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QRコードで見られるバスのリアルタイム運行状況

 私がいつも使っている「ムーバス」(吉祥寺のコミュニティバス)では、停車場に表示されているQRコードから、バスのリアルタイム運行状況を見られるサイトに飛べるようになっている。
 リアルタイムの時刻は、かなり正確だ。
 バスは、電車に比べて時刻表通りの運行が難しい。これまでは、なかなか来なくてイライラすることがあった。遅れるにしても予測ができるだけで、状況は大きく改善する。
 ムーバスを運行する関東バスでは、他の路線でも導入しているようだ。

 リアルタイム運行状況のサイトを作ることはこれまでもできたが、そのアクセスのためにURLを入力しなければならないのでは、とても使えない。スマートフォンによるQRコード認識が簡単にできるようになって、初めて多くの人が手軽に利用できるようになったのだ。
 停車場に表示されているQRコードをスマートフォンのカメラで撮影し、Googleフォトに保存しておく。そして、グーグルレンズで認識させれば、どこにいても、運行状況のサイトを見ることができる。

 これまでQRコードは、「宣伝サイトへの誘導」というイメージに付きまとわれてきた。 それが、「日常生活で必要な情報を提供しそれを利用するための不可欠な手段」になってきていることを実感する。

 システムの構築にはコストがかかるだろうが、運用は、ほとんど自動的できるだろう。少なくとも、便利さの向上は、明らかにコストを上回る。
 本当は、JRが導入して欲しいサービスだ(最近では、電車もバス並みに時刻表が信頼できなくなってきているので)。
 広告に力を入れるのもよいが、もっと乗客への情報提供を充実して欲しいものだ。



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