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みんなの意見はおおむね正しい

 これまでの選挙もそうでしたが、今回の参議院選挙でも、いま日本が直面している本当に重要な問題についての論議が行われていないという危惧を強く持っています。

 noteでのアンケート調査の試みを始めた直接のきっかけは、与野党の政治家の方々がこのアンケートの結果を見て、これまでの論点の立て方が誤っていたことを認識してほしいと思ったことです。
 また、マスメディアの方にも、人々がを考えていることと報道の重点がずれていないかを知ってほしいと思います。

 ネットでは、過激な意見やフェイクニュースが飛び交っていると指摘されます。
 そうしたことがあるのは、否定できません。しかし、それが多くの人々の普通の意見なのかと言えば、多いに疑問があります。
 これらは、もしかすると、1部の人々の行動が誇張されて大きく伝えられているだけのことかもしれません。昔から、「犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛めばニュースになる」と言われてきました。メディアの報道では、人が犬を噛んだことだけがことが過大に伝えられている可能性があります。

 数がすべてを決するわけではありませんが、多数の人々がどう考えているかを知るのは重要です。

 「みんなの意見は概ね正しい」というのは、市場経済の動きに関して様々な証拠で裏付けられていくことです(ジェームズ・スロウィッキー 、『 「みんなの意見」は案外正しい 』、角川文庫) 文庫、 2009)。

 民主主義制度の基本にあるのも、このような考え方です。
 インターネットは、このような方向推し進めるものとして、当初は期待されました。しかし、現実には逆の方向に向かっている傾向があります。これを改善する努力は重要なことです。
 また、そのための道具も整いつつあります。
 noteでのアンケート調査は、そうしたものの一つです。


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