとする財政検証はトリック
 
2014年財政検証は、保険料を引上げずに65歳支給を継続できるとしているが、これは、高い実質賃金伸び率をを仮定することによって実現するトリック。

・年金制度。財政検証、支給開始年齢引上げ。
・年金の所得代替率はどうなるか。

  *年金制度の見直しが必要になる
  *年金支給開始を70歳にせざるを得ない理由 
  *年金額圧縮か、支給開始年齢引き上げか  
       *20年後の日本と世界を考える(3):年金制度の見直しが必要になる

2.医療保険制度
 後期高齢者制度の自己負担率。
 介護制度の問題。
 *高齢者が働くことへの罰則的措置は、介護保険にもある
 *高齢者が働くと、医療費の自己負担で破滅する危険がある

第4章 働き続けるための制度整備
1.高齢者が働くための制度整備が必要
  *
高齢者の就業率を引き上げるには

2.年金
・在職老齢年金制度の改正
  *高齢者が働くと、税率50%の税がかかるのと同じことになる
  働いたら損する在職老齢年金制度は、廃止すべきだ
  

3.医療保険
・医療保険制度における自己負担(働くと、高くなる)

第5章 「働き方改革」批判
1.政府の「働き方改革」

・組織に雇われて働くことが前提とされている。
・「人生100年」という問題意識が弱い。

2.本当に必要なこと

第6章 フリーランサーとして働く
1.フリーランサーの時代が来た
・組織に依存した働き方をするのでなく、自分で収入を獲得する道を開くべきだ。
・ダニエル・ピンクは、すでに2000年において、フリーランサー社会の到来を予言した(『フリーエージェント社会の到来』(Free Agent Nation)ダイヤモンド社 2002年)。
・技術もそのような方向になっている。
 シェアリングエコノミーは、組織に依存せずに働く可能性を開いている。例えばタクシー会社に雇われるのではなく自分でタクシーをする。ホテルと同じことを自分の持っている不動産で行う。オフィスについてもシェアオフィスが広がっている
 クラウドソーシング。オープンイノベーション。

  *フリーランサーとして働く

早くから準備を
https://note.mu/yukionoguchi/n/n336346ac3e51

2.アメリカにおけるフリーランサーの状況

3.日本の状況
・日本の会社も、兼業・副業を認めるようになってきている。 
 政府もその方向を打ち出している。
 定年延長で会社に残るのでなく、自分の能力を発揮して新しい働き方を探し出していくべきだ。
・新しい働き方への試み。西粟倉村、鳥取県。

4.フリーランサーへの準備
・若い時から、フリーランサーに向けての準備を開始すべきだ。
・1つの仕事だけで生活を支えるのは、まだ難しいかもしれない。主たる仕事を持ちつつ、それと同時に、フリーランシングで可能性を拡大していくということを考えるべきではないか?
 *「食い詰めた者」が未来を拓く
 *アイディア農場プロジェクト:日本経済(その2)

5.フリーランサーの時代に向けての条件整備
 ・現在の日本の税制はフリーランサーに不利。これを変える必要がある。
 ・インターネットを通じる送金制度が必要。
 日本の税制はフリーランサーを抑制している可能性がある  4365

第7章 私自身の経験を振り返って思うこと
1.タテ社会をヨコに動く

2.最初の出版

3.組織に頼らずに生きるということ



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